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登り納め山行 鍋割山~塔ノ岳ダブル!

 川苔山の後はなるべく次の山行に向かいたかったのだが天候や仕事の都合で時間が空いてしまった。 
28日も自転車か山かの二択であったが、前日は雨だったので泥でぐちゃぐちゃだろうと早合点したのと、仕事は早上がりしなかったので自転車にしたわけだ。

 そして29日はさっさと早あがりさせてもらい、早めに寝て準備万端で出発!今回は何度も行ってる鍋割山だ。 ここからは年賀状用のいい写真が取れるのと、(混んでなければ)鍋焼きうどんが食えるので飯を持っていかずに済み若干軽量化が出来るのだ。 もっともボランティアのボッカ荷物のことを考えると軽量化した分の倍以上の重さになるわけだが・・・。

 家を出る時はくそ寒く、今回初めて導入した薄手フリースのバラクラバ(目出し帽)を冷気が簡単に突き抜けてしまいかなり辛かったのだが、大倉からは歩き始めて15分ぐらいで陽も上がって体も温まったためウィンドジャケットとフリースを一枚脱いだ。 
 
勘七沢

 変化の乏しい林道を淡々と歩き、勘七沢、本沢を越えミズヒ沢の荷揚げ場へとやってきた。 明日はみんな年越し山行で混んでるだろうから今日は空いてて狙い目だな!と一人合点していたのだが、どっこい県民の森駐車場から林道と合流する辺りから人の気配が増え始め、荷揚げ場ではかなり賑やかなことになっていた。

 ところで今日はいよいよ10kgの大台に挑戦しようと言うことで、ガソリン携行缶を担げるように例の改造背負子を背負って来たのだが、今回は発電機用のガソリンは無く、置いてあった大物はストーブ用の18リットル灯油ポリタンだけであった。  

 う~んこれはいくらなんでも・・・とたじろぎつつ他を見ると、カセットコンロの箱が置いてあって、
「誰か上げて」とマジックペンでなぐり書きがしてあった。 もって見るとそんな重くないのだが、嵩張るので登山用のザックには入りづらく誰も手を出そうとしていなかった。

ガスコンロ


 よっしゃここは自分の出番だね!とゴムバンドで括り付け出発。 この軽いカセットコンロだけではちょっと情け無いのでペットボトルも一本追加し歩き出した。 荷作り中に先行していたグループが後沢乗越の手前で休憩していたので追い抜くと、背負子に括り付けたカセットコンロを見て感嘆の声を上げられてしまう。 この後何度か休憩中の人を追い抜くたび「あっ、コンロだあ、すごい」と賞賛され恥ずかしいやら誇らしいやら。 いやこれ、そんなに重くない(あとでネットで調べたらハンディガスレンジ K-31というやつで1.7kgだった)んですけどね・・・。

 とはいえ、普段のリュックに比べ背負い心地のあまり良くない改造背負子、荷物も前回の半分程度とはいえ4kg近く増量したので後沢乗越からの稜線の急登はさすがにきつい。 休憩したグループに再度抜かされたりしながら息を切らせて登り続ける。

 途中、木の幹に赤いスプレーで「1000m」と書かれた目印を見掛けた。これ自体はあまり良い気分ではなかったが「よしあと一息」と気合を入れ直すきっかけにはなる。そしてちょうどこの辺で富士山が顔を覗かせてくるのだ。 時間は早いし空気も澄んでいるので白が映える。

1000m.jpg

富士の頭

 一旦追い抜いていったグループは初心者が混じっているのか、休憩が頻繁だったため、また抜き返したらそれ以降追いつかれることは無かった。 すぐ後ろに気配はあるのだが、そうすると邪魔にならないよう脇に寄ったり立ち止まってまた歩き出すのも億劫なのでとにかくペースを上げるしかない。
 
 途中ポケットに入れておいた甘納豆や羊羹を口に放り込みながらも決まった休憩は取らずに歩き続けることでペースを上げて、10時前には一の萱、二の萱を通過。 いつもならこの辺りで風が強くなってウィンドブレーカーを羽織るところだが、今日はまったく風が無く、日差しも妙に強いのでウィンドブレーカーはアリスパックに突っ込んだまま。 それどころか無性に暑くなりマイクロフリースの袖口まで捲り上げるほどであった。

二の萱

鹿

 鍋割山では初遭遇となる(塔では何度も会ってるけど)鹿に励まされるようにして、大倉からは3時間ジャストの10時8分に鍋割山に到着した。 大幅に荷が軽くなっているとは言えやはりこの時間短縮はうれしい。 今日は大晦日の前日にしては大目の人出のようだったが、早めの到着だったのでうどんにもすぐにありつけた。 富士山や南アルプスを眺めながらの甘めのツユと具沢山の鍋焼きうどんはやはり格別である。

