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丹沢主脈縦走!(1日目 大倉~丹沢山)

 多摩川の河川敷から富士山のほうを見ると、真っ白い富士山の手前にくろぐろとした丹沢山塊が見える。 その一番高い山をこっち側から見えるとおりにほぼ全部の峰を縦走する丹沢主脈縦走がついに始まった。

 ちなみに、蛭ヶ岳に行くだけなら「大倉~蛭ピストン」「塩水橋~蛭ピストン」のような脚力に物を言わせた日帰り強行軍もあり、実際にヤマレコでしばしば健脚のツワモノによる山行記録がUPされているのだが、去年の夏に丹沢ピストンをやったところ下りで膝がパンクしてしまい、「蛭ピストンなんてぜってーむり!」と結論が出た。
 
 そんなわけで一泊二日、初日は丹沢山のみやま山荘に泊り、翌朝不動ノ峰~鬼ヶ岩ノ頭~蛭ヶ岳と登り、黍殻山、焼山と降りていくという『丹沢主脈縦走』をとることにした。 丹沢ピストンの折すれ違った山ガールは丹沢山荘に泊って蛭まで行くというのは同じだったが、その後また大倉に戻る泊りがけピストンであった。 交通の便を考えたらそれもアリなのだろうが、ここはガッと縦に線を引いたような縦走をしたいし、交通の便の悪い裏丹沢(北側ね)はめったに行くことはないだろうから今回は大倉に戻るという選択肢は無い。
 
 山荘泊まりということならいつものように夕方4時までに下山する為にやたら朝早く出ることも無いのでぐっすり寝てから出発できるのだが、それでも2時半ごろには丹沢山に着けるように予定を立ててはいた。ところが自宅から駅までのバス、小田急、カナチュウと悉く乗り継ぎに失敗し、大倉を出発したのはなんと11時55分。 ほとんど正午である。塔ノ岳山頂までこれまでの実績を考えると概ね2時間50分。今日は山頂から一旦ユーシン方面に降りて「不動の清水」で水を汲んでいかなくてはいけないので丹沢山まで余計に時間もかかるだろう。 丹沢山は湧き水が無いので翌日の飲料水を得るならペットボトルを買う必要があるのだが、普段から運動中は水を多く飲むし、途中でラーメンを作ることを考えると山頂の高いペットボトルを買うと金がいくらあっても足りないのだ。 もっとも、何度も登ってるのに今まで一度も飲んだことのないので、美味しい湧き水を飲んでみたいという単純な理由もあるのだが・・・。

 さて、あわてて登りだしたのだが、当然のことながらこんな時間から登り始める人はほとんどいない。 バス停で一緒だった登山者は自分も含めて3人だったが、大倉でスポドリを作っているうちに先行していったので自分はどんケツだ。一人はこの時間から塔ピストンとのことだったが、登り2時間半、下りに2時間なら山頂でゆっくり飯とか食っていなければ5時までには降りられるという計算か。 さすがに早くてとても追いつけない。
 
 ところで今日は好天で気温が高い上に風がほとんど吹かないので非常にアツイ! 長袖ジップアップシャツを用意していたのだがiCOOLのメッシュTシャツ一枚で十分だ。一番気温が上がる時間帯だから当たり前だが、大倉尾根は下のほうは樹林帯の為いまいち風が通らなく、上に行ったら上に行ったで直射日光あぶられまくりなので晴れて風が弱いともう暑さから逃れるすべが無い。 すれ違う人との挨拶は「こんにちわー」ではなく「アツイっすねー」になっていく。

 遅い時間に登っているので時折「あれ?今日は泊まりですか?」という心配げな質問も混じる。 そういや以前は自分が降りてるとき(2時過ぎくらい)にすれ違った人に同じ事を言ったっけ。「ええ、今日はみやま(山荘)までです」と言うとちょっと驚く人もいる。塔ノ岳から丹沢山までは1時間ぐらいで行けるのだが、いつも塔までしか行かないとちょっと無茶に見えるかも知れない。バス停の人は経験豊富らしく「ああ、じゃあゆっくりでいいですね」だったのだが・・・。

 花立山荘の少し上で休憩しているおぢさんと言葉を交わすと、「予約していないので泊まれるかどうかわからないけれど、尊仏かみやまに泊まりたい」との事だった。傍目にはかなり疲労の色が濃そうなのでみやままで行くのは少し厳しそうだ、頑張ってもらいたいものだ。 自分はと言えば暑さで参ってはいるが、足自体はまだ余裕がある。

 そんなわけで登り続けること2時間45分、周囲の景色をのんびり楽しむ間もなく山頂に到着した。アレっ?前回より10分近く早い?荷物も体重もは少し重くなってるはずなのだが…。 ひょっとしたら三ツドッケとか鍋割でのボッカとかがいいトレーニングになったというか、足が山向きに少しづつ作り変えられてきているのだろうか。 そんなことを考えつつ、オニギリを頬張り水を飲んだら休憩もそこそこに不動の清水に向かう。

