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ドッピーカン! 雪の大菩薩嶺!

年末の丹沢、正月明けの棒ノ折とわりかしコンスタントに山行を繰り返し、足もいい感じで出来上がっているのでここはいっちょ雪の山に行くか、となった。

 丹沢山は良さそうだけど、途中の日高手前までこないだの予想外の好調で登ってしまったし、雪があってちょっと歯ごたえがあって、なおかつある程度計算できる山…となると去年えらい目にあった清八山から三ツ峠か、大菩薩ということになる。 さんざ迷った末にヤマレコである程度状況が分かり計算のできる大菩薩にした。 清八山から三ツ峠の縦走ルートは通る人もあまり多くないためトレースがしっかりできているか怪しいのと、長丁場のため雪が多かった場合の時間が計算できないため少し不安なのだ。 まあ、清八山登頂タイムによって本社ヶ丸にコースを変えるか、清八林道に逃げるか、撤退という手もあるが、大丈夫だろうと判断して御巣鷹山の取りつきあたりで力尽きたりしたら目も当てられないではないか。

 そんなわけで大菩薩に向かうべく早起きして登戸駅に向かう。冬の間は甲斐大和から上日川峠ののバスがないため、塩山から大菩薩峠登山口のバスに乗ることになる。 甲斐大和より早くバスが出るので余計に早起きせねばならないのだが、朝食にパンを焼いていたら時間を食ってしまい4:55の電車に乗り遅れてしまった。 ところがこの後の5:16の電車に乗って分倍河原で京王線に乗り換えると、高尾駅に先回りして30円安い! という西村京太郎の推理小説のようなマジックが可能なのである。 というかそれなら最初からその電車にすればいいじゃんと思うのだが、あんまり頻繁な乗換はしたくないのである。 

 と、こういう乗り換え技を駆使し、早寝したので電車内で爆睡して乗り過ごす事も無くJR中央本線で塩山へ向かう。 甲斐大和から塩山に向かう途中の車窓から朝日に輝く南アルプスが見え思わず興奮してしまった。 こういうのはおまけを貰ったようでいい気分。 

車窓からの南アルプス
車窓からの南アルプス

 無事に塩山駅に着きバスで大菩薩登山口に向かう。 登山者は自分以外には二人組の女性だけだ。 二人は丸川峠に向かったが、自分は唐松尾根から登頂る予定なので誰もいない登山道を行くことになる。 車でやってきて先行してる人はいるのかもしれないが…。

 それにしても不思議なのは、シーズン中だと唐松尾根から登る人が多いのに、ヤマレコを見るとほとんどが丸川峠から登っている。 北面で雪が融けないのでたっぷりスノーハイクを楽しんだ後唐松尾根で一気に下山したり大菩薩峠から降りてくるのが冬のポピュラーなルートなようだ。 今回は前回使わなかった唐松尾根を通ってみたいのと、やはり大菩薩のキモともいうべき大菩薩峠から雷岩の雄大な稜線歩きを楽しみたいのでこのコースなわけだが、雪深い丸川峠ルートというのも次回の課題として登らなければ・・・・。 

 さて、そんな感じで歩き出したのだがしょっぱなから大きくタイムロスした。 実は前回の山行でストックのロワーシャフトを曲げてしまい、畳む際に長さを調節するクランプ部分に引っかかるようになって、無理やりねじ込んでいたら今度は伸ばす時に上手く固定できなくなってしまったのだ。 しばらく進んではカクンと引っ込んでしまい、そのたびに締め直しの繰り返しでなかなかペースが上がらなかった。 加えて朝の低温(予報によると-7~8℃)で、歩き出して30分もしないうちにハイドレーションの水が凍ってしまい、何とか解凍しようとしているうちにまたもタイムロス。 結局ストックの方は何度かやっているうちにきちんと固定できたのだが、ハイドレーションの方はマウスピースはおろかザックの外に出ている部分まで完全に凍結して使用不能になってしまった。 

