スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大岳山! 1266m!

 うーむ、今回のエントリ「ハイキング」カテゴリだが、もう「登山」カテゴリ新しく作ったほうがいいんだろうか。
 
 
いよいよ、いよいよ、いよいよ(大事な事なので3回言いました)奥多摩三山のひとつ、日本200名山にも名を連ねている東京は奥多摩の名峰、大岳山に登る日がやってきた。

ちなみに大岳山は最初っから目標にしていたわけではない。
以前に自転車で時坂峠を攻めたり、浅間尾根に登ったりした時に尾根道から御前山(1406m)を見て、そのうちあのピラミッドみたいなかっちょいい山登ってみっか、と漠然と計画を立てていたのだが、情報収集してるうちにちょっと洒落にならないレベルでこいつ↓

   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | 
  |    ( _●_)  ミ   < クマー
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)

の遭遇談が出てきたので断念したのである。で、第二候補として、まだそういう話の少なそうな大岳山に変えたのだ。 御前山に比べて山頂の見晴らしがよい、登山・下山ルートともバリエーションが多く、そのうちのひとつは以前訪れてなんとなく土地勘のある天狗滝を通るとか、いざとなったら御岳山からケーブルカー使って降りちゃえる、というのも高ポイントであった。

困ったのは予定コースの登山口最寄のバス停を通過するバスの本数がメッチャ少ないと言う事。 朝8時頃武蔵五日市を出るのを逃がすと次は2時間ぐらい待たないと次のバスが来ないので、自宅を6:30までに出ないといけない。  それで朝5:30に起きたのだが出発準備に手間取ってしまいかなり危ないところであった。これに乗らないとアウツ!という電車にギリギリ・・・・。

 さて、武蔵五日市発小岩行きのバスでは何人か中高年登山者が乗っていたのだが、みんな払沢の滝までに降りてしまい、天狗滝最寄の千足では自分ひとりだった。 このルートとる人あんましいないんだろか?

 バス停を降りて天狗滝へ向かうハイキングコースに向かうが、山に入るまでの舗装路でもすでにキツイ! 傾斜もそうなんだけど、今回はかなりの長丁場になるので水を多めに持っているのと、行動食・非常食(カロリーメイトやウィダーインゼリーのパチもの)に加えてカップラーメンを山頂で食うぜ!等と考えたため、バーナーとかボンベとかコッヘルとか余計な荷物がありいつもよりザックが重いのだ。。
ただ、一度来た事があると体のほうもキツさをある程度織り込み済みらしく、前より多少余裕がある。 一部忘れてしまってるところもあったが、小天狗滝の横を通って天狗滝まではまあ順調。 ここで空のペットボトルにラーメン用の水を汲んでいく。 飲用にしても問題ないのは以前に飲んで判っているので、序盤の荷物を減らすためにラーメンに使う分だけはここで汲んでいく事に決めていたのだ。 ついでに汲んだ水を一口飲む。 さすがにひんやりとしてうまい!

 天狗滝を越えたら次は綾滝だ。 去年の1月に払沢の滝が氷結したのを見に行った際にここまで足を伸ばした事があり、素麺を流したような雅やかな滝という印象があったが、ここ数日の好天で水量が極端に減っていたらしく殆ど涸れたような状態になっていた。
綾滝

ちなみに去年1月の綾滝はこんなカンジ

 先客がいたが、バスには乗ってなかったので多分車で来て先行していたのだろう。この人たちも大岳山に登るとのことだったが、先に出発した自分が頂上まで追いつかれることは無かった。
 

綾滝の先からはいよいよ未体験ルートである。 緊張感と共に進むのだが、これがまあまたとんでもなくきつい道だった。後で知ったのだが、千足からつづら岩までの道は地元民が「天狗のバカ尾根」と呼ぶほどのハードコースだったのである。
石段が整備されててもこんな急傾斜とか
超きつい

木が倒れてたりとか
崩落

冒険心溢れる人ならワクワクしてしまう道であるが、初めての人間にはなかなか手ごわい。数年前から浅間尾根とか東丹沢とかチョコチョコやっていたからまだ心に余裕があるが、経験が無ければ「もうやーめた!帰る!」となっていたかもしれない。
そしてこの厳しい道を進み悪戦苦闘すること40分ほど。 10時丁度につづら岩に到着。 ここは著名なロッククライミングの練習場所らしく、上のほうでなにやらカチャカチャという金属音(多分カラビナの擦れる音)がするが、岩の上に登らないと眺望が効かないのでそのまま休憩なしで歩き続ける。 

