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新春登り初め! 棒ノ折山(棒ノ嶺)~高水三山ぜんぶ!

 30日に素晴らしい登山をした後、次にどこに登るか迷った。 鷹ノ巣や三ツドッケ辺りもよさそうではあるのだが、こないだの雪はもうコッチコチに凍っていてサクサクキュッキュというあの感触は楽しめなさそうでもあるし、それならもうちょっとお手軽低山で行った事無い所でいいかな、と検討した末、11月下旬に川苔山からの下山中、赤杭尾根から見えた棒ノ折山(棒ノ嶺)に決めた。

 この山はお手軽最短コースで行くと埼玉県の「さわらびの湯」という温泉施設のところに下山するのでひとっぷろ浴びることも出来るのだけど、それだと帰りの電車がかなり遠回りになってしまう。 で、ここはいっちょ、近場の山を回って高水三山とダブルでやってやろうじゃないのということになった

 高水三山も三多摩地区の小学校の遠足の山として定番のようだし、関東近県低山ガイドなんかでも必ず紹介されているが、丹沢方面に通うようになってからはあまり重点攻略対象とならずに放置してしまっていた。 第一目標の棒ノ折山もわさび田と沢沿いの登山道を登っていくということで新緑の季節の方がキモチイイんじゃないの、とも思ったが、その時期になったらなったで釣りに行ったり自転車に乗ったりでそいつまでも行かないような気もするので、特に明白な目標は無いけどなんか山に行っておきたい、というこの機会に両者まとめて登ってしまおう、というわけだ。

 ところで、この棒ノ折山の登山口に向かうバスは本数が少ないので高水三山を先に登ってからこちらに周り降りてくるとバス待ちで時間を大きくロスする可能性が高い。 なのでこちらから登った方がいいのだが、朝早い時間のバスに乗ろうとするとやはり4時起きが必要になり、睡眠時間はかなり削られてしまった。 不思議なことに電車の中では目が冴えて転寝も出来なかったのだけど。

上日向バス停

 バスは自分以外誰も乗っていず、こんな事でこの路線大丈夫なのと心配になりつつこの便終点の上日向で降りた。 まずはここから車道を歩いて本来の終点である清東橋に向かうが、途中釣り場とキャンプ場、郷土料理店などがあってなかなか山奥のいい雰囲気。しばらく進むと立派な公衆トイレがあったので小用を済ませ、いよいよ登山道に入る。

清東橋トイレ


 登山道からしばらくは小さな沢とわさび田に沿って登っていく。春~夏なら緑が鮮やかなのだろうが、この時期はわさびは育っていないし周囲の草木も枯れており、朝早い時間であまり明るくないせいもあって寒々しい。 実際かなり気温も低いのだが。

木橋
沢沿いなのでこんな木橋を何度も渡る

わさび田
わさび田 やっぱ夏に来たほうが良かったかな・・・。

やはり夏に来たほうがよかったかなと思いつつ先へ行くと小さな祠があり、「頂上まであと1.1km」という標識が現れた。 ここから奥多摩らしい急登となる。  道は根が露出しているが天然の階段のようで意外と歩きやすい。 しかし恐ろしいぐらい人の気配がしないのでちょっとした物音でもすわ、熊か!と飛び上がってしまう。 実際は背の高い杉の木が風に煽られてしなってぶつかり音を立てているだけなのだが。

祠
あと1.1kmの祠


途中、注連縄が似合いそうな巨岩であるとか、川苔山方向の眺望が開けているところで「アレが川苔山かな・・・」などと横目に見つつ登高を続けるが、まだ歩き始めて1時間かそこらだというのに腹が減ってきてしまった。 朝あわてて出てきたのでグラノーラをお椀一杯しか食べておらず、菓子パンでも食べようにもコンビニにも寄る暇が無く、駅のキオスク(NEWDAYS)も開いていなかったのでそのまま登り始めてしまったのだ。 今日は甘納豆を持ってきていないのでボトルに詰めたグラノーラとようかんが行動食なのだが、ボトルを出すのにいちいちリュックを下ろすのも面倒なのでようかんを食べてしまった。 やはり行動食はザックから下ろさずポケットからさっと出せるものがいい。

川苔方面
川苔山かな

 これで腹が膨れるわけではないがとりあえずハンガーノックを回避したのでがんばって登り続けるがいまひとつペースが上がらない。 寝不足もあるが、前日ヒールカップのプラスチックが飛び出たボロボロの靴を履いて長距離歩いてしまったので靴擦れを起こしており、左足の踵が痛いのだ。 まったく登る前から何をやっているのかという感じだが、まだ痛くて歩けないほどではないのでだましだまし行けばいいだろう。 それに今日はエスケープというか途中でショートカットできる余地をいくつも残しているのだしね。

 そして清東橋バス停を出てから2時間ほど10分ほどで頂上に到着。前衛峰と言うか偽ピークみたいなものが無い素直な山であった。 山頂の日陰になる部分だけ年末の雪がまだ少し残っているのと、寒さのためか霜柱が半解凍したあとまた凍結したのか、氷柱と氷のタケノコのようになっていた。