山頂1

山頂2

山頂3

山頂4


 腹も膨れたところで写真もばっちり撮ってさあ撤収、と言うところなのだが、ちょっと小丸のほうを覗いたら一昨昨日の雪(下界では雨だったがこっちはどっかり降ったらしい)がかなり残っていて、なかなか味わい深い雰囲気を醸している。 登山届では鍋割山頂までのピストンだが、時間もあるし装備(チェーンスパイク)もあるし、まあ小丸ぐらいだったら良いよね、と訓練尾根からの下山に予定を変更。 いそいそと小丸へのスノーハイクに出かけた。

小丸へ

小丸から


 雪の積もった山道は雪が吸音材になるので静謐さが余計に増すのと、照り返しが陽の低い分を補うため景色が鮮烈に見える。 途中、コゲラ(キツツキ)がカコココココと木をつついている音が聞こえてきたのだが、普段なら風や羽音で気付かないであろう。 目を凝らすと木々の間に白と黒のダンダラ模様の鳥が必死になって木を穿っていた。

コガラ

丸尾根

 ここまで来ると目の前には雪を被った塔ノ岳がこれまた綺麗に見える。「ここまでおいでよ」と呼んでいるような気がして、フラフラと吸い寄せられるようにそのまま直進してしまい、訓練尾根に下りる分岐を通り過ぎてしまった。

 写真を撮りながらゆっくり歩いていると、大丸を越えた辺りでラジオをガンガン鳴らすおっさんに追いつかれ、ほぼ同じペースだったので話しながら山頂を目指した。 なんでも一昨日は雪が降った直後を狙って大菩薩に登ったので今日は家でマッタリしているつもりだったが、奥さんに「天気が良いから出かけてくれば?」と言われて「そんじゃまあ塔に行ってくっか」とやって来たという元気なおっさんであった。 ほぼ週一ペースで山に登り、夏はガイドで鮎釣りもやって釣り雑誌に寄稿もしていると言う、なんか太田蘭三の小説の主人公(釣部渓三郎)から出てきたような人であった。 ラジオから流れてくるのがAKB48というのが雰囲気ぶち壊しだったが・・・。

金冷シ上


 丸尾根の気分のいいスノーハイクから金冷シの合流を経て、最期の木の階段を登ると、いよいよ塔の山頂だ。 12時20分、昼飯にちょうどいい時間に山頂到着。いつもならそろそろ雲も出始めるのだが、まだ少ししか雲が無く富士山~南アルプスもくっきり見えている。 

塔山頂

塔山頂から丹沢方面

 こうなるともうちょっと先までという欲求も押さえきれず、ついに塔ノ岳からさらに先へ向かう。 時間的に丹沢山や竜ヶ馬場は無理だが、日高ぐらいまでなら・・・というスケベ心がむくむくとわいてきてしまったのだ。

 塔からさらに先へと階段を下りる途中で向こうから単独行の男性がやってきたので様子を聞くと、「いや、ちゃんとした装備無いんで10分ほどで引き返してきました」と疲れきった表情。 見ると確かにアイゼンを装着していない。 そこそこ雪が降っても塔までは人も多いので何とかなることが多いのだが、そこから先に進む人は一気に減ってしまうので、ラッセルまでは行かなくとも雪は滑りやすい状態でかなり残っているのだろう。

日高へ1

 さすがにこの男性のおかげで冷静さを取り戻し、塔ノ岳と日高の間の小さなコルのあたり、撮影にいい感じに開けているところでUターンすることに決めた。心なしか陽も傾いてきた感じがしたのと、雪原ぽいいい雰囲気を味わえたのでこれ以上消耗することもあるまい、と納得することが出来たのだ。 下りにちょっと寄り道といった程度ではなく、先へ足を伸ばすとそれだけ帰りの距離も増えてしまうので、日も短い冬場は見切りをつけるタイミングが大事なのだ。


日高へ2

塔山頂から新大日
塔山頂から新大日~三ノ塔、大山方面

 さて、塔へ引き返しここから先は地獄のバカ尾根下りである。 只でさえ苦手の下り、しかもキッツイバカ尾根が花立までは滑りやすい雪、花立から下はドロドログッチャグッチャのぬかるみになっている。 まさに行きはよいよい帰りは怖い。 足もいい加減重くなってきておりなかなかペースも上がらない。チェックポイントでメモを取り出して時間を記入したりする度に追い抜かれ、抜かれると引き離される一方でどんどん前が見えなくなってしまうドンガメ状態になってしまったが、それでも2時間25分で大倉バス停に到着。 以前ほぼ空身で丹沢山ピストンをやった時には塔から2時間40分かかってしまったので、鍋割でボッカやった後で日高の手前まで足を伸ばした後ならまあ悪くないかな、と納得した。

見晴茶屋
ここまで降りてくるとちょっとホッとする


 それより何より、今日は快晴、それも風はなく空気は澄んでいるという初心者にも優しい絶好コンディションに誘惑されての予想外の延長で登る予定の無かった塔まで行ってしまったので大満足である。 だって出発前には「塔にしようかなあ、鍋割にしようかなあ」なんて迷っていたのだから・・・。 まあ、最初っから丹沢まで突っ込むつもりで気合入れて行っていたら帰りに鍋割から降りるってのも可能だったかもしれないけどね。

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tag : 登山 鍋割山 塔ノ岳

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 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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