つづら岩を越えて尾根に出たあたりあたりから比較的傾斜が緩くなり歩きやすくなるが、途中笑っちゃうぐらい酷い道があったりしてなかなか一筋縄ではいかないのだ。

道悪し
この先道悪し・・・って道じゃないんだけど。

時折現れるこういう難関をクリアし歩き続ける事30分、ようやく眺望が効き始め、10時35分に富士見台に到着。その名の通り富士山が良く見える。 んでもって目指す大岳山の全容も見えてくる。

富士見台から

富士見台から大岳山


ここでちょっとゼリードリンクを啜ったり、屈伸したりして3分休憩。

そして尾根道を15分ほど歩くと・・・・

WOW!
素晴らしい眺望の道が現れた。
絶景1

絶景2


檜原村の山々(浅間嶺?)、そのむこうに丹沢山塊、そして一番向うにどぉ~んと聳える雄大な富士山。疲れも吹っ飛ぶ素晴らしい眺めであった。
可能ならばここにここに小屋でも建てても住みたいぐらいの絶景である。とは言っても今日はここに泊まったりするわけにはいかない。後ろ髪を引かれる思いで通過する。 因みにここはベンチが3つあるので時間に余裕がある人はここで弁当にするのがいいだろう。

ここからしばらく杉の葉っぱや小枝が薄く積もってフカフカのクッションが効いた歩きやすい道になる。馬の調教コースでウッドチップが敷かれているのがあるが、あれに近い感じだろうか。 それに鳥の鳴き声も豊かだ。 ウグイスのホーホケキョに加えて、「キッ、キョッ、キュッ、キョッ、キェッ」という個性的且つ変な鳴き声も混ざる。鳥に詳しければ更に楽しめそうなのだが・・・。 バードヲチャならココはオススメだ。

更にずんずん進んでそろそろ昼飯が気になりだす11時30分ごろ、12時までに山頂着けるかなぁなどと考えていたら、大岳山荘方面と鋸山方面の分岐に到着したのだが・・・・なんということか、大岳山荘方面への道が崩落で去年の暮れから閉鎖されているのだった!
通行止め

う~ん・・・・。どうしよう。
こういう注意書きがある場合、

・実際には体力と技術さえあれば何とかなる
・実際ざっくりとえげつなく崩落して無理!絶対無理!

の二通りの可能性があり、前者の場合ならば
「通れませんと言ってるのであって通ってはいけませんと言ってるのではないよね!」と軽やかに注意を無視して進んでしまうのもアリなのだが、ココに来るの自体初めてで被害状況が判らないので、実際いい加減進んだ後で後者だった場合引き返さねばなら無い可能性もアリ、その場合は大変無駄足になる。 それに自分は体力も技術も不安なので、ココは急がば回れで鋸尾根への迂回ルートをとることにした。

しかし・・・あれ?確か・・・ヤマケイのガイドブックでは鋸尾根コースって鎖場とかあって厳しめなんじゃなかったっけ?
ゆるゆると坂を下り、稼いだ高度が勿体無いなぁなどと考えつつ進むと鋸山と大岳山頂の分岐に到着。ここからいよいよ最後の登りだが・・・

やっぱり来たよ・・・

崩落
崩落危険!ロープが張られている

鎖場1
鎖場

鎖場2

慎重に進めば大丈夫なのだが、高尾山ぐらいしか登ったこと無いとちょっとビビルかもしれないし、そろそろ体力が衰えてきてる中高年の方がいきなり行くにはちょっと厳しいんじゃないの、というレベルである。 まあ自分は臆病でちょっと大仰なのかもしれんけどね。 これから挑戦するぞって人はまあ気をつけて。

そしてこの厳しい鎖場を越えると遂に頂上! バスを降りて8:30から登り始め、今が丁度12:00! 迂回した分もあるし早いのか遅いのか良くわかんないけど・・・。

山頂
頂上だぜ


頂上は妙ににぎやか、というか騒がしい・・・・と思ったら小学校の遠足で今まさに弁当食ってるところなのだった。しかし何処の学校なのだろう?自分が小学校の時は5年で鶴巻温泉から~弘法山(237m)~権現山(243m)~浅間(せんげん)山(196m)、6年で高尾山(600m)であった。 それに比べるとこの年で1266mとは末恐ろしいガキ共である。御岳山中腹まではケーブルカーを使っているのだろうが・・・。

さて、何はともあれ俺もメシだ!おにぎりを頬張りつつバーナーを取り出し湯を沸かす。 このくらいの高度になると気圧の差でカップ麺のフタがパンパンに膨れているのだった!

