スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

島旅2009・夏~新島~ part2

 大島着の船内アナウンスで目が覚めた。 これまで八丈行きでも神津島行きでも最初の停船前に目が覚めてしまったものだが、耳栓のおかげか静かな特二等のせいか、はたまた疲れがいつまでも抜けていないのか、大島での下船の間にもまたすぐ眠りに落ちてしまい利島まで目が覚めることはなかった。

 利島に着く頃には日は昇って眩しいはずなのだが、妙にドンヨリしているので訝しく思ってデッキに出てみると盛大に雨が降っていた。なんてこった!今日は晴れの予報なのに・・・。 利島の周りだけというわけではなくて、空を見るとどうも伊豆諸島北部はみんなこんな天気のようだ。 

新島に着くと、やはり雨。しかも結構激しい。 なんとなくテンションが下がりつつ下船しようと乗船チケットを取り出そうとしたところ、ズボンのポケットに入れておいたはずの財布が紛失! 皆がぞろぞろ降りているのに自分は呆然とするしかなかった。
 
 とりあえず遺失物手続きはしたものの、全財産&乗船チケットは財布の中なのでどうしようもない。 この旅は神津島迄行って折り返し、また東京で下船という何とも情け無い最悪の形で始まる前に終わるのか・・・と頭を抱え込んでいたのだが、ダメ元でリュックのサイドジッパーを開けたところ、入れたはずの無いそこに財布は収まっていた。 

(人騒がせな・・・・・・)と心の底から呆れた表情で遺失物届けをビリビリ引き千切る船員さんの前でひたすら恐縮するしかなかった。 もう下船のリミットは過ぎている。真っ青な顔で駆け下りるとすぐにタラップは撤収された。

 結構激しい雨なので自転車を押して屋根付き歩道に移動し、外したバッグとテント、マットを括りつける作業に入る。 パッキングを済ませたら先ずは観光案内所で地図を貰ったのだが、さてどうしよう。 雨が止むまでここで待つか、さっさとキャンプ場に移動してしまうか。 ここで待っていてもいつ雨が止むという保証もなかったのでずぶ濡れ覚悟でキャンプ地に行くことに決定した。 ズボンを濡らしてしまうと替えはないので途中で海水パンツに履き替え、羽伏浦へ向かう。地図を見ないで走ったのでキャンプ場のあるスポーツ公園ではなく海岸に出てしまった。 羽伏浦は白砂の美しさで評判の海岸だが、ドンヨリした雨雲の下ではその美しさは半減してしまう。 
雨のメインゲート

ここでつっ立ってても雨に打たれて(いや、東屋はあるんだけどさ)体を冷やすだけなのでさっさとキャンプ場へ行こう。

 立派な管理棟で手続きをしながら事務のおばちゃん(といっても75!)に話を聞くと、当初予定していたが週間天気予報を見て取りやめた八月上旬はやはり大荒れの天気だったらしく、テント200張まで収容能力のあるこのキャンプ場に15張しかキャンパーはいなかったそうだ。

 そのうち雨が止んだのでテントサイトへ向かい、自分のテントを張る場所を探す。このキャンプ場は三宅島噴火に伴う群発地震の被害による和田浜キャンプ場の閉鎖に伴い臨時に移転したものだが、設計者がキャンプを良く判っている人なのか、非常に丁寧に作られている。 サイトがテント一区画分づつ丸太杭を打ち込んで仕切られており、空いている区画の好きなところに張って良いのだ。 とは言っても快適に過ごそうとすればそれなりに選ばねばならない。 朝陽で無理やり目を覚まさせられないように、ある程度日陰になる所がいいのだが、かといってあまり木に囲われたところだと風通しが悪くなってヤブ蚊が襲ってきやすいし、一日中日陰だと芝も育っていないので下がゴツゴツしてしまう。 一方それなりに間隔の空けて木が植えてあるところだと物干しロープも張り易いし、芝生も養生されているので快適になる。 八月も終わりに近づき、キャンパーが減っているとはいえ、さすがにそういうオイシイ一等地は先に占領されているので、まずは二等地にテントを張る。