 去年の清八山や大岳山でも起こったことである程度は予想していたのだが、飲んだ後息を吹き込んでチューブから水を追い出して止水栓を閉じればいいと甘く考えていた。 今回は最初の一口目を飲む前に凍結してしまったのでもうどうしようもない。 念のため魔法瓶にもお湯を入れてきてはいるのだが、出すのも面倒だしそもそもカップラーメンの湯沸し時間短縮用なのであまりガバガバ飲むわけにもいかない。 上日川峠に出てから考えることにしてそのまま登り続ける。

千石茶屋
千石茶屋

 千石小屋の前を通って林道を少し登り、登山道に入ると早くも雪がだいぶ残るようになる。 早速チェーンスパイクを装着した。 今日は買ったばっかの10本爪かチェーンスパイクか迷ったのだが、雪が残っているところと土の露出しているところが頻繁に変わりそうだったので、取り外しが容易なチェーンスパイクにしたのだが、その予想通り雪がなくなって枯葉の道に変わった。 ところがその枯葉の下に再凍結した雪が隠れていたりで油断がならない。 ここはスパイクをつけたまま通ったのだが、こういうところで10本爪のアイゼンを外したり、また慌てて着け直したりしていたらまた大変なタイムロスになっていただろう。 今回はチェーンスパイクで正解だった。

登山道入り口
汚れていて工事看板かと思って一回見落として通り過ぎてしまった

まだ日の低い中少しづつ高度を上げ、標準タイムを大幅~にオーバーして上日川峠に到着。 ありがたいことにロッヂ長兵衛の前の水場は凍結防止のために水が流しっぱなしになっており、カップが置いてあったので冷たい水を飲むことができた。寒いのだがここに来るまでかなり喉が渇いており、時折登山道脇の雪をすくって口に入れて凌いでいたのだ。、ここでしっかり飲んでおけばしばらくは飲まずにいられるだろう。 キンキンに冷たい水をカップに二杯飲み、トイレも済ませて行動再開。 ここから登山道が始まるのだが、すでにかなりタイムをロスしているので福ちゃん荘まで車道を行くことにした。 車道もきっちり雪をかぶっているので足に負担のかかる舗装路歩きをしなくていいし、見た目にもやや広い登山道といった感じでそれほど違和感がない。

水場
水場

ロッジ長兵衛
ロッジ長兵衛

 短縮できたのはほんの数分だろうが、順調に進み福ちゃん荘に到着。 黒胡麻きな粉げんこつ飴を頬張ってエネルギーを補給したのちに唐松尾根を登っていく。 日当たりがいいので雪はあまり残っていないだろうと思ったのだが、低温に加えてこのコースを通る人が少なかったのか、トレースはしっかりできていて踏み固められているとはいえまだだいぶ雪は残っていた。

車道
登山道に比べるとちょっとだけアップダウンが少ない

ミラー
車道なので当然こんなことも

車道2

福ちゃん荘
営業してなかった

 急斜面でやや雪が緩んでいるところはチェーンスパイクを装着していてもズルリと少しずつ足を引き戻されたりするので、清八山や鷹ノ巣山でもやらなかった「逆ハの字ガニ股歩き」を初めてやることになった。 これもアライテントのカタログでナンガ・パルバットを登る写真とか、冬山の本とかで読んで知っていたからこの場でとっさに出すことができたが、何も知らないままだったら運動器具を必死に回すハムスターよろしく同じところで空しく力をロスしていたかもしれない。 なんというか机上の知識もなかなかバカにならないものだ。

唐松尾根1
いよいよ唐松尾根の登り 空の青さがすごい

唐松尾根2
時おりトレースが乱れる
 
 ところで今回雪山用の特別装備としてストックに深雪用バスケットというやつを装着しているのだが、ネジの滑りがよすぎて何度か勝手に緩み回転してすっぽ抜けてしまった。 普段は石突にゴムのキャップをつけているが、凍ったところではグリップがなくなるので外して金属の石突を露出させてある。 そうすると容易にバスケットが抜けてしまうので注意しなければならないが、深雪用バスケットが抜けると突いたときの感触が全然違うのですぐに「落とした!」とわかるのだ。 それでも迂闊な人はいるようで、登る途中に深雪用バスケットが一つ落ちていた。自分のものは比較的柔らかいゴム製なので、強めにトルクを掛けて締めた方がよいようだ。 かなり思い切って強く締めたら以降緩むことはなかった。

