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紅葉にはまだ早かった丹波大菩薩道

 本当は神戸岩に向かった日に山に行こうと思っていたのだが、事前にヤマレコで目的地(大菩薩)の山行レポをよんだところまだ紅葉が色づいていない様子。 そのためちょっと遅らせて出発日をスライドさせた。 考えてみれば昨年も20日ごろに行って素晴らしい紅葉を見ることができたわけで、例年なら丁度いいタイミングのはず。 そんなわけで早起きして大菩薩へと向かった。 

 数日前から夏が忘れ物をを取りに戻ったかのように気温が上昇したせいで暑苦しくて(すでに毛布と集めの洋掛けをかけている)目が覚めてしまい眠りがよく取れなかった。そのため電車・バスの中でしばしば居眠りをしてしまうが、何とか乗り過ごすことなく甲斐大和駅へ到着。 始発のバスはちょうど席が全部埋まる程度の混雑だったため臨時バスが出るほどではなかった。 平日のせいもあるだろうが、紅葉が遅れているので出足が鈍いのかもしれない。

 上日川峠に降り立つとさすがに下界よりはひんやりしているのだが、それでもこれまで何度か来た時より2~3℃高い気がする。一応カップ麺やお茶用に別途ペットボトルはは持ってきているのだが、ハイドレーションパックは小さめの900ccしか持ってきていないのであまり気温が上がるとやや不安である。 とりあえずロッジ長兵衛の流しっぱなしの湧水でたっぷり水を汲ませてもらい出発する。

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バス停前から見た南アルプス。やはり甲斐駒は良い

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ロッジ長兵衛は相変わらず平日休み


歩き始めてすぐ昨年と全く違うことに気付いた。 葉っぱが全く色づいていない。 ポツリポツリと色づいているものはあるのだが、大半はまだ緑~ライム色で紅葉・紅葉というにはほど遠い。 出発を4~5日遅らせた程度では足りなかったようだ。 でもまあ、こうやって青々とした葉っぱの大菩薩にはまだ来たことはなかったので、これはこれで悪くない。 

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まだ青い

福ちゃん荘を過ぎ、なだらかな道を進んでいくと綺麗に色づいた一角があった。 日当たりの加減か風通しのせいか何かなのだろうが、こうして色づいてくれていると、まるで自分を待っていてくれていたかのようで気分がいい。全山燃えるような紅葉というわけにはいかなかったが、とりあえずこれだけでもありがたいものだ。
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勝縁荘、苔むした岩が転がる伏流水の沢と、味わいのある眺めを楽しみながら先へ進み大菩薩峠へとたどり着く。 ドピーカンに大眺望。 何度来ても気分のいい場所だ。 上日川峠からなら体力もそれほど必要ではないし、写真を撮るにもいいし、食事をするにもいいし、天候を選びさえすればこれだけハズレがない場所というのもちょっと珍しい。

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 とりあえずここでは写真を撮ったらすぐ丹波大菩薩道へ入るつもりだったのだが、あまり抜けるような青い空に誘惑されてしまい、親不知の頭まで足を延ばしてしまった。 何度も来てわかっているのだが、親不知の頭のほうが富士山から八ヶ岳まで遮るものなく見えるため介山荘の前よりも眺めがいいのだ。

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親不知の頭まで

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賽の河原方面

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 親不知の頭の眺望を堪能したら引き返して改めて丹波大菩薩道へと歩を進める。 なんにしても初めての道というのは緊張するものだが、なにか一度歩いたことがあるような不思議な既視感を覚えた。 何かに似ているといえば川苔山からの下りの雰囲気に何となく似ているのだ。 なんとなく木が荒れている感じの丹沢、明るい林の奥多摩、森が濃密で北側の斜面は林床に苔がみっしりの奥秩父というのが大まかなイメージなのだが、なんとなく明るい奥多摩の森のような雰囲気だ。

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荒ぶるドラゴンのような倒木の残骸

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やや色づき

 下り基調なのでスタスタと進んでいくが、やはりあまり眺望はないし、牛ノ寝通り同様かつての生活道路なのであまりアップダウンもなく単調だ。 当然人気もないのですれ違う人もほとんどおらず、最初の一時間ですれ違ったのは小菅大菩薩道を駆け上がってきたトレイルランナー一人だけだった。 そんなわけなので緊張感もなくポケーっと歩いていたのだが、やはり大自然は舐めてはいけない。  一寸脅かしてやるかとばかりに登山道をふさぐように大きく折れた枝が転がっていた。 これだけならどうということはないのだが、ふと上を見上げると、先のほうをポキポキと手折られ葉がしなびて茶色くなっている枝がいくつもある。 

 ・・・あれ、これって熊棚(熊は下に落ちているドングリは食べず、枝を折って枝の先に成っているドングリを食べるので棚のような跡ができる)じゃね?