 張り終わったあたりで一等地にいた外人キャンパーが荷物を片付けて撤収して行ったのでより良い暮らしを求めて素早く移動。 ムーンライトⅠはペグさえ抜いてしまえば移動は簡単なのであるが、このわずかな間に蚊の猛襲撃に遭って、膝から下が何かのあやしい伝染病か風土病にかかったかのようにボコボコに腫れ上がり赤い斑点ができてしまった。 そうして2度3度と引越しをしているうちに雨が止むだけではなく雲も晴れ日が差し込んできた。 そろそろ動くにはいい感じになってきたので、炊事用具や着替えその他生活用具をぽんぽんテントに放り込み、スノーケリング道具とカメラだけ持ってキャンプ場を飛び出した。

 まずはさっきさっさと引き返してしまった羽伏浦へ向かう。先ほどはどんよりした灰色の世界だったが、いざ日が差すと途端に白とブルーの絵葉書の世界に変身!

晴れた!

 サーファーのための施設「メインゲート」の白が海と空に映えてとにかく美しい。 コーガ石のBSどーもくん像も滑稽なのに妙にマッチしてしまうから面白い。 
BSどーもくん

 とは言えサーフィンもボディボードもやらない自分にはこれ以上サーファー天国を眺めていてもしょうがないので、再び西側を目指す。 途中いくつか食べ物屋らしきものがあって、「漬け丼」「カレー」等と書かれているのだが、外観がどう見ても日成ビルド工業製プレハブって感じなのでちょっとそそらない。それに飯にはいくらなんでも早すぎるので後でいい。まずはスノーケリングスノーケリング!と間々下海岸へと急いだ。

 途中、光と風の塔でパチリ。頑張って作ったわりにはあまり人が訪れている気配はないし、中は埃を被っていたけど、なかなかフォトジェニックな展望台だと思う。
光と風の塔
 
 途中、ギリシアの遺跡を髣髴とさせる湯の浜温泉の誘惑に負けそうになるが
湯の浜露天風呂展望湯
振り切って間々下海岸に到着(といっても徒歩一分しか離れてないけどね!)。

間々下海岸

 間々下海岸は景勝地鳥島を中央に左に広い砂浜、右にゴロタ交じりの小さな砂浜に分かれているが、ライフセーバーによると潮の流れのせいで右側は変な巻波と沖向きの流れが出てちょっと安心できない感じらしい。 それでは、と3点を装着して海に入るが・・・・・

冷っめて―――っ!!!!

なんだこりゃ?とても夏の海の水温じゃないぞ?確かに水産技術センターのデータでは水温は下がっていたが、ここまで酷いとは・・・。 それでも一回全身に水を被ってしまうとなんとか体は慣れるのだが・・・。
 で、透明度はというと底層の砂が巻き上がってるのかややボンヤリしている。 それでも油壺や真鶴よか数段上なのだけどね。 去年の赤崎で受けた衝撃と感動からすると、ちょっと「ん?」ってな感じ。 大き目の根の上にはトウゴロウイワシと居着きのものらしいアジの群れ、それとソラスズメなどが少々。 そしてボテッと大きなアメフラシがのそのそ這っているのだけど、どうも赤崎に比べると(比べちゃいけないんだろうけど)地味でポテンシャルが低いのは否めない。 鳥島の断崖のほうにも行ってみたんだけど、逆にこっちは魚影が薄いし。 
 おまけに上からだと波はそれほど無いように見えるのに、水中では変な水の動きがあるのか、洗濯機の中でかき回されているように水流で体が持って行かれてしまう。これじゃとてもじゃないけど写真は取れないし、下手をしたら波酔いしてしまいそう。 それにこの水温だととても長時間潜っていられないので、20分ほどしたら上がってしまった。 
 
 一応ここが新島のNo.1スノーケリングスポットなのだけれど、水温の上昇は見込めないし、この調子だと道具持ってくるの無駄だったかなぁ、と早くも残念ムードが漂ってきてしまった。
 
 それでもスノーケリング以外にもやることはある、ちょいと足を伸ばし新島ガラスアートミュージアムと親水公園へ向かう。 最初は新島のガラス工芸にまったく興味が無かったので
「ガラス工芸よりこの建物自体のほうがオブジェっぽくてカッコいいな!」
などとあたまがわるい小学生のような感想を抱き、建物の写真だけ撮ってパスしてしまった。
ガラスアートミュージアム

