スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

式根島へ・・・・その1

 早く寝なければならないのに眠りについたのは夜中の1時。 起きたのは明け方の5時だから正味4時間しか寝ていない。うう・・・きつい。もそもそとトーストを齧ってコーヒーを飲み、朝6時に自宅を出た。高速船が出るのは8:20で手続きは30分前には済ませなければいけないので、ゆとりを持っていくならばこの時間に出なければならないのだ。
 
 昨年の八丈島行きでは自転車で行ってしまったので判らなかったが、浜松町から竹芝桟橋までちょっと歩かねばならない。が、あさっての方角側(南口)から出てしまったので、無駄に歩き回ってしまった。

 乗船は2度目なので余裕で手続きを済ませたが、高速船は夜行客船と違い貧乏旅行テイストの若者は少ない・・・てか、俺しかいない。 後はみんな釣り師と中高年旅行者だ。台風で数日出船しなかった事もあって高速船は中々の混み具合だ。 
セブンアイランド夢

 今回初めて水中翼船に乗ったのだが、デッキに出られないので40ノットを超える高速といってもいま一つ実感できない。ガキのころ乗った大島行のシーガル(双胴艇)のほうがデッキに出て風をj感じられる分速さを実感できたんじゃなかろーか。 途中、大型動物(くじら?)との接触多発区域というのがあって、そこを通過する時にはスピードを落とすし、大島を出てしばらくしたらうねりが出て急減速したりでなかなかスムーズにはいかないのだ。 寝不足の時は酔い易くなる物で、新島到着の20分ぐらい前にはすっかり気分が悪くなってしまい、揺れない水中翼船でゲロったらみっともないなぁ、などと考えていたのだが、パンツのベルトを緩め数回ゲップをして何とかやり過ごした。危ないとこだった。

 そんなこんなで新島から10分ほどで式根島着。地面に足を付けたらこっちのもんだ。スタスタ歩き出し、坂を上る。 当初の予定ではまず釜の下で荷物を下ろし、そっから軽装で島を回るという予定だったのだが、いい天気だし近場の泊海岸くらい回ってもいいだろう、とノコノコ歩いていく。

泊浦

泊浦2
泊浦 とってもキレイ

 で、この後キャンプ場へ向かえばいいものを、「大浦海岸もそんな遠くじゃないし、じゃあついでにそっちも・・・・。」とまたフル装備を担いだまま歩いていってしまった。

 大浦海岸はキャンプ場も併設。綺麗なシャワーとトイレ、30人近くが一度に使用できるバーベキュー場もあるご機嫌な海岸だ。 ゴールデンウィークと7~8月はこちらが指定キャンプ地になる。海に向かって左側は中々迫力のある断崖になっている。
大浦海岸1

大浦海岸2


お馬さん
海蝕奇岩「お馬さん」

 いいかげんこっからおとなしくキャンプ場へ向かえばいいものを、中の浦を経由して神引山展望台へ続くハイキングコースを発見し、フラフラと吸い寄せられるように入っていってしまう。 そろそろ食事の時間だが、船酔いの後遺症で腹が減っておらず、島の中心街で食糧をゲットしなければという切実さがなかったのでどんどん海岸沿いへ行ってしまったのだ。 まあこっちのほうにも店の一軒くらいあるだろと甘い考えを持っていたのも事実なのだが(実際には一軒もない)。

 ハイキングコースといっても軟派な遊歩道ではなく伸びた草や枝が脛を引っかき、時には毛虫が上からコンニチワとばかりにぶら下がっている中々ワイルドな道を行き、たどり着いた中の浦は非常に美しい海岸だった。砂浜と磯のバランスがよく、真夏に来たらさぞかし楽しめることだろう。ここで自分撮りに熱中し、何度も重い荷物を背負ったまダッシュを繰り返して無駄に消耗してしまった。 
中の浦海岸