 ここまでウンコや幹のひっかき傷は無かったが、これがあるということはやはりここもツキノワの生息範囲なのだろう。途端に緊張しわざとらしくスティックをカチカチ打ち鳴らしながらの歩きに切り替える。 まあめったなことはないと思うが、下手なところで襲われると助けを呼ぼうにも人里まで遠いし、すれ違う人もいないので異変も察知してもらえないだろうから用心するに越したことはない。

 こうして熊の痕跡らしきものを見てしまうと、森の中でのガサガサ音にも過剰に反応してしまう。 鹿だったり鳥だったりしても姿が確認できるまでは安心できない。

 峠から30分ほどで分岐「フルコンバ」に着く。 昔はこの辺に小屋があったそうだが全くその面影はない。 さっさと先へ進む。
なを、昔はこんな感じだったようだ。

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フルコンバ


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フルコンバを過ぎたところにあった熊棚らしきもの

 そのまま下っていくと下には黒豆のようなウンチが落ちていたりする。 これは鹿の落とし物だが、まあこっちのほうが普通であるな。それにしてもなんでわざわざ人が通る道にばらまいていくのだろうか。 彼らもこちらのほうが歩きやすいのだろうけど。

単調な道を下り続け、12時ごろにノーメダワに到着。ここでお湯を沸かし昼食とする。 帰りは丹波のめこい湯でソバを食べる予定なので今日はカップ麺は作らずあんパンと紅茶だ。 風防を忘れてしまったので弱い風でも火が煽られてしまいなかなかお湯が沸かない。 これは失敗した。
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ノーメダワ

 食べ終えたら屈伸をしてすぐ歩き始めるが、この辺りで後ろから人の気配を感じた。 健脚なおじさん(自分ももうオッサンだが)ハイカーで、昔のミレーのリュックが味わいがある。 「こんなとこ歩く人他にいないと思ったよ」とのことだが、確かにあまり面白みはないし、自分もここまで徒歩踏破の線をつなげたかっただけなので変な人の部類に入るのだろう。 しかしこれほど単調だと大菩薩嶺頂上から丸川峠に回ったほうがよかったかもしれないなと二人で愚痴をこぼしながらつかず離れずで歩き続けた。

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追分分岐

 おじさんは追分の分岐で休憩に入ったので再び先行。 あまり追いつかれたり抜かれてばっかなのも癪なのですこし飛ばし気味に下ると、雰囲気の良い沢沿いの道になってきた。  二つの小さな沢が合流する当たりの木橋を渡ったところで甘く香ばしいお菓子のような匂いが漂ってきた。 花も咲いてないし何かと思ったのだが、なんでも後で聞いたところによるとカツラの落ち葉は甘い匂いがするらしいのでひょっとしたらそれなのかもしれない。 それにしても森の中でほんの一角だけ甘い香りが漂ってくるのは何とも不思議な感覚であった。

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不思議と甘い匂いのした沢沿い

 沢を離れて道を先へ行くと、またちょっとした平坦地と分岐のある「藤ダワ」に到着。 ここから北のほうに進んで沢沿いの道を行くか、高尾天平の尾根通しに進むかだが、沢沿いのほうが気分のよい道だろうと思うのに、なぜか高尾天平へのルートをとってしまった。 登り返したところで何があるというわけではないのだが、労多くして実りが少なくても尾根通しに進みたくなるのはもう病気のようなものだ。 ちなみに頂上は東急ホテルのナショナルトラストなのか、なんかそういう主張をしている横断幕が掲げてあった。そして森の手入れをしているのか軽トラと数人の作業員がいたが、ハテどっから登って来たんだろう。
 
 下り始める辺りでそこそこ眺望が開け、休憩にちょうどいい東屋もあったのだが、急いで降りれば温泉に入ってもギリギリ3時42分のバスに間に合うかもしれないという色気が出てきたので休憩もそこそこに下り始める。 が、追分からの下りで飛ばしすぎたのが今になって祟ってきたか、大菩薩峠からずっと下りなのでいい加減疲労がたまっているのか、ずっとサボっていて足の筋肉が弱ってきたのか定かでないが、膝の裏が痛くなってスピードが出なくなってきた。  眺望もないしあとは本当に町まで降りるだけなので早く下りたいのだがもどかしい。  

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丹波山村まで降りてきた

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吊り橋の向こうに温泉が見える

ようやく車道に出てもそこからはまだまだあり、一旦橋を渡ってぐるっと回りこまないといけないのだった。 ようやく看板が見えてきて、温泉のある道の駅の前までやってきたのは午後3時!3時42分のバスに間に合うには急いで着替えて入って20分程度か・・・ゆっくり飯食って6時のバス待つかどっちかな・・・と胸算用しながら吊り橋を渡った奥にある温泉の建物のほうに向かったのだが、ここで地獄に突き落とされることになる。

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がび~ん

定休日かよ。
じゃあお土産でも買うか、と道の駅のほうに戻ったのだが、要するにこの道の駅と付帯設備全部が木曜定休なのであった。だいたいこういう設備は正月休みでもなければ年中やってると早合点した自分がバカなのであるが、自転車でやってきたサイクリストもぽかーんとしていたのでやはり「木曜定休」というのは想定外の人は多いのだろう。

それにしてもここで疲れを癒やして早めの晩飯も食うつもりだったから完全に当てが外れてドッと疲れが出てきた。 途中、郷土資料館に寄ってくればよかったかなと思わなくもなかったが、これで温泉に入れずバスも6時過ぎまで待たねばならないとなったら目も当てられない。やはりここはスルーして正解だったのだろう。

 とりあえず3時42分のバスに乗り奥多摩駅へ向かう。この時点で温泉に入る気は完全に失せてしまったため、もえぎの湯で食事をとることも自動的になくなっていた。 駅前のこうらくはもう営業時間を過ぎているし、なんか軽く食べようにも気安くは入れるところがない。 奥多摩駅の2Fにはまた新しくカフェがオープンした(2012年にオープンしたアースガーデンは2014年に閉店)ようなのだが、値段はわからないし、ほんの一杯か二杯飲んで1時間に二本しかない電車を逃がすのも嫌なのでそのまま帰宅することにした。 今回はどうも下山後がうまくいかなかった山行であった。


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 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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