 そのまま道を直進して親水公園へ進む。
 親水公園というのはコーガ石を切り出して作ったギリシアのアクロポリス遺跡っぽい構造物に水を流してある公園なのだが(身も蓋も無い言い方だな)、規模が小さいためなんとなくマネッコ的無理やり感が否めない。あと三倍ぐらいの面積があってオブジェも増やしたら一層の迫力もあるんだろうけど、ガイドブックに載ってるメインの構造物以外は目立つものが無いんだよね。 とはいえ、基本のデザインがいいのだろう、そのメイン構造物はつい写真を撮りまくりたくなる完成度ではあった。
親水公園

 ちなみに親水公園の中にはレストハウスがあってメシも食べられるのだが、よりによって今日は月曜、定休日であった。 ふつー観光地の飲食店は8月に限り休みなしでやったりするもんだけどな。


 この先まだ道は続いているが、結構な登りでもあるしこれ以上先に進むなら一旦荷物はキャンプ場に降ろしたほうがいいのでとりあえずここでUターンし、北上することにした。
羽伏浦へ向かう新島本通へ曲がる道ではなく、直進ルートだと和田浜方面への道となる。 和田浜は本村前浜と違って突堤がいくつも作られていない自然海岸なのだが遊泳禁止なのが辛いところ。
和田浜

 ちなみに昔はこちらが指定キャンプ場だったのだが、三宅島噴火に伴って伊豆諸島北部を襲った群発地震で崩落の被害があり、キャンプ場は閉鎖されてしまった。かつてのトイレや炊事場などの跡が物悲しい。

 さらに進んで右に曲がったところに新島村博物館があるのだが、こちらも月曜休館なのであった。そのためずんずん直進するが、とりあえずここで海岸沿いの道は行き止まりとなるので引き返す。そろそろ食事もしたくなってきたことだし・・・。

 新島本道のほうに戻る道すがら、本村前浜海岸の海水浴場を眺めたのだが、シャワー室なども備わっており確かに賑わっているのはコチラのほうなのだが、外洋との境目がよくあるブイではなくテトラで仕切られてしまっているので風情が無い事夥しい。 八丈島の底土や八重根のようにほっとくと外洋の強烈な波がドッパンドッパンぶち当たるようなところであればそれも仕方が無くはあるのだが、ここはそういうわけではないし、ビーチでおにゃのことキャッキャウフフするなら兎も角、スノーケリングで魚や海亀と戯れたい人間にはあまり魅力が無さそう。そんな訳でここで自転車を降りてもう一度海に入ることはなかった。

 ガイドブックに載っていたお酒「イリオン」を購入しようと宮坂酒造にも足を伸ばしてみたのだけれど、もう扱っていない様子。なんだか歯車がかみ合わない。 

 さて、メシ場を探そうと思ったのだが、もう一時を回ってしまったし、穴場を探してるうちにランチタイムを過ぎて食えなくなるのもあほらしいので手近な本道沿いの所で済ませる事にしたのだが、焼肉屋とかヤキトリ屋とか、別に新島じゃなくてもいいやん、というわけで、結局さっきあまりそそられないなぁなどと駄目出しをしたプレハブ小屋の食堂に入ることになってしまった

 僕が入った「潮観亭」のメニューは「漬け丼」「刺身定食」「カレー」の三つ。 カレーはどうせ晩飯でレトルト食うことになるので当然除外。刺身定ももうブリしかないとかで、ブリとカワハギの二種類が楽しめる漬け丼にした。  味はなかなかいけるのだが、丼はやや小ぶりなので大食いの人にはやや不満が残るところか。 自分はといえば朝ちゃんと食べてないし、結構腹が減っているはずなのだが、疲れのせいか思ったより食欲が出ずそれなりに納得してしまった。 神津島のよっちゃーれセンターのような破壊的漬け丼が出てきたら出てきたで大喜びで平らげてしまうのだろうけど・・・・。

 さてと。 飯を食ったら一旦キャンプ場にスノーケリングセットを置きに戻る。 この先持ってても重石になるだけだからな。
 
 で、なぜか一箇所道を間違えていった先に美しい海岸があったので思わずパチリ。新島空港の脇を直進したところね。

空港下

空港下2

空港下3

[高画質で再生]

