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雲取山~芋ノ木ドッケ~白岩山~霧藻ヶ峰~妙法ヶ岳~三峰 あんど芝桜

 ほんの少し肌寒さを感じて目が覚めた。 とは言っても寒さで寝てらんない!という事は無く、ん~もう一枚薄掛けあるといいかな・・・と言う程度。 ヘッ電の緑色光を点灯し時計を確認するとちょうど4時なので、たっぷり8時間の睡眠は取れている。 あまりゴソゴソ音を立てて同宿の3人を起こすのも悪いのでヘッ電を片手に抜き足差し足でトイレに向かい用を済ませると、空は少し白み出していた。

  ふと山梨側の斜面の方に目をやると、森の中にキラーン!と光る点が二つ。 動物である。 が、なにかおかしい。
体が妙にまるっこく、光点の位置が鹿よりも地面に近い。 加えて、移動するときの動きがピョンピョン跳ねずにのしのしという感じで妙に重量感がある。

 サーッと背筋が冷たくなり慌てて避難小屋に戻ると、音を出すのも気にせずガラガラピシャリと引き戸を閉めた。 
 「くくくく熊じゃねーかあれ・・・」 
丸っこい動物はヘッ電の光を当てると斜面の下の方に消えていったが、とりあえず他3人が起き出すまではなかなか外に出る気になれなかった。

 とりあえず3人が起き出したところで音を立てても平気なのでシュラフやマットを畳み、食事の支度をする。 とは言っても乾パンとカップスープなのでお湯を沸かすだけだ。 カップスープは朝方の冷え込みの時には美味しく、また水分の少ない乾パンを流し込むのにはピッタリでなかなかの優れものだ。 

 食事を済ませたらまた山頂に移動し日の出を待つ。 霞が厚いのは昨日と同じだが、富士山は顔を出しているし霞の上からでも真っ赤な太陽が顔を出してくれたのでそれなりに形にはなった。 避難小屋に戻ろうかと言うところで、同じく避難小屋泊の年配のおじさんが秩父方面へ向かって出発していた。 昨日の晩飯も今朝の朝食を摂るときも半身シュラフに突っ込んだままで小屋から出てこないカタツムリのような人だったが、出発に関してはやたらと俊敏なので少しおかしくなってしまった。

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 これから霧藻ヶ峰まではトイレは無いので改めてお腹の中の物をできるだけ出してから出発。 秩父側の斜面は奥多摩側と違い急峻かつ足場はガレており歩きにくく、森も深く薄暗いので全く雰囲気が違う。 大菩薩嶺も唐松尾根や大菩薩峠から雷岩までの稜線と、山頂から丸川峠への道の雰囲気が全く違う事に驚いたが、ココもその豹変具合ではなかなかのものだ。 日射が弱い北側のせいか、深い森林のせいか、林床にはコケが密生しておりそこにさらに可憐な白い花が咲いている。 後で調べたら「バイカオウレン」というらしく、なるほど梅の花に似ている。 盆栽でもコケと一緒に生やすようだから、相性がいいようだ。 

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 しばらく下って行き、鎌仙人(雲取山荘初代管理人)のレリーフを過ぎると山の中にしては恐ろしく立派な雲取山荘が現れる。 200人収容と言うからちょっとしたホテル並みだ。 ベンチやテーブルがあるのでここでザックを下して行動食を改めて配置し直すと同時に、昨日の夜飲み忘れたアミノ酸サプリを飲み下しておく。 下り基調とはいえまだ先は長いのだ。

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 バイカオウレンに目をやりつつゴツゴツの登山道をしばらく下ると、大ダワに出る。 ここから大ダワ林道という東日原へつながる登山道が別れているが、昨年の大雪で崩落が酷くなったのか通行止めになっていた。 以前から崩落が多く滑落事故が多発していたが、そのうちに廃道になってしまうかもしれない。 雲取山荘から三条ダルミへの巻き道や酉谷~小川谷林道など奥多摩には崩落して使えなくなっている道が思いのほか多いのだ。

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 大ダワの先へ進むと芋ノ木ドッケ(ニョングラ山)を経由して長沢背稜へ向かう道と巻き道の分岐へ出る。 別にここは巻いても良かったのだが、「こっちには次いつ来れるかわかんないし」「長沢背稜の縦走なんていつになる事やら」という思いがあり、朝早く出て時間もたっぷりあるのでここはちゃんと頂上を踏んでおこうと芋ノ木ドッケの頂上へと向かった。

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 ちなみにアルペンガイドのコースタイムでは三峰から雲取山まで登りで5時間45分とあり、下りなら4時間半~5時間で行けるだろう、と言う見通しを立てていた。 んで、5時出発で4時間半で降りれば9時半に下山。 興雲閣で温泉浸かっても最初のバスに乗れるな・・・という計算だったので、ここで芋ノ木ドッケに登り多少時間を食ってもバスを一本遅らす程度で温泉には十分だろうと甘い考えを持っていた。