 
 ここからさらに神引山展望台へ・・・この頃には完全に引き返し時を失っていた。
 神引山展望台はさすがに島最高標高で素晴らしい眺望だが、元々オイラは高所恐怖症の気があるのか(そのくせ山登りしたりしてるけど)、ビビリが先に来てしまう。なぜなら、緩やかな斜面を登りきっての高地ではなく、柵の向こうは真っ逆さまの崖。しかもヤワくてもろい軽石のような地質のため、そこかしこが崩落しており、立ち入り禁止になってる所もあったりするから足が竦んでしまうのだ。

神引山1

神引山2

神引山3


 ここまで10数キロのザックを背負って歩いてきたのでいいかげんぐったりしてきたが、毒食わば皿まで、唐人津城まで行ってしまう事にした。 どうせ今から中心地へ向かっても飯時は終わってるだろうし、キャンプ場に行くのならこのままぐるっと回ってしまっても大差はあるまい・・・と。とんでもない間違いなのだがそこは無知の怖さ。 さっきよりいっそう登山道テイストの強いハイキングコースを進む。が、重い荷物を背負って階段を登ってきたので太ももがつりそうになって来た。

 ハイキングコースはGW以降通る人が少ないのか、枝が伸びてきて脛を引っかいてちょっと痛い。ちゃんと長ズボンを履くべきだったが、今から荷解きをしてイージーパンツ(寝巻き代わり)を出すのもめんどくさいのでそのまま強行突破。椿に毒蛾の幼虫でもいたらえらいことになるが、それは考えない事にしてそのまま突っ切る。

 たどり着いた唐人津城は荒涼とした火山の爪あとといった殺伐さと独特の解放感がない交ぜになった不思議なところだが、 何よりおっそろしい事にここは柵の類いが一切無い。 素晴らしい眺望なので、おお、ここを登りきった先はどうなっているのかな、とひょいと覗き込んだ先は断崖絶壁であり、迂闊に踏み外せばがけ下転落海へ真っ逆さま人生それまでよ、という按配なのである。 持ち前のおっちょこちょいさより高所恐怖症の独特の勘が勝っていたからよかったが、うっかり踏み出していたらえらい事になるところであった。
唐人津城


唐人津城2
この先は海へ真っ逆さま。

先へ進んだところにある隈の井(くまのい)も同じような按配で、柵が無いのは景観を守るためのポリシーなのか、作ったところで岩盤が脆いからすぐに倒れてしまうから作らないのかわからないが、どちらにせよスリリングな場所である事には変わりない。

 こっから先ハイキングコースは御釜湾をぐるっと回るルートになり、途中幾つかヤグラのような展望台が建っている。 几帳面に全部登ったものの、どれも伸びた松にちょっと遮られているのが惜しいところ。
御釜湾1

御釜湾2


 そしてハイキングコースが終わるといよいよお楽しみの温泉地帯である。何だかんだやってるうちに半分以上回ってしまった。

 まずは「内科の湯」の異名をとる地鉈温泉。 その名の通り鉈で地面を割ったような鋭い谷底をきつい階段を下りて底まで行き、磯場の近くまで行く。昔はこの階段もなくて船で行くしかなかったそうだ。 
地鉈温泉1

 上の便所であらかじめ着替えを済ませ、スタスタ階段を下りて行くと先客が二人。例によって「相澤仁美のようなダイナマイトボディのギャルと混浴にならないかな?」などと虫のいいことを考えていたのだが、相澤仁美どころかそれは見事な刺青をしている男と、ちょっと痩せぎすの美人のカップル。 どうみてもヤクザとその情婦です本当にありがとうございました。
なるべく目をあわさないように、それでいて無礼にならないようにというハイレベルな挨拶をしつつその二人とは違う湯壷に入ったのだが、
地鉈温泉2


潮が上げてきてあっという間にぬるくなって来た為、同じ湯壷に移動。 
地鉈温泉3


 こちらは良い湯加減だが、ファッションタトゥーではない若頭クラスの全身びっしり刺青のおじさんと同じ湯壷なので全身冷や汗を掻きながらの入浴となった。 この二人が出て行くとオイラ一人となり、それはそれでちょっとさびしくなってしまったのだが、今度は誰にも気兼ねの要らぬ解放感もある。とは言え両側が今にも崩れてきそうな崖なので圧迫感はあまり変わらないのであった。