カップめん
フタがパンパン


さて、沸いた湯をカップ麺に注ぎこんだ時点で大変なことに気付いた。今までこのブログを読んで来た人なら何が起きたかなんとなく察しがつくと思う。

そう 

箸忘れた

仕方ないので持っていたビクトリノクスの栓抜き部分に麺を引っ掛けてチュルチュル啜り上げるのだった。 アーミーナイフを持ってるんだからその辺の木の枝を折り取って箸作ればいいやん、と思うのだが、この時は疲労のあまりそっちに考えが及ばなかった。 まあ何とか完食できたからいいか。 不思議なことに汗をたっぷりかいて体が塩分を欲しているはずなのに普段食っているより余計に塩辛く感じた。一体何故なんだろう。

(下り編は続きを読むをクリック!)
 
 
 頂上にいた人達とちょいちょい情報交換しつつ下りルートを決める。 そう、この期に及んでまだ迷っていたのだからふざけた話である。 朝に武蔵五日市駅前の交番に出した登山カードには 天狗滝から大岳山に登って海沢探勝路を下る予定、但しあんまり道が荒れて危険なようなら御岳山から下る、と書いておいた。 だが、この海沢探勝路ってのが曲者で、

・上から降りるときは分岐を見落としやすい
・道が荒れてるんで登るにはいいが下るには危ない

のだ。 おまけに鋸山から来た人に聞いたら「海沢に降りる道?あったようななかったような・・・あれ?あの丸太で塞がれてたとこかな?」などと不安なことを言う。とはいえ見ても無いのに不安になってケーブルカーで帰るのはちとかっこ悪いのでとりあえず行くだけ行ってみよう。出発は13:00ジャスト。

 しばらく下っていくと確かにに丸太が二本道を塞ぐように置いてあって剣呑な雰囲気を漂わせているが、ロープで封鎖して「通行止め」とかなってるわけじゃないのでまあ大丈夫だろう・・・と舐めてかかって激しく後悔することになった。
最初のうちは鳥の鳴き声も多いし、フカフカのクッション効いてるし歩きやすいじゃん、と思っていたのだ。 ところがしばらくいくとこの道がまた所々とんでもなく急峻な上に、下から登ってくる時は普通ににルートが見えるのに、上から降りるときは不鮮明でルートがわかり辛いという陰険な道だったのである。 一度などは完全に道を見失って、2mくらいの高さから岩にしがみついてズリズリと下りようとしたら手掛かりがなくなって完全に進退窮まってしまい、岩から飛び出すように飛び降りて藪のなかに転げ落ち、ふと右を見たらちゃんと綺麗に踏み分けられた道がある・・・という全身の力が抜けるようなバカバカしい目にあった。
20分ほど進んだところで、今度はロープを伝って降りるところがあり、ここはフカフカの土と葉っぱが混ざっているので、雨が降ったら完全にやばいことになるだろう。

ロープ場
一旦降りたところで振り向いて撮った。 判りにくいけどすごく急。

しばらくの間こうした急な下りで緊張する。 このルートは沢沿いなので土・岩の風化も激しく足場が不安定だし、土が流れて木の根っこが飛び出してるところも多いので注意が必要だ。 

右手に沢を見つつ(傾斜の急なところではすぐ流れてしまうか地下に吸い込まれるので地表に水は出てなくて、V字の底に苔生した石が転がってるだけである)、歩くこと数十分、チロチロとした水音が聞こえ、石と石の隙間に水が流れているのが見え出す。 こういう「ココから川が始まります!」みたいな光景は神秘的とまでは行かなくても荘厳というかなかなか風情があってよろしい。
沢
この下を水が流れてるんだな、と言うのが判る

川の始まり
ここから海沢川が始まる!