塔山頂

 丹沢山ピストンでバスで乗り合わせた青年に勧められたあとも塔ノ岳には登っているのだが、真冬で水の消費量は多くないし、そもそもクソ寒い中冷水を飲みたくも無いので前回の塔ピストンでは登り返しが面倒でスルーしてしまった。今回は前半は出来るだけ軽量化、水が大量に必要になるのは後半からなので下から大量に担ぎ上げるよりも多少時間はかかってもこちらで汲む方が理に適っている。 ついでに言えばもっと早く登って山頂でインスタントラーメンを作る予定だったから今残っている水ももっと心細くなっていたはずなのだ。 

 水場はユーシンロッジ方面に下りていく道の途中にあるのだが、少し下っていくとヤマザクラが咲いており目を楽しませてくれた。 途中桟道が崩れ迂回しなければいけなかったりもしたがストックを畳むほどではない。 300mほど降りていくとベンチの前の斜面から突き出たパイプからちょろちょろと水が流れ出ている「不動の水場」に到着した。 なるほどパイプの脇には不動明王のレリーフが据えつけられている。
水場への道
ヤマザクラ

水場への道2
崩壊した桟道

不動の清水
不動の清水

 水はかなり頼りない出方なのだが(別に山荘用の汲み場があってそっちの方が出るらしい)、触ってみるとキリリと冷たくておいしそう。 早速ペットボトルに落とし込んで飲んでみた。 非常に暑い日だったので生ぬるいスポドリよりもぐっと美味しく感じる。  うむ、下っては登り返しの25分は面倒だが、この暑さの中冷たく美味しい水をタダで入手できるのことを考えれば安いものだ。 ウオーターキャリーも二本取り出してパンパンになるまで汲むが、護摩屋敷の水場(ヤビツ峠)や弘法の水場(大山の参道)に比べると水量が少ないので思いのほか時間がかかってしまった。 ウォーターキャリーは水筒と違って柔らかいので、汲むにもなんとなく感触が違う。砂漠の井戸でゲルバ(ヤギ皮の水袋)にせっせと水を汲むのもこんな感じなのだろうか。

 二つのウォーターキャリーとペットボトル満タンにすると重量は4kg以上増えてザックはずっしりと重くなるが、まだまだ余力があるのかそれ程苦しくない。 今日はバカ尾根の下りの分の体力を丹沢山までの片道に使えばいいだけなので心にも余裕がある。 一時はどうなることかと思ったが、この調子で行けば5時には間違いなくみやま山荘に到着できる見通しもついたので気分も楽だ。 事前の電話で「2時半ごろには着きますよ。はっはっはー」などと大口叩いた手前すっげえ恥ずかしいのではあるが・・・。

 塔ノ岳から丹沢山までの道はよく整備されているのだが、通る人が一気に減ってしまうのでバカ尾根のように追い立てられることもなくマイペースで歩ける。 稜線上はヤマザクラがところどころに咲いていて目を楽しませてくれるし、眺望もなかなかよろしい。以前は濃霧で何も見えなかったのだが、今日は進行方向に丹沢山やこんもりと前衛峰として聳える竜ヶ馬場が見えるのがいい感じだ。 4時ごろになってかなり陽が傾いてくるが、この時間帯だとどの山に登っても大抵バス停にいるか、既に日陰になった登山道を焦って下っている頃合だろう。この時間帯に頂上稜線をのんびり歩くというのは自分ではまずないことで、なかなか貴重だ。

日高から

 西のほうに目をやると、少し靄がかかってすりガラスのようになっているが、光の中にうっすらと、しかし大きなシルエットが浮かび上がっている。何かなー?と目を凝らすと富士山の影だった。塔の山頂ではまるっきり見えなかったが、光の加減で影だけは浮かび上がってきたか! 真冬の空気の澄んだときに見える白富士に比べて心なしか大きく見える。  これを見ることが出来ただけで今日登ってきた甲斐があるというものだ。 途中数人のトレイルランナーとすれ違い、4時半丁度に丹沢山頂に到着。 
 
竜ヶ馬場から

 山荘で手続きした時にはどうしたことか予約が入っておらず一瞬焦ったが、平日で余裕もあったので問題なく泊まれることがわかり一安心。 まだアメリカ&ノルウェーの女性3人組が到着していないが会わなかったか?と聞かれたのだが、追い抜いた覚えはないから自分よりさらに遅いバスで来るのだろう。遅出が少し後ろめたかったのだが、さらに遅い人がいたか。

丹沢山

 山頂の看板は前回来た時に取り外されていたのでセルフタイマーで改めて記念撮影。その後ビールやワンカップ酒で完全に出来上がっている人と談笑したりしながら午後6時に食事。 飯が美味しいと評判のみやま山荘なので楽しみにしていた本日のメニューは猪肉のスモークかベーコンのようなもの。 多量の発汗で体から塩分が抜けていたせいか、おかずより味噌汁が浸みるようにうまかった。
 
夕食

 夕食後、宮ヶ瀬のほうに降りる道で少し夜景を堪能。夜景といえば蛭が岳と塔ノ岳だが、ここも見えないことは無いのだ。 山荘に戻ったら鼾でたたき起こされないように耳栓をつめて素早く就寝。耳栓の効果はばっちりで翌朝尿意で目が覚めるまで眠りを乱されることは無かった。
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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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