 ちなみに岩の表面には藻と温泉成分が沈殿したものがねっちりと付着しており、これがものすんごく滑りやすいので注意が必要。自分も二回ほど滑ってしたたかケツを打ち付けてしまった。露出している岩より水面下のほうが特に滑りやすい。 湯船に入るときはマリンブーツやギョサンを脱がないといけないので、水の中に足を踏み出す第一歩に特に注意しよう。 濃厚な赤茶色のお湯で底がどのくらいの深さ(意外と浅い)と形状(ゴロゴロの石がランダムに転がっている)なのか読めないので底に足が着くまでそろりそろりと行くのがいいだろう。

湯加減の穴
温泉から出た後に湯加減の穴に手を突っ込む、ホワーンと暖かい。


たっぷり30分浸かった後は外科(&皮膚科)の湯である足附温泉へ、 とその前に高齢者向けの温泉施設・憩いの家の前の自販機でサイダーを呷って一息。 甘いドリンクが何よりうれしい。

 足附温泉はさっきとはうって変わって解放感のある海岸沿いの温泉だが、時合いが悪かったのか、やや温めで物足りない湯温であった。とはいえ、療養などが目的で長時間浸かる気ならこれぐらいのほうがちょうどいいのであろうし、ぬるめ好きならこれくらいがベストだろう。あと、真夏のクソ暑い時期ならこれくらいのほうがいいのかもしれない。 時折足元からポコポコと小さなあぶくが出てくるのがいかにも温泉らしくてよろしい。 
 ちなみにこっちは地鉈温泉とは違い比較的透明な炭酸泉だ。
足附温泉


 その後ようやっとキャンプ場へたどり着き、テントを設営。 スーパーへ食糧の買出しに行くが、朝食にしようと思っていたパンが一個も無い!おまけに代用品として考えていたプレーンのクラッカーも売っていないので、明日の朝食はとんでもなく貧しい物になりそうだ。 今日は結局昼飯も抜いちゃったし、夜は貧弱なラーメンだからそれじゃまずいんだけどな。バナナでも買っておけばよかったのだが、底に考えが及ばず、何故かサンマの蒲焼缶詰とビールを買って出てきてしまった。

 キャンプ場に戻ると、さっき入り口のところでちょっかいを出した猫が妙に甘えた声で擦り寄ってきて餌をねだるのだが、こっちも貧しい食糧事情なので分けるわけにもいかず、レトルトの中華丼の具(ラーメンに入れる)のパックを切り裂いて、袋にこびりついたのを舐めさせてあげるくらいしかできなかった。

 その後手帳に行動記録を書き付けていたらもう一匹の猫がやってきてどっかりと膝の上に胡坐をかいたかと思うとクークー寝息を立てて寝てしまった。人懐こいのはいいのだが、初対面の男の膝の上で熟睡するとは一体どういう神経をしておるのだ。

 しばらくして目を覚ましたら何故か猛ダッシュで逃げていったので、今宵のお楽しみである夜風呂へ。 キャンプ場の隣、式根島港のすぐそばに「松ヶ下温泉・雅の湯」という露天の温泉があり、ここは地鉈や足附のように足場が不安定ではなく、明かりもあるため老若男女安心して入ることが出来る。 
雅の湯(夜)


ここでたっぷり一日の疲れを癒し、湯上りにサンマ缶をつまみにビールで一杯、さらにチューハイを追加したのちシュラフへともぐりこんだ。 釜の下キャンプ場は出てすぐそばのところに酒屋(午後7時には閉まる)とビールの自販機があり、八丈島とは比べ物にならない勢いで堕落していくのが可能なのである。
スポンサーサイト

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

tag : キャンプ 式根島

コメント

非公開コメント

プロフィール

piccoli

Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
最近の記事
最近のトラックバック
最近のコメント
リンク
フリーエリア
にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ツーリングへ にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 波止釣りへ にほんブログ村 マリンスポーツブログへ にほんブログ村 マリンスポーツブログ シュノーケリングへ
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。