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天候急変!大荒れの三つ峠

 キンキンに冷えているうちに大菩薩か清八山に登っておきたかったのだが、例によって半年に一度の招かざる客であるウイルス性の気管支炎にかかって山行が延び延びになってしまった。 体調とスケジュールがようやく整ったと思ったら、今度は天気がどうも怪しい。 予報によると気温が急上昇し前日より10℃近く上昇するとのこと。 2月に入ってからあまり雪は降ってないし、ここに高温が来たら雪は融けてぐっちゃぐちゃやろなぁ・・・とガッカリしながらもこのチャンスを逃せば次はいつになるか分からないので頑張って早起きして出発!出発!

 車内で何度もうたた寝して、あやうく大月での乗り換えに失敗するところだったが、なんとか無事に一番早い便で笹子に到着。
駅を降り立つと、確かにこれまで何度か来た時に比べだいぶ温かい。今日は予報を信用して冬用の内張のあるパンツではなく、春・秋に使う膝下で取り外しのできるコンバーチブルパンツなのだが、下半身にウェアを抜けてくるような冷気を感じない。それ以上に露出している顔もしばれるような感じはなく、登山口に向かうまでの道路を歩いているだけでだいぶ体が温まってくる。 

 舗装路の終わる変電所の前でウェアを脱ぎ、チェーンスパイクを用意したのだが、雪が少ないためすぐに外してしまった。 登山届を入れるポストのある登山口から植林帯に足を踏み入れたのだが、初めて登った時(2013年)には植えたばかりで小さかった苗木も大きくなり枝が伸びて行く手を遮ることもあって、うっすら雪が積もるとどこが正しい登山道なのか判らなくなるほどだった。 これから数年後、さらにこの若木が伸びたらここもうす暗く見通しのきかない針葉樹の林になってしまうのだろうか。

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 さて都心部の方で雪の予報があっても結局ショボいみぞれ交じりの雨・・・という事がほとんどだったので、こちらもそんなに積もっていないだろうとあたりをつけてはいたのだが、予想通りほとんど積もっておらず、モザイク状に雪が溜っているか、やや積もっていても草や木の根っこが飛び出しているといった具合で、チェーンスパイクの使いどころにも困るような状況だった。 10本歯の軽アイゼンをやめてチェーンスパイクにしたのは正解だったようだが、外したタイミングで雪がうっすら被っている道が続いたり、装着したとすぐ先でまた雪が無くなったりとなんともうまくいかない。

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雪が出たり出なかったり

 ふとザックのストラップに付けた温度計を見ると、気温は4~6℃を指している。凄まじい冷え込みに当たった二度目の時が-12~14℃、一昨年が-4~6℃だったから、これは異常に暖かい。 -12℃の時はマイクロフリースとプロミランのインナーのグローブでは足りず、痺れて感覚がなくなりかけるところまで行って慌ててオーバーグローブを装着したのだが、今日はインナーグローブなしのマイクロフリースグローブだけで冷たさを感じない。 高度を上げるごとにキンキン寒くなる感じもあまりない。

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 峠に近くなったところで後ろを振り返ると北の方に見える大菩薩~小金沢連嶺は雲を被り始めていた。 これは大菩薩にしないで正解だったなとほくそ笑んだが、雲はジワジワこっちの方に迫ってくるようであまり楽観もしていられない。 天気が崩れるのは夕方からという予報だったが、ひょっとしたらもっと早まるかもしれない。  ブランクが長くなりなまった足に鞭を入れてスピードを上げる。 
 峠に近くなるほど風音が強くなってきたが、峠に出ると遮るものが無くなり、南からの風が吹き付けてきた。 これで二度目に来た時のような低温だったらたまったものではないが、風が強いのに不思議と寒くない。というか、風が生暖かい。 あれ、これって春一番ではないか・・・。

