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裏金担当部長が泊まったホテルを探せ!

裏金 (角川文庫)裏金 (角川文庫)
(1995/04)
清水 一行

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清水一行の作品の中に「裏金」という傑作がある。
 国税の査察を受けたゼネコンの裏金管理・運搬係の部長が、重役への捜査が及ぶ前に行方をくらます事を要請されるのだが、逃亡中に肝心の重役が逮捕され、洗いざらいゲロってしまったために進退窮まる・・・というストーリーだ。

  各地の出張所の人間と顔を合わせたりしないように気を使ったり、いつ自分に逮捕状が出るか、会社の中での自分の立場はどうなるのか・・・という社員の心の不安が見事に描き出されている。

そこに連絡係を務めてくれる関連会社の女子社員との不倫ロマンスとか、口封じの為に命を付け狙う殺し屋の恐怖などが絡み一級のサスペンスに仕上がっている。

 この小説で、裏金担当社員が逃亡初日に泊まるのが「渋谷のビジネスホテル」なのである。 逃亡といっても最初は勝手がわからず、自宅が大森、会社が新宿なのに渋谷界隈をうろうろし、結局「宮下公園近くのホテル」に泊まってしまうのだ。 もっと遠くへ逃げればいいのにマヌケだなぁ、と思うが、意外と人間てこんなもんかもしれん。 

 で、このホテルであるが、思い当たるのは二つしかない。 宮下公園の隣にある「渋谷東急イン」と野村証券の裏手にある「渋谷ビジネスホテル」だ。

 小説の中では「宿泊費がやたら高い」「天井が低く、日も当らず息苦しい」「地下に中華料理店とバーがある」とのことなのだが、地下にバーがあり、料金も高めなのは東急イン(レストランは欧風料理)だ。
 
 一方、日当たりが余り良くなくて中華料理店があるのは渋谷ビジネスホテルのほう(ここの中華料理店は近所でも評判の美味かつ安値なので実はしょっちゅう昼飯を食いに行っている)である。

 おそらく清水さんはこの二つをかけ合わせて小説に登場させたのではないだろうか。



注:渋谷ビジネスホテルは2008年に取り壊されました
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tag : 清水一行

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