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念願の冬・清八山~三ツ峠縦走

昨秋のうちに行けなかったので、一年ぶりに清八山へ向かった。

昨年の今時期にも清八山から三ツ峠への縦走は考えていたのだが、前日の降雪が山頂付近で予想以上に多かった上、装備の事前セッティングが悪かったことも相まって大幅にタイムロス。 予定時刻までに清八山山頂に到着できなかったため、距離があり時間もかかる三ツ峠は断念して本社ヶ丸へ転進していた。(そのエントリはこちら

今年も出発の3日前に降雪があり状況は今一つ読めなかったが、ヤマレコを見た感じではトレースはありそうだったのと、前日に三ツ峠に登った人によれば三ツ峠登山口側にはそれほど降雪は無く、チェーンスパイクがあれば十分とのことだったので何とかなりそうではあった。 ただ、行ってまた結構な積雪に直面しても心が折れないよう、とりあえずまた11時までに山頂に到着できていれば三ツ峠、そうでなければ本社ヶ丸という方針は変わらない。

 さて当日。 朝はちゃんと目が覚めたのだが、出発前のチョコチョコとしたタイムロスが祟って始発に乗り遅れてしまったので何度も乗り換えしなければならなかった。 立川乗り換えで中央本線甲府行き直通に乗れればかなり居眠りもできるのだけど、分倍河原で京王線に乗り換え高尾でまた中央本線松本行きに乗り換え…となると居眠りもブツ切れになってしまい気持ちよくない。 その上うっかり高尾駅で寝過ごしそうになってしまった。危ない危ない。

 笹子駅に降り立つと、駅前に積雪は(除雪されてるからと言うのもあるだろうが)ほとんどなく、道路にもそれほど残っていない。この分だと山に入っても大した事はなさそうではある。 甲州街道から変電所へ向かう林道に入っても雪は無くチェーンスパイクの必要もない。 どうやら途中の工事現場までは除雪されていたようで、そこを過ぎるとようやくうっすらと雪が出てきた。  

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 昨年は変電所のところでアイゼンを取り付けたが、それほどの積雪でもないし、足跡があるとはいえ固く踏み固められて氷結しているわけでもないのでそのまま雪の感触を楽しみながらサクサク進む。 変電所の前から未舗装で石がゴロゴロの道になるのだが、雪があるおかげで逆に歩きやすい。 足跡は2~3人分あるようで複数人パーティかな・・・などと考えつつ進んでいたら、雪に何かクリーム色の物体が転がっていた。 拾ってみると250~300ccくらいの小型のテルモスである。  拾ったところで下山後の駅までのルート上に交番はないから届けられないのだが、ここに放置しておいてもゴミになりそうなので回収しておくことにした。あとでヤマレコやブログにUpしとけばよかろう。 

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アチャー

 すこし重量が増えたことにうんざりしつつも歩を進め、8時50分に登山口にたどり着く。 積雪が少ないせいかタイムは昨年より15分ほど早い。 この分だとなんとかなるかなとここでアイゼンの装着をしてややキツ目の登りに取り掛かる。 正月の大岳山からだいぶ間が空いてしまい、公園でのボッカトレもできていないので体の切れはイマイチだが、昨年準備が悪くきちんとセッティングが出ていなかったアイゼンもかっちりフィットしているのでパワーロスが少ない。  北側の斜面で日当たりが悪くなかなかテンションも上がらないが、高度を上げていくにつれて電車の向こう側の山がだんだん目線に近くなっていき、視界が広がっていくので励みになる。
 
 遠くに南アルプスの白い峰が見え始めてくると峠は近い。 同時に手も悴んでくるが、昨年に比べると気温がやや高いのか、風が吹かない限りアウターグローブをしなくても我慢できる。 昨年は途中で手が痺れてさすがにヤバいと感じたが、今年はまだそこまで行かないのでだいぶ違うのだろう。 確か昨年は-10℃を下回っていて、ジャケットを脱いだら内側で汗が氷結しておりパラパラ氷の薄片が落ちてきたのだった。 ザックに着けている温度計を見ると-6℃くらいだったから体感と言うのもなかなかバカにできないものだ。