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清八山への最後の急坂を登り頂上へたどり着くと、更に風が強く吹き付ける。 ここに来るたびに心に沁みるような美しさを見せてくれていた南アルプスの白い山脈や八ヶ岳だが、今日は雲の中に隠れて見えない。 それどころか大菩薩や小金沢連嶺も迫ってくる雲にすっぽりと覆われてしまった。 富士山も頂上付近に傘どころか下の方まですっぽりと雲を被っている。 この分だと近いうちにここも雲に覆われるのだろうが、この強風の中本社ヶ丸の頂上直下のややっこしい岩場を通過するのはちょっと不安なので、清八山に登ったらそのまま三つ峠へ縦走することにした。 

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こっちは本社ヶ丸方面の「造り岩」

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中腹まですっぽりかぶってる

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南アルプスは雲の中

 そのまま南側へ下っていくと、やはり日なたになるだけあって雪はほとんど残っていない。 とはいえ楽に進めるかと言えばそうではなく、ぬかるみ滑りやすくなっているところも多い。 考えてみれば、硬く締まった雪というのはあれでなかなか歩きやすいものなのだ。

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 大幡山との鞍部にある鉄塔はいい目印という事もあってついここで小休止を入れたくなるのだが、ここが風の通り道で経験的に一番風が強く吹くところという事が判っているので特に何をするわけでもなく通過する。  ここからまた陽があまり当たらず登りも急になり苦しい道が続く。 夕方から崩れる予報なのでとにかくペースを上げたいのだが、例によって雪がなく草付きの岩や木の根っこが露出しているところがあるかと思えば、膝上までズボッと踏み抜いてしまうようなピンポイント吹き溜まりに足を取られることもあってなかなかペースが上がらない。 気が付くと空は完全に灰色の雲に覆われ、空気の生暖かさとは別に感じていた陽光の優しい暖かさを感じなくなっていた。  

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キツツキの食痕

 曇っているだけならまだよかったのだが、御巣鷹山の頂上近くまで来たところでいよいよポツリ、ポツリと水滴が落ちてきた。
夕方どころかお昼に早くも降ってきたのだ。 清八山の時点でもう頂上からの眺望はあまり期待はしていなかったのだが、さすがに雨まで行くと気が滅入る。 このポツリポツリ程度で済んでくれればよかったのだが、電波塔のある頂上まで来たところで雨雲の中に入ってしまったようで雨脚が少しづつ強くなってきた。 急き立てられるように開運山の頂上へ向かうが、頂上に着いた頃には雨脚はさらに強まり、濃霧まで出てきた。 富士山どころかすぐ前に立っている電波反射板すらよく見えない有様である。  
 もうちょっと早く対応するべきだったが、雨は強くなる一方なのがはっきりしたのでここでレインカバーをザックにかけた。 迂闊だったのは崩れても曇り程度だろうと油断して、装備からレインパンツを外していたことだ。 あとは降るだけだからまあ大丈夫だとは思うが、雨+強風のコンボは低体温症誘発パターンなわけで、「冬だし雨なんて降りっこないよね」という甘い予測で装備を端折ったのはあまりにも不用意だった。

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 さて、当初の予定では木無山の展望抜群ベンチでカップ麺でも食うか、と考えていたのだが、雨風に祟られてはそれどころではない。眺望も何もあったものではないこんな状況では一刻も早く下界に降りたい。というわけで、エナジーバーやエナジーゼリーを流し込んだだけで下山の途に移る。  この天気や気温では前回来た時のように母の白滝全面結氷ビューティホー!なんてのも期待できないので、三つ峠山荘脇の階段から下る一般ルートで降りることにする。

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 そういえばこの三つ峠山荘にはマスコット犬がいるのだが、「一代一主」と言われている頑固なまでの忠誠心と主人以外には心を開かぬ気質の持ち主の甲斐犬らしからぬ妙に人懐っこい奴で印象に残っていたのだが、今日も「えーもう行っちゃうのぉ?遊んでよぉ」と言わんばかりの不満げな顔をしていた(変な所に繋がれていたのでこっちに近寄れない)。 酷い天気に祟られはしたが、このワンコに会えたことでちょっとだけ気分がほぐれた。

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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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