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 しかしこの考えはとんでもない見込み違いだった。 雲取山頂から大ダワまでは既に300m下りており、大ダワの標高は概ね1710m。ここから芋ノ木ドッケの頂上1945mまで200m以上の登り返しがあったのだ。 既に三食分と1リットル以上の水を消費していたのでザックは2㎏以上軽くなっているはずだが、この登り返しではずっしりと重さを感じる。しかも傾斜は稲村岩尾根のように急峻で息も切れるし脹脛にもかなりくる。 とはいえある程度登ってしまうと下るのも勿体ないし億劫になってしまうので進むしかなかった。  結局芋ノ木ドッケの頂上まで大ダワから50分もかかってしまい、おまけに頂上は木がびっしり生えていてうすっ暗くあまり見通しの効かないガッカリピークであった。

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「完全に判断ミスだな・・・おとなしく巻いておけばよかった」
 しかし、落ち込むのはまだ早かった。 ここから巻き道への合流点までの下降ルートは地図でも破線になっている不明瞭な道で、山頂標のあるここから見ても踏み跡がよくわからない。 いったん真西の方の斜面に降りかけたがすぐに行き詰り、慌てて山頂標の方へ戻る。下手したら巻き道との分岐まで引き返さないといけないかと思い始めたところで、真北への踏み跡がありやっと長沢背稜との分岐の道標が見つかったが、道として示されている方向は既に倒木や落ち葉、伸び始めた若木で踏み跡が怪しくなっており、いかにも迷いそうである。  

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 芋ノ木ドッケ頂上という現在地は間違いないし、次の目標となる白岩山も真北にはっきり見えてはいるのだが、踏み跡を見失ってウロウロしているうちにうっかり変な斜面に入り込んだりしたらまずいので、ここでザックに入れてあったマップケースを首にかけ、コンパスも取り出し慎重に方角を確認しながら降ることにした。 一応踏み跡らしき場所を進むと目印のピンクテープや赤テープは時折見つかるのだが、かなり古いのか薄汚れて黒ずんでいたり色褪せていたりでこれまた頼りない。 そうして進んで行くうち、5つ目ぐらいに地面に落っこちたテープを最後にそこから先は目印が見つからなくなってしまった。

 ここからは不明瞭な踏み跡とコンパスだけを頼りに進んでいかなければならないのだが、本来北西方面に進んでいくべきところを油断すると真北の方に進んでしまう。 斜面の具合からそちらの方が歩きやすいのだ。 そしてなんとなく踏み跡と思しき枝やあ草が疎らになっているところを進んでいくのだが、しばらくそれを辿って行くと黒豆のような粒々が散乱していた。

「・・・あっちゃー」

 六つ石山でもそうだったが、どうも鹿の通り道に入り込んでしまったようだ。鹿も人間と同じで歩きやすいところを通るのだろうが、それにしても紛らわしい。 このまま進んでいくととんでもない所に入り込みかねないので、再びコンパスを確認して方向を修正し、出来うる限り西側に進路を寄せて進んでいく。 

 油断するとまた真北に寄りそうになるのをコンパスを確認して修正しながら進むこと2度3度。 ようやく芋ノ木ドッケと白岩山の鞍部・巻き道との合流点に到着した。 頂上よりも立派な標識に「芋ノ木ドッケ」と書かれていたが、ここから頂上へ直登するそれらしきハッキリした踏み跡は見つからず、自分が無理やり通ってきたところが正しいのかどうかは兎も角として廃道寸前になっているのは間違い無いようだ。

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 それにしても、目標になる白岩山が見えているとはいえ、よくまあこんな怪しいルートをコンパス頼りで通ってきたものだ。 これでコンパス無しだったらどうなっていた事かと思うが、とりあえずしかるべき装備を正しく使用し、短い距離とはいえ怪しげなルートを無事通過できたので登山者としてちょっとだけスキルがアップしたようで気分が良い。 芋ノ木ドッケが登り切っても全く達成感の乏しいガッカリピークだったのが何とも釈然としないが・・・。

 ここからまた白岩山へと登り返すが、白岩山山頂付近は伊勢湾台風の折に大量の木が倒れて枯死したらしく、この近辺だけ極相の陰樹林(シラビソ)ではなく一段階手前の陽樹林(ダケカンバ)になっているんだそうだ。 確かにこのへんだけ日差しが入りダケカンバの林になっている。 シラビソやコメツガが成長するにはダケカンバの林が出来上がり、林床にコケが生え、ダケカンバの幼木が育たなくなるくらい薄暗くなるまで待たないといけないので、完全に元の通りに戻るには数百年のスパンが必要だという。 昔、生物の時間に遷移と言うのを習ったが、本当に気の遠くなるような時間のサイクルの話なのだ。 

 白岩山の山頂標は登山道からちょっと脇に入った小さな平坦地のところにあるのだが、周りを