 時計が10時を回り、10時半に近くなってくるとさすがにそろそろ気が急いてくる。去年よりずっと歩きやすいしペースも早いはずだが、11時ギリギリとかジャストでは三ツ峠に行くにしてもやや心もとない。 と思ったところでようやく行く手に見覚えのある稜線が見えてきた。 そして峠到着は10時29分。ここから10分ぐらいかかるとして、11時までに山頂は充分クリアできそうだ。

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 ところで峠から山頂までは10分程度なのだが、雪があるときと無い時では傾斜がまるで違って見える。 雪が無い時なら普通の登り坂なのだが、雪が積もってるとまるで壁だ。 去年より雪は少ないはずなのだが、一層急傾斜になったように感じてしまう。 体力が落ちているからそう感じるのかもしれないが・・・。

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 気合を入れ直して再び登高を続け、小さなコブを越えて清八山の山頂に到着。タイムは・・・10時38分!これなら三ツ峠に行っても大丈夫そうだ。 周囲を眺めてからテルモスを取り出してお湯を飲み、一息つく。 雪を被った南アルプスと八ヶ岳が青空に映える。 今日はより空気が澄んでいるのか、南アルプスと八ヶ岳の間のはるか遠くに白いギザギザが見える ひょっとしたら北アルプスだろうか・・・。そうするとあの鋭いトンガリは槍ヶ岳?

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北ア?

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 ずっとここに居たいぐらいの絶景だが、今日はいつもより先の行程が長いのであまりのんびりしていられない。 カロリーメイトもどきをヒトカケ口に放り込んですぐに出発することにする。 ありがたいことに三ツ峠方面にもキッチリ踏み跡があった。 体力気力充分、時間に余裕もあって勝手知ったる道だったら踏み跡もない雪面に足跡をつけていきたいところだが、今日はそんな余裕はないしこの道も一度しか通ったことが無いのでこの足跡は素直にありがたい。

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 清八山からの下りは斜面の南側で日当たりが良い事もあってだいぶ雪が少なかった。ところどころ地面が露出しているところもあるし、この雪の状態ではアイゼンよりもチェーンスパイクの方が良かったかもしれない。もっとも、時間切れで本社ヶ丸に行っていたら頂上付近がカチカチになっていてチェーンスパイクでは心細い思いをしたかもしれないし、この先三ツ峠の登りではどうなっているかは判らないのだけど・・・。

 下りながらふと振り返ると、清八山の向こうには作り岩が見える。 昨年はあそこを深雪で悪戦苦闘していたのだと思うと感慨深い。 考えてみたらこちら側からちゃんと作り岩を見るのは初めてだ。 ちらちらと振り返りつつ緩やかに下り~平坦の道を歩き続け、高度を下げることに勿体ないなあと感じ始めたころ、鉄塔が現れる。 キリの良い目印という事で前回ここで休憩を入れたので、今回もその流れで一旦立ち止まり小休止に入ったのだが、ここはちょうど樹林の切れた峠のようになっていて、風の通り道になっていた。遮るものが無いので冷たい風がモロに当たり、ここで休憩を入れたのは失敗であった。 それでもお湯と自家製干し柿で少しパワーを充填しここから再び始まる登りにとりかかる。

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鉄塔のある鞍部から次のピークまでの標高差で言えば80m程度だが、ここだけ日当たりがあまりよくないらしく雪が深めなのと、風の通り道になっていたことで足跡が埋まっていたためやや足に来た。それでも11時35分に大幡山山頂に到着。 以前はこの山頂を示すものは木に巻かれたテープにマジックペンで書いただけの粗末な印だったが、「大幡山 1531m つる山友会10周年記念」 と立派な看板が立っていた。  ここは写真だけ撮って先を急ぐ。