岩
あからさまに荘厳な岩 水が滴っている

手で掬えるぐらいの水量になったら沢に下りてちょっと飲んでみる。 ひんやりしてうまい!!!!以前神津島で湧き水を飲んださいに味わった「胃に落ちる前に細胞に吸収される感じ」が蘇って来た。 


更に進むとなにやら林業用と思われるモノレールが現れた。 
モノレール

まあ後はこれを伝えば人間が活動していいる場所にはたどり着けるわけで、よほどのトンマでもなければ迷うことも無いだろうから一安心なのだが、残念な気がしないでもない。

このモノレールが現れたところから更に下ったところでとうとうガマンできなくなり、2本あるボトルのうち1本の水を全部捨てて沢の水に汲み替えてしまった。 マナーの悪い登山者が沢沿いでンコするか、野生動物が粗相しない限り寄生虫の心配は無いと思うので(保証はしないよ)、胃腸に自信のある方はこの沢の水を飲んでみるとよろしかろう。 

ミネラルヲーター
おいしい水


 登山道はそのうちこのモノレールとルートが外れたので興が醒めることがないのはありがたかった。それどころか、そう簡単に安心させてやるかいとばかり、えげつなく道が抉られていたりで最後まで気を抜けない。
 
抉られた道
沢を横切るようになっていたためざっくり抉られた道。 あのー、ココしくじったら傾斜45度くらいのトコ転げ落ちそうなんですけど・・・・。

このデンジャーゾーンを抜けたらふと明るくなった。 新緑の樹林帯に出たらしく、周囲がサワヤカな緑のカーテンで包まれている。 ほんの少しだが疲れが和らぐ。
緑のカーテン

やわらかい緑に包まれて歩くこと10分ほど、遂に海沢三滝の一つ、大滝への分岐にたどり着く。
探勝路を下ってたらすぐ横に滝があるのではなく、大滝の滝壺まで下っていき、またココまで登ってこないといけないのであるが、せっかくここまで来たので見ないと損だよね!と疲れた足を引き摺りながら下っていく。

大滝は落差の大きさもさることながら、滝壺の広さと色の深さ、周囲が岩と森に囲われた雰囲気、その全てが独特で、何か神秘的な力すら感じる。 完全に観光地として整備された払沢の滝(すぐ傍に東屋あるし)と違い、人間の生活と遮断された凄みとでも言いましょうか。 古代からの神とか精霊とか大自然のうんたらとか、もののけ姫ワールド全開な感じなのである。今流行の安っぽいフレーズで言えば「パワースポット」なんだろうが、そういう安っぽい言葉を使いたくない。 できることならココに来る時はできるだけ少ない人数で、他の登山客が少なそうな時に訪れるのがよいと思う。 

大滝1
 


写真では大滝の良さを伝え切れん。 力不足を痛感する。

ヒイヒイいいながら探勝路に戻り、山を下って二つ目の滝「ネジレノ滝」を目指すが、最後の最後にあっぶねー場所にぶちあたった。 正規ルートが風化でグズグズになっており、自分でツルツルの岩にしがみついて迂回ルートを設定しないといけなかったのだ。
デンジャーゾーンその2

このデンジャーゾーンをクリアしてしばらく後にネジレノ滝分岐にたどりつく。ちなみにこの滝も一見滝壷に降りてまた探勝路に戻らないと・・・と思わせておいて、こっちは同じ道を引き返さず探勝路に合流できるのだ!

ネジレノ滝に着いたがあれ?ない・・・・と思ったら、滝は岩陰の向うに隠れているのでゴツゴツした岩を渡って滝のすぐ傍まで寄らないといけないのだった。
ネジレノ滝

とりあえずここでも水を味見。 相変わらずうめぇ。

そして最後の滝、三つ釜の滝に。 その名の通り滝と壷が3つ並んでいるのだ。

三つ釜1

三つ釜2
確かに立派な滝ではあるのだが、いい加減探勝路も終わりに近づき、後ちょっとでアスファルトの道、なんとなく人間の活動の気配が濃厚に感じられるようになってきたので神秘というか荘厳な雰囲気という点では前の滝には及ばない。決して悪くは無いんだけどね。

ここでようやく探勝路は終わりを告げ、後は奥多摩駅まで舗装路である。
歩く距離はここから更に何キロもあるのであるが登山という点ではこれで終わりということでよいだろう。

朝8:30に千足バス停発 12:00に大岳山山頂着  
13:00大岳山頂発   15:35海沢園地 着

ということで一旦エントリおしまい。

ルートラボにコースUPしました


スポンサーサイト

tag : 檜原村 大岳山 天狗滝 海沢探勝路

コメント

非公開コメント

プロフィール

piccoli

Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
最近の記事
最近のトラックバック
最近のコメント
リンク
フリーエリア
にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ツーリングへ にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 波止釣りへ にほんブログ村 マリンスポーツブログへ にほんブログ村 マリンスポーツブログ シュノーケリングへ
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。