新島・羽伏浦海岸の波

[広告] VPS

↑ファイアーフォックスの人は、IE TABで切り替えて見てね。

サーファー垂涎の波だと思うのだけれど、メインゲートのある海岸か、「シークレット」と呼ばれるポイントに行ってる人が多いのか、ここには誰もいなかった。

 一旦キャンプ場に戻って荷物を全部降ろした後、再びメインゲートへ。光の加減でいい感じになっているだろうと思ったら、ビンゴ!
メインゲート

 先ずは北上し羽伏浦展望台~若郷方面へ行こうと思ったのだが・・・・
平成新島トンネル

 平成新島トンネルは自転車通行禁止だったのである。古いガイドブックのまま情報をアップデートせず、観光協会で貰った地図も熟読していなかったが故の悲劇であった。仕方が無いので羽伏浦展望台でUターン。

羽伏浦展望台からの眺望

北がダメなら南があるさとばかりに今度は南下。 海なりに進んでも夕方には帰ってこれるだろう、ってなワケで、向山林道をグルリと回る旅に出る。
 
 ここまで大した走行距離ではないのだが、船中での寝不足や、日焼けの疲労などが溜まってきたのか足がどうにも重い。途中一回足を付いたりしつつ、何とか大峰展望台に到着。

大峰展望台
例によって去年の式根島や神津島の服と同じような気がするがそこは突っ込み禁止

 その後も海沿いに海沿いに進み、「ボルタック」と地図に書いてあるところを目指す。 でも「ボルタック」ってなんじゃらほい? それらしき場所に行ってみるとこんな設備があった。

新島ボルタック

後で内地に戻って調べたらボルタックというのは、VOR(超短波全方向式レンジビーコン)とTACAN(戦術航法システム)をを併設した無線標識とのこと。よくわかんないけど飛行機用の電波灯台設備みたいなもんだろうか。

 想像していたものとなんとなく違うのでややがっかりしながら進むと、端々展望台までは行けたものの、その先は「防衛庁設備のため立ち入り禁止」の柵に阻まれて何処にも進めなくなってしまった。そういえばこの先にはミサイル試射場があったんだっけ。
 
早島と新島灯台

 上からは早島と新島灯台が見えてすごくいい感じなのだけれど、ここは諦めるしかなかった。伊豆七島マガジンには


人間というのはおかしなもので、最南端とか、北の果てなどというと、それだけで意味もなく行ってみたくなる。ここもそんなスポットの一つだろう。展望台とは名ばかりで展望の悪さは島随一。目にできるのは眼下に見える自衛隊の広大な敷地とそれを守る鉄柵&有利鉄線のみ。いったい過去、どれだけの人が、最南端のイメージにつられてここを訪れ、入口に立つ若造自衛隊員に「ここから先は入れませんよ」と説教されたことだろう。その光景を想像するだけで、なぜかムナシクなる展望スポットなのだ。



と書かれている。 僕自身はここからの展望は結構気に入ったのだけれど、ここから先に進めないことのほうが癪だ。柵の前にお説教を食らわす警備の隊員もいなかったが、もうこっそり入るバカもいないだろうとタカを括られている様でそれはそれでなんかムカつくものがある。

 この後なんとなく道に迷いつつ(頭がボーっとしてて現在地を把握できていないのか、地図がいい加減なのかわからんけど)気がつくと向山(大山)のコーガ石採掘場&展望台入り口に来てしまっていた。

 ここはなんとなく戦隊ヒーローと悪の秘密結社の怪人との対決が行われそうなイカニモ的な雰囲気がよろしい。 砂にタイヤを取られるので自転車は入り口に置いて来ちゃった方が良いかもね。
向山採石場

向山採石場2

向山展望台

向山展望台2

眺めもなかなか良い感じ。

 ここを過ぎると後はキャンプ場に戻るだけなので、途中新島ストアで夕食の買出しをしていく。 夏場の単独行の常で、またレトルトハンバーグやカレー、ソルトクラッカーにチーズとギョニソーなんだけどね・・・。野菜メニュー作りたいけど、2~3泊で使いきれる分でバラ売りしてくんないかなぁ。

 疲れているところに暗くなると調理もメンドクなるので、6時半過ぎには飯を食ってしまいなんと7時に就寝。 シャワーも浴びずに寝てしまった。
スポンサーサイト

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

コメント

非公開コメント

プロフィール

piccoli

Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
最近の記事
最近のトラックバック
最近のコメント
リンク
フリーエリア
にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ツーリングへ にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 波止釣りへ にほんブログ村 マリンスポーツブログへ にほんブログ村 マリンスポーツブログ シュノーケリングへ
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。