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大幡山

大幡山の次は茶臼山というカマボコ板のような申し訳程度の山頂標が樹にぶら下がっているだけの、あまりピークのはっきりしない小さな山頂があったはずなのだが、トレースが微妙に山頂を外れていたのか気付かぬうちに通り過ぎてしまった。 それでもウサギの物らしい足跡に和まされ歩を進める。 登山道が右(西)に折れ、やや急な斜面を登って行くようになるといよいよ御巣鷹山への取り付きだ。
 
  
 ここからの斜面は結構急&頂上までほぼ一直線ということもあって雪のない時でも結構息が切れた記憶がある。 特に取りつきと後半の二か所でメンドイ露岩帯があったので、今日の一番の核心部となると予想していた場所であった。 チェーンスパイクでなくアイゼンと使うかどうかわからない(大体使い方を習ってもいない)ピッケルを持ってきたのは「ここがガッチガッチに凍っていたら・・・」と考えてのことだった。が、なんという事でしょう(ここは加藤みどり風に)。 ここ数日で降った雪がすっぽりとメンドイ露岩帯を覆い、体力こそ必要なものの足の置き場には困らずあまり考えず進めるようになっていたのである。

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露岩帯

  もっともところどころ先行者のトレースがすっぽり埋まって吹き消されたりする場所もあって、そういうところはツボ足でそれなりに難儀はしたのだけど、そう頻繁に現れるわけでも距離があるわけではないし、当初の想定より大幅に難易度が下がっていたのは間違いない。 清八山の到着時間をクリアしても、ここの登りであまり時間を食うようだったら日没までに下山できない心配もあったのだけれど、この分だとそこまでの心配はしなくてもよさそうだ。

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時にズボッと

 とはいえ、露岩帯以外のところは雪があったらパワー、時間とも余計に使うのは変わりなく、次第に足も重くなってきた。最大限に虫のいい計画では10時半ごろ清八山山頂、1時ごろ御巣鷹山頂というプランだったが、ふと時計を見たら1時を回っていた。 朝食は調理パン1個に牛乳、ここまではようかんとカロリーメイトもどき1かけと干し柿1個をつまんだだけなので、ハンガーノックになりかけているのかもしれない。 ちょろっとトレースが吹き消された場所を通過したところでカロリーメイトもどきをもう1ひとブロック口に放り込み気合を入れ直す。  しばらくするとようやく人工的なのっぺりした壁が見えてきた。 御巣鷹山頂の電波塔である。

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 1時は無理にしても1時半までには何とか到着したいな、とラストスパートをかけ、13時15分に電波塔の前の開けた場所にたどり着いた。 御巣鷹の登りに取りつくと樹林帯が続くのでここでようやく南ア~八ヶ岳パノラマが広がるのだ。 御巣鷹には山頂らしい山頂標はないので、フェンスで覆われた電波塔の敷地内にある石の標識を写真に収め、開運山へ移動を開始する。

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と、その前に風もないし、頂上稜線に出て日差しも強くなり、体も大分温まってきたのでジャケットを脱いだ。気温は-4~-6℃だろうが、風が無い上にこう日差しが強く照り返しがあると行動中はだいぶ暖かいのだ。これは去年の大菩薩でも似たような感じだったが。

 まぶしい光の中開運山に向かうと、富士山がどぉ~んと聳えている。 清八山、御巣鷹山と頂上に出るたびに迫力の富士山が現れるのはこのコースのいいところだ。と、御巣鷹と開運山の間の小さな鞍部のような所でまたトレースが消え、ズボズボとツボ足になった。 遮るものもないし風が強く雪が吹き寄せられるのだろう。この程度の距離なら「自分の先に道はなく♪自分の通ったところが道になる~♪」ぐらいのもんだ。 

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トレース埋まった

そしてまた小さな登りをこなして1つ2つと電波塔を越えると、開運山の山頂に到着!時間は13時45分。 秋に来たときは駅を出たのが25分早くて開運山の到着がちょうど正午ぐらいだったから、1時間半近く余計にかかっている計算だ。 あの時は山頂でコーヒーブレイクとしゃれこんでずいぶんのんびりしていたが、既にあの時の下山時刻を過ぎている。 日の長さはそう変わらないだろうから、日没前に登山口に着こうと思ったらあまり時間はない。 昼食の時間はないにしてもまた木無山の手前にある眺望のいいベンチで富士山を眺めながらお汁粉ぐらいは食べたかったのだが、それも叶わぬことになりそうだ。