 棒ノ嶺山頂

霜柱

山頂は北のほうが開けていて、秩父の町並みとさらに遠くには筑波山らしきものが見える。とはいえ、年末に真っ白く雪被った富士山や南アルプスを堪能しすぎたせいか感動がいまひとつだ。 加えて、日が高くなってきたとはいえ風がやや強く体があっという間に冷えてきてしまったのでチョコレートをかじり早々に撤収する。

山頂から


 次に目指すは黒山だが、日が上がってきても時折強い風がついて寒いし、下り基調で体の熱産生も少し少なくなるのでジャケットを着込んだまま下る。 埼玉のさわらびの方へ分岐する権次入(ゴンジリ)峠を越え、サクサクと進む。 少し気になったのが、ドングリがよく落ちていることだ。 山の植物が元気だと歓迎すべきなのだろうが、これは当然熊さんの餌にもなるわけで、あの童謡のような出会いが無いとも限らないのだ。

 単独行だし鈴も持ってないし会ってしまったらシャレにならないけどとりあえずガンガン進み、黒山、雨沢山へと進む。

黒山
黒山

 黒山山頂ででいつもの「まっすぐ行っちゃう病」の発作が起こり、ちゃんと標識があるのに右に曲がる分岐を見落としてまっすぐ行ってしまい雨沢峠方面に進んでしまった。 5分ほどで「小沢峠まで○㎞」の標識があったためすぐにおかしいと気づいたのだが、滑りやすい斜面で盛大にすっ転んでしまった。ヤレヤレ。


ちなみに雨沢山はヤマケイアルペンガイドではそう書かれているのだけど、標識にはかまぼこ板みたいのが打ちつけられていて「逆川ノ丸」とこれでもかという感じで書かれているし、wikipediaの常盤御前の項目をプリントしてラミネートされたものがくくりつけてあり、なんでもここは常盤御前が頼朝に追われて落ち延びて隠れ住んでいたとの言い伝えから
「トキワノ前山」という別名もあるんだそうな。 どうもだれも「雨沢山」なんて呼んでいないようである。
 逆川ノ丸から先は小さいピークや峠のたびに「トキワノなんとか」というような手製の表示や標識杭に書き込みがしてあり、とにかく地元?の人から全面的に常盤御前ゆかりの山なんだからな!と言われているようであった。こないだ登った赤杭尾根のの狼住所もそうだけど、こういう地元の人が呼んでいる別名というか、地図に載っていない通称みたいのはなかなか味わい深いものがある。

 ちなみに道中はずっと樹林帯で眺望はいまひとつなのだが、逆川ノ丸から少し行ったところに木々が切れて見晴らしが良くなっている展望台のようなところがあり、そこだけちょっと立派な柵というか手すりがあるのだが、そこから見るとちょうど南西方向の山の稜線も低くなっていて富士山が頭だけちょろっと見えるのだ。 

見晴台から

 それにしても今日は人に会わない。平日だから当たり前っちゃあ当たり前なのだが、平日だろうが悪天だろうが何時でもそれなりに人がいる表丹沢と違うマイナーな山というのを思い知らされる。上日向のバス停からこっちずっと人に会わないので少し不安になったところで、ようやく一人の単独行山ガールとすれ違った。 岩茸石山まであと0.7kmの標識を少し過ぎた辺りだっただろうか。

 この、「あと0.7km」のところからちょうど目指す岩茸石山とその衛星峰のようなとんがり山、鞍部の名坂峠が良く見えるのだが、ここからだと衛星峰のほうが高く見えるのに、実際には岩茸石山のほうがずっと高いのが面白いところだ。 登山道はこの衛星峰の一番高いところをちゃんと越えていくようになっているのでそれを実感するだろう。

とんがり峰と岩茸石山
岩茸石山ととんがり峰

岩茸石山には北側から登っていく形になるので日陰になり、最期の頂上付近には少し雪が残っているが、いわゆる根雪というか、凍結をしている。その上から乾いた土も被っているのでそれが滑り止めとなっているためアイゼンを取り出すほどでもないのだが、コケて怪我をしてもあほらしいので少し慎重に進む。 この凍った道をクリアするとそこが少し広く長い岩茸石山の頂上だ。

岩茸石山1

岩茸石山2


岩茸石山3
 
頂上は見晴らしはいいのだがとにかく風がきつい。時間も良い頃合いなので食事にしようと思ったのだが、この風だと体が冷えてしまうし、ラーメンつくろうにも風防をつけていてもバーナーの火が煽られてなかなか湯が沸かないのが容易に想像できる。 ちょっと南側に降りた斜面は風も当らないし落ち葉のクッションがあるので快適そうだが、4~5人のグループがいたので割り込む気にもなれず、食事は後回しにすることにした。 ベンチはあるので風さえなければよかったのだが・・・・。 とりあえずここから見える高水山を目指すことにして、そこが風が当たらなくて休憩向きだったら食事にしよう。
高水山は岩茸石山からいったん降りて登り返すが距離的にもたいしたことないし、登り返し自体もそれほど高度差があるわけではない。だからこそコース選定の時に岩茸石山から棒ノ折山をピストンするのではなく岩茸石山から高水山ピストンにしたのだが・・。