唐松尾根3

唐松尾根4

 唐松尾根は高度を上げていくと木々がまばらになり眺望が広がってくる。そして遮る物もないので今日の好天だと雪の照り返しもあってかなり日差しもきつく感じる。 登りで体が温まっているところに今日は無風で、そこに照り返しも加わると気温は零下のはずなのに暑く感じてきた。 やはりザックからテルモスを出すのが面倒で雪を掬って口に放り込む。 コンデンスミルクがあれば天然カキ氷だ。 いつの間にか樹林帯を抜け、ふと振り返ると背後には富士山と南アルプスが顔を出していた。 

唐松尾根5
富士山!

唐松尾根6

唐松尾根7
ドヤァ

 ずいぶん高度も上がってきたようで頂上稜線も見えてきた。 唐松尾根は只の最短距離ルートだと思っていたが、樹林帯と低木帯と変わって行き眺望も開けていくのがなかなか楽しい。 そして、今日は丸川峠分岐で二人のご婦人と別れて以降誰とも会わなかったのだが、もうすぐ頂上稜線、というところで降りてくる単独行の登山者に会った。 

開口一番「暑っついですねー!」と言って思わず笑ってしまう。「天気はいいし」「雪も残ってるのに歩くところは締まってて」「眺望も利いてるし」「最高ですなあ」と2人してニヤニヤと気持ち悪い笑いを交わしながら素晴らしいコンディションの日にやってきた幸運を祝い合った。

唐松尾根8
頂上稜線まであとちょっと

唐松尾根9
南アルプス!

 この単独行者と別れてから間もなく、頂上稜線のランドマーク「雷岩」に到着。ここから10分ほどで山頂だ。 山頂は針葉樹に覆われ眺望がまったく利かないのだが、やはりここまで来たからにはちゃんと登っておきたい。 先ほどの単独行者がいっていたように頂上への最後の登りに入ると急に空気が冷たくなってきた。 冷たい空気の中頂上を踏み、自画撮りと行動食を口に放り込んだらすぐに下山に移った。 ここまでだいぶ遅れているし、何より本当に歩いて気分がいいのはさっきの雷岩からなのだ。

 雷岩
雷岩

大菩薩嶺頂上
頂上 ここだけすごく寒かった

三角点
三角点
 山頂から走るように降りて雷岩に立ち、周囲を眺める。やはり素晴らしい。 前回は晴れながら空気は霞んでおり、南アルプスはごくわずか、富士山はまったく見えなかったのだが、今回は「どうだ!見ろ富士山だ!かっこいいだろ!」とドヤ顔で迫ってくるかのようだ。 南アルプスも「こちらから光(てかり)岳、聖岳、少し置いて赤石岳、悪沢岳、白峰三山にこちらの真っ黒いのが甲斐駒ケ岳となります」とアナウンスが聞こえてくるような全峰クッキリハッキリである。

雷岩から2
富士山と上日川ダム(大菩薩湖)

雷岩から
白峰三山と甲斐駒

じどり
爽快さのあまり自画撮り



パノラマ動画を撮ってカメラを自分のほうに向けたところで向こうから人がやってきた。 またも「暑いですねー」「ハハハ」と笑い合いながらすれ違う。大菩薩峠の方からやってきて、山頂からは唐松尾根に下るようだ。バスでは会わなかったから自家用車組だろう。

頂上稜線

頂上稜線2

シュカブラ

頂上稜線3

頂上稜線4

 雷岩からはやはり予想通りの格別な稜線歩きとなった。 日が当たるので雪はだいぶ減っているかと思ったのだが、気温が低いためあまり融けていないどころか吹き溜まりでトレースが乱れているところにうかつに踏み込むと膝下までずっぽし埋まってしまうほどだった。 それにしても前回、大菩薩峠から回った時はかなり長い稜線だったような気がするのだけど、今日は下っていくためか、はたまた楽しすぎるのか、賽ノ河原までが少し短く感じた。 