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使わなかったけどせっかくピッケル持ってきたので

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 これまで笹子駅スタートで清八山を経由する登山は4回目になるが、一度としてちゃんとゆっくりと食事を取れていない。もっと鍛えてタイムを縮められたら食事に時間をかけても余裕を持って下山できるのだろうが・・・。 それとも自分が日没前に安全地帯まで降りることを優先しすぎて焦りすぎてるだけなのかもしれないが・・・。

 とりあえず心行くまで写真を撮り、筋肉回復のためのアミノ酸顆粒(よくわからないメーカーのアミノバイタルもどき)を流し込み、チョコレートをかじったら山頂を後にして山荘方面へ向かう。どのルートを取るにしろとりあえず分岐までいかねば話にならない。 ところでここ三ツ峠はアニメ「ヤマノススメ セカンドシーズン」に出てきたこともあって聖地巡礼の人とかで増えているのかと思ったのだが、さすがにこの時期の平日では四季楽園にも人気はなく、カワイイ甲斐犬のいる三ツ峠山荘も閉まっていた。というか、駅を出てからここまで誰ともすれ違ってないのだが・・・。

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電波反射板

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 さて、今日は下山にAコース(前回とおなじ、三つ峠駅に出る)、Bコース(母の白滝)、Cコース(府戸尾根)のどこを取るか、というのが問題であった。 一番変化があって見所も多いのはAだと思うのだが、前回と違う道を取りたかったのと、三つ峠グリーンセンターの前を通ったら登山セット(入浴&ビール&つまみ3品)の誘惑に負けて自宅に帰るのが深夜になってしまいそうだったので今回はパス。 木無山から分岐まで戻る必要が無いのと、「母の白滝」も見ることができるという点でBコースを選んだ。

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わざとらしくかっこいい写真

 とりあえず木無山方面へ進もうと山頂広場の真ん中をずいずい進むと、緑色のエスパースのテントが一個だけ鎮座ましましていた。そういえば前回もテントがあったような気がするが、同じ人だろうか。 屏風岩で登攀のトレーニングをするために泊まり込んでいるのか、はたまた耐寒訓練か・・・。

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 前回のんびり休憩した好展望のベンチはどっさり雪を被っていて除けるのがメンドイのと、時間的余裕もないのでさっさと通過する。時間さえあればここでお汁粉タイムと洒落込む予定だったのだが。 あまりピークのはっきりしない木無山を通過し、Bコースへの分岐を下り始める。 この周辺だけ雪が吹き寄せられているのか道標がかなり埋まっていた。

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 Bコースは明るい森の中の歩きやすい道なのだが、いかんせん下りに入るとアイゼンのバンドが足に食い込んで痛く、あまり景色に気を配る余裕もない。 登っている時はそれほど気にならないのだが、靴がアッパーの頑丈な冬季用重登山靴ではなく、ただのグランドキングなので下りに入ると体重が掛かった分そのまま足先を締め上げる形になってしまうのだ。やはり簡単アイゼンとはいえちゃんとした冬靴を履くか、今日のコンディションではチェーンスパイクのほうが良かったか・・・。

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ウサギさんの足跡

 BコースはAコースほど途中に「おっ!」という変化はなく、やや単調だ。 まあ日が傾き始めてもう心が下山モードに入りとにかく早く登山口に着くことしか考えていないからそう感じるのかもしれないが、それでも大菩薩や本社ヶ丸の下りでは「早く降りなきゃ」と思いつつもうちょっとワクワクするかハラハラしていた。 途中何度か林道のような所を横切るのでそこで緊張感が切られてしまうのかもしれない。 あと、丸太階段がところどころあるのだが、丸太が腐っていたり下の土が流れたりしていて階段としての用をなさず余計に歩きにくくなっていたのも困ったものだ。

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 分岐の道標に従うと、チェーンが張られた未舗装林道のほうが下山ルートのようで、ここからはほぼ雪が無くなっていた。 まだ使うかもしれないが、ここでアイゼンを外しザックに括り付ける。 更に下り続け、鉄塔の分岐を過ぎるとやや森が深くなり薄暗くなる。 森が深くなったのもそうだが、太陽も大分傾いてきた。急がねば! サングラスを外し、やや急ぎ足で下っていくと、登山道は沢沿いに出る。

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  沢があるという事はこの先滝も遠くあるまい、と先を急ぐと、でっかい堰堤があり、その堰堤は両側が凍って氷瀑のようになっていた。

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 おお、すごいすごいと写真に収めさらに行くと、なにやら大量のつららがぶら下がった場所に出た。  ここは母の白滝の上滝だったのだけど、ものすごく長く伸びたつららの下を通るのはホラー映画のワンシーンのようでなかなかスリリングであった。 おまけにここだけ岩場がごつごつで足場が良くない上に足元ががっちんがっちんに凍結しており異様に滑りやすかったのだ。 チェーンスパイクならすぐに装着しなおしたのだが、既にツルツル地帯に入り込んでしまった状態でザックを下ろしアイゼンを装着するのは余計な手間なので、岩を手でつかみながら強引に通り抜ける。

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 ヒヤヒヤしつつ上滝を通過し、さらに下ると行く手に巨大なサンゴハリタケのようなものが見える。 

「?」 そのまま歩を進めると目の前に現れたのは盛大に結氷した母の白滝であった。事前の調査をしていなかったのだが、母の白滝はこの時期気温が下がると氷瀑になるのだった!

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氷結するのを狙って行く払沢とは違い、「まあなんとなく綺麗そうな滝だし滝コレクション増やすのもいいかな」ぐらいのつもりで行ったので、これは完全に不意打ちであった。 

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「・・・しゅごい」
しばし言葉を失い、見とれる。 中央部分は流れているが、ほとんど凍っているので非常に雄大だ。 何度も写真を撮り、「このルートを選んだ自分エライ!」と自賛し、ポットのお湯を飲みしばし悦に入っていたが、残された時間は少ない。 もう特に見所は残っていなさそうなのでラストスパートをかけようと思ったのだが、よりによってこの母の白滝の下からの登山道がこの下の道路延伸工事の影響で封鎖されていた。 腹が立つことに迂回路が示されていないのでとりあえず目の前の舗装路を進むしかない。 舗装路を先に行くと小さな山小屋喫茶のような建物があったので、勝手にオープンテラスにザックを置かせてもらい地図を広げる。

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 地図にはこの母の白滝から舗装路は出ていないが、このまま進めばさっきの鉄塔で分岐した白滝林道に合流するようだ。 遠回りで舗装路を歩かされるのは微妙にムカつくが、封鎖されてる登山道はどういう状況かわからないので仕方がない。 とりあえずこの小さな山小屋喫茶店からの眺めがなかなか良かったことを埋め合わせにすることにして、残りわずかのチョコレートを食べ、お湯を飲み最後の気合を入れる。 舗装路は凍結しているところが多く滑りやすかったが、なんとか人気のある町まで降りてきた。 バス停のある場所がすぐに見つかるか心配だったが、ブロック塀に案内板が貼ってあったりと至れり尽くせりですぐにバス停に到着した。 が、一つ問題が。 ここで尿意を催してしまったのである。 

 登山道だったらその辺で適当に小キジを打てばいいし、Aコースなら途中にトイレがいくつもあったのだが、日没との競争で慌てるあまり処理するのを忘れてしまったのだ。  公園はなさそうなのでそのままバス停一つ分歩き、セブンイレブンを発見。 自転車に乗っていても思う事だが、とりあえずここは現代人のオアシスのような所なのだなあと駆け込むのであった。  トイレを借りた後、できたてドリップコーヒーを買い店を出ると空には綺麗な月が浮かんでいた。

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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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