高水山


高水山の山頂は南面がやや開けているとはいえ樹林帯の中であまり風が当たらない。 ベンチもいくつもあるので休憩によさそうだ。 ここで昼食をとることにして荷をほどいていると、何人ものグループが通過していった。 そのうち単独行の男性は、なんでも二俣尾だか石神前だかから雷電山を通って縦走してきたという。

雷電山というのは眺望もないし人気もないどマイナーな山だが、その名前からずっと気になっていた。 そういう不人気山山を縦走してきたというのは何ともこだわり派らしくて好感が持てた。 自分もいつか雷電山に登る日が来るのだろうか・・・。

ラーメンを食ったら出発し、少し前に昼食を済ませ出発していった小学生二人とその祖父らしい前期高齢者の3人組を追い抜いたのだが、子供二人の元気いっぱいさに比べてあまり体調がすぐれなさそうなのが気になった。 子供がバクバクおにぎりを食っているのにその男性は「なんか胃がむかむかして食べたくないんだよ」と食事に手を付けなかったのだ。
まだピークが二つあるのに大丈夫だろうか。


 高水山へ来る途中に岩茸石山の山頂を通らず惣岳山へ向かう巻き道があるのを確認していたので、3人を追い抜く際に「さっき山頂通ったんで巻き道で惣岳山行きますわ」と言っていたのだが、岩茸石山山頂直下の岩ごつごつ急坂の写真を撮っていなかったことを思い出し結局また山頂に向かってしまった。


 山頂に着くとやはりまたちゃんと2度登頂した写真を撮りたくなってタイマー自画撮りを繰り返す。 そうこうしているうちに人の声が聞こえてきて、例の3人が上がってきた。 追い抜いたときは子供二人は小走り気味でだいぶ¥引き離していたようなので少し心配だったが3人揃っていたようなので一安心だ。

岩茸石山登り返し2
別に登らなくてもよかったんだけどね

 特に待つ義理もないのでさっさと駆け下り、最後の惣岳山へ向かう。 これまであまり危険なところもなかったのでナメていたのだが、岩茸石山側からの登る道の頂上直下が結構な急坂で、木の根っこ天然階段とごつごつ岩がミックスし、一部ロープが張られているという、普段ある程度登っている人にはアスレチック的な感じで面白いのだが、全くの素人や運動不足、高齢の人には結構厳しめな感じになっていた。

惣岳山難所1

惣岳山難所2

惣岳山難所3

惣岳山難所上から


 普段運動不足で山も初めて!みたいな人が岩茸石山でもう足パンパン!のような状況になってしまったら、惣岳山はスルーして巻き道に行ってしまった方がいいかもしれない。 なるほどこの辺のエスケープルート至れり尽くせりぶりが人気の山の秘訣なのであるなあと少し感心してしまった。

惣岳山巻き道
時間がきびしめの人はこちらへ


 惣岳山の山頂は高水山にも増して深い森林の中で全く眺望がきかない。てかうす暗い。 山頂の青渭神社(奥宮・本社)は社殿を金網でぐるっと囲ってあり、なんか小学校によくあるニワトリ飼育小屋みたいである。社殿の造営が天慶年間(938年 - 947年)、今残っている再建されたものが弘化2年(1845年)というからものすごく歴史がある神社のようではあるのだが・・・。

惣岳山1

神社
ニワトリ小屋のようだ!

神社2


真夏ならもうすこし木漏れ日がキモチよかったりするのだろうが、冬の弱々しい光、しかも少し日が傾いてきた頃だとうす暗くて不安になるだけなので、写真を撮ってカロリーバランスを齧ったらすぐに撤収。 山頂で液晶タブレットをいじっている山ガに挨拶だけして降りて行ったのだが、この山ガールは大変健脚らしく、途中写真のために立ち止まっていたらあっという間に追いつき追い抜いて行った。 彼女をペースメーカーにしてこちらもペースを上げていったが、何度か写真のために立ち止まっていたらあっという間に見えなくなってしまった。 自分があれだけ早足で行ったら写真を撮ったり景色や草木、鳥なんかが目に入る余裕はなくなってしまうだろう。 う~ん。もっと鍛え直さねば!

鉄塔
鉄塔をくぐるとゴールは近い

健脚山ガールに引きずられるようにペースが上がったおかげで惣岳山の山頂から一時間かからず、14:45に御嶽駅に到着。 冬場安心下山タイムの15:00に余裕で間に合った。 下山のコースをうまくとれば御岳渓谷に降りて、渓谷を周ってから駅に戻ることもできたようなのだが、紅葉の季節でもないし欲張っても仕方ない。  

新緑や秋の紅葉シーズンだと陽ももうちょっと長いだろうし、そん時は棒ノ折、高水三山に加えて御岳渓谷もプラスというよくばりプランも面白そうだ。 
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テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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