頂上稜線5

頂上稜線6
ここまで来てやっと八ヶ岳が見える 左側遠くは乗鞍

頂上稜線7

 賽ノ河原に近づくとようやく八ヶ岳が姿を現す。 雷岩からここまでは金峰山の影になって八ヶ岳は見えないのだ。 荒々しい山容を見て満足しつつ賽ノ河原に踏み入れる。 沢山の石積みは雪を被っている上に照り返しで眩しいため、「賽ノ河原」という名前の場所が持つ寒々しさは微塵も感じない。 避難小屋があるのでここでラーメンを作って昼食を取ることに決めていた。 あまりのんびりしているとバスに乗りはぐれてしまうが、まあ4時のバスには間に合うだろう(後にこれがとんでもない勘違いだったことに気付くのだが・・・)。 

賽ノ河原
 
賽ノ河原2

賽ノ河原3

賽ノ河原4

 避難小屋は窓が北向きのため日が入らないのでドアを開けっ放しにしておいた。 今日は日差しは強いし風もないので、閉めるより小屋内に光を入れたほうが暖かい。車輪のついていない引き戸の建てつけが悪く開け閉めに一苦労ということもあったのだが。
 
 小屋内で風がなかったのと、ラーメンを作ることを考えてテルモスにはお湯を入れておいたため、軽く追い炊きするだけですぐに湯は沸いた。 3分待つ間にリュックからサングラスを取り出し、使えなくなったハイドレーションのホースも引っこ抜き、水は沸かして魔法瓶に詰め替えることにする。そして出来たラーメンをすすっていると、外からイケメン青年が入ってきて挨拶してきた。 どうも避難小屋のドアが開けっ放しになっていたので遭難者がいないか心配になって覗きに来たといった風だったが、その思いやりもまたいい感じである。 これから山頂に向かうのかと思ったら、大菩薩峠から下るという。3時のバスまでに降りなければやばいよという無言の忠告の気配も感じたが、自分はあくまで亀さんペースである。

 グラノーラや甘納豆といった行動食ではなく、ある程度ちゃんとしたものを食べてエネルギーの補給も出来たので気持ちも落ち着き再出発。たとえ日が暮れても道に迷っていなくて腹さえ出来上がっていれば恐れることはないが、空腹や渇きは不安を倍増させてしまうものだ。

親不知ノ頭1
親不知ノ頭方面から賽ノ河原~妙見ノ頭方面を振り返る

親不知ノ頭2

 相変わらずゆったりとした足取りで親不知ノ頭を越えると、介山荘(大菩薩峠)が見えてきた。峠ではやっぱり立派な看板と親不知ノ頭をバックに写真を撮りたいところだが、介山荘の前のベンチは予想外にどっさり雪を被っており、三脚をうまく立てられなかった。小さな標識を三脚の脚に挟んでやっとこさ自画撮りを終えるが、ここでまた時間を余計に使ってしまった。

介山文学碑

介山荘

大菩薩峠
キメ!

 大菩薩峠から上日川峠まではなだらかな下りでのんびり行きたいところだが、序盤の無駄なロスと写真のために何度も立ち止まっていたためペースが上がらなかったこともあって、そろそろ時間がやばくなっていた。 それでもここから全速で下れば3時のバスに間に合うんじゃないのと甘く考えていたので、ここから今更ながらスピードを上げる。 

アンパンマン
雪のアンパンマン

しかし深く雪の積もった毛欅林の誘惑はいかんともしがたく、足も体もそれほど疲れていないのに景色に見とれて足が止まってしまう。 景色だけでなく時おり聞こえる鳥の鳴き声が気になったり、はたまた何か上から見張られている気配を感じて振り返ると鹿がじっとこっちを見ていたりとなかなかペースを上げさせてくれない。 下りは車道を使うズルをせずに登山道を通ったこともあって、上日川峠にたどり着いた時には二時を回っていた。

勝縁荘の鹿
勝縁荘の鹿

富士見山荘
富士見山荘 ここまで来れば上日川峠はもうすぐ

 迷うような道ではないので地図はザックにしまっておりコースタイムを確認できないのだが、何を勘違いしていたのか、この時点で上日川峠からバス停まで1時間ぐらいで行けると考えていた(実際にはヤマケイアルペンガイドのコースタイムで千石茶屋まで1時間10分、バス停までは1時間半かかる)。それでも3時のバスの時間には到底間に合わなさそうなので、急ぐ意味はないなとここで逆に足は緩む。 
  
上日川峠

 そんなところに誘惑するかのようにコゲラがドラミングの音を響かせ、はたまた名も分からぬ綺麗な鳥の番いが自分をからかうかのように周りを飛び回るのに気をとられてしまい、タダでさえ苦手で遅い下りのペースはさらに落ちる。

枯葉道
枯葉の下に氷が隠れているので油断禁物

いつまで経っても茶屋は現れず、気付けば陽もだいぶ傾き始めた3時を回ってしまった。 さすがにこのままだと4時のバスにもやばいんじゃねと焦り始め、3:09にようやく登山道と林道の分岐の看板の場所に到着。 3:23に丸川峠分岐の冬季閉鎖ゲートまで降りた。 この分だと前回スルーしてしまった雲峰寺に寄れそうなので、疲労のたまってきた足に鞭を打って石段を駆け上がり写真に撮らせてもらう。

丸川峠分岐

雲峰寺

そして3:45、ようやくバス停に到着。 あまりのんびりしていたら4時のバスにも危ない時間になってしまった。 ここで一旦お湯を飲んで一息つき、公衆便所でトイレを済ませてから時刻表を見て、ようやくとんでもない勘違いをしていたことに気付いた。 

ゴール
やっと到着。 でも・・・

 4時(正確には4:03)のバスはシーズン中(4~11月)の土日のみ運行で、この時期は運行していず、3時の次のバスは6時半だったのである。 ここで冷静になれば4:43に大菩薩の湯発二本木経由塩山駅行きのバスが出ていることに気付いたはずなのだが、あまりに楽しい山行で頭がハイになっていたか、疲労でテンパっていたかそれに気付かず、「6:30まで待てるか!俺は歩いて塩山まで帰る!」とホラー映画の典型的死亡フラグ台詞のような思考に支配され、バスの出発時刻と同じ4:03に塩山駅に向け歩き始めてしまった。

 ちなみにここから塩山駅までは8~9kmで下り坂基調。自宅から最寄り駅までの3kmほどを自転車を使わずトレーニング代わりに歩くこともあり、そのタイムが大体30分ほどなので「1時間半あれば塩山に着くね」と計算していた。 しかし、雪山を越えてきた足はずっしりと重くなっており、時おり後ろからやってくるダンプの気配に飛び上がっては立ちどまらざるを得なくなるためペースは伸びない。 

 そうこうしているうちに太陽は南アルプスの陰に隠れ、さっきまで登っていた大菩薩はアーベントロートに染まり、とっぷりと日が暮れてしまった。 そんな状況でも薄暮の中、道路の向かい側に見える山(小倉山というらしい)の山容が低山ながらなかなか立派で「こっちも時間あったら登ってみたいな」と思ってしまった。

アーベントロート
さっきまで居た大菩薩が紅に染まる

 面白いのはここ(甲州市)周辺の中高生は見ず知らずのおっさんに挨拶をしてくれることだった。 そうすると疲れ果てた状態でも少しシャキっと気合が入るのと、ほぼ一本道とはいえときおり道も確認したいので話しかけるチャンスができるので大変ありがたかった。 もっとも、野菜積んでる農家のトラックの荷台にでも乗せてもらって塩山まで運んでもらえればもっとありがたいのだが・・・。

 日没後の薄明かりも完全に消え去った5時46分、ようやく塩山駅に到着。 最初から駅までの予定だった三ツ峠の時とは違い、ゴールに着いたという達成感はまったくなく、無事に終わったという安堵感が少しあっただけだった。 ホームから高尾行きの電車のアナウンスが聞こえたためもうすぐ来るのかと焦ってしまい、写真を撮る間もGPSのスイッチを切る間もなく券売機に駆け寄りホームに駆け込んだ。 なお、4:43のバスに乗ればよかったことに気づくのは電車内でデジカメの写真を見直しているときのことである。

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テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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