ホリエモンとテロリスト

 既に話題としては旬を落してしまったかもしれないが、書いておかねばなるまい。ライブドアの堀江社長について。

 いろいろと「言った」「そんな事言っていない」と話題になるホリエモン発言であるが、伝え聞く彼の言葉の中に思わず反応してしまうのがあった。

「どんな人も金で動く」
「人が金で落ちる瞬間が面白い」

 いいかげんな記憶(しかも他のマスコミ経由)なので正しい文知ってる方がいたらコメント欄で指摘してくれ。

 で、この発言に反発される方は結構多いのだろうが(「金じゃ買えないものがある」とかってね)、ワタシはこの発言聞いた時全く見当違いの方向で嬉しくなってしまった。

 「あっあっあ~っ!!小説の登場人物と同じ事言ってるぅ!」

テロリストのパラソル (講談社文庫)テロリストのパラソル (講談社文庫)
(1998/07)
藤原 伊織

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 藤原伊織の名作「テロリストのパラソル」のラスト、主人公がかつての親友(爆弾事件を起こし、外国を逃亡してるうちに南米の麻薬組織のボスになってしまった)と対決するシーンで、かつての友人はこう言い放つ。

 「例えば任意の誰でもいい、現金を見せたとする。君の年収程度じゃこの国では誰も驚かないだろうが、それをもし10倍、一千万に引き上げたらどうなる?その現金を前にした人間は心が動くかもしれないし動かないかもしれない。動かなければそれでいい。なら今度は、さらに10倍、一億を積んでみようじゃないか。現金で一億。 それを目の前に置いてみよう。そんな時たいがい、人間の理性は欲望に敗北するのさ、つまり人間が変わる。水が100度で気体に変化するようにね。もちろん、それでも足りない時はあるさ。しかし、もっと金を積み上げていけば、どんな人間にもいつか沸点はやってくる。それがこの20年あまりで僕の学んだ確かな法則なんだ」


 ホリエモンがこの小説を読んだかどうか知らない。しかし、オイラと1つしか年の変わらない、今まで自分の好きなように生きてきたであろう社長サンが、

 爆弾事件で人殺し→外国で逮捕・拷問→脱走→麻薬組織の大幹部に・・・

とキツイ人生を送り、 「クソを再生産するこのクズのような国に復讐してやる」 という強烈な意思を持つこの登場人物とほぼ同じ事を言うのは何とも不思議である。 彼らの間を繋ぐ共通項が金だけであるとしたら、


金ってすげえ。 てか 恐い。

 お前はそんなふうに沸点が来て狂わされるほど現金積まれたり、金が手に入る事なんざねえだろ!

 と突っ込みが来そうであるが、そういうあんたは甘い。 「金」っていうのはプラスであるだけとは限らない。 マイナスであってもちゃんと沸点(氷点と言うべきか)は来ますから。  で、こういう氷点って、ゼロからの距離でいえば沸点より絶対近いところにある! しかも、命まで持って行かれたりするから! オイラの場合はこっちのほうが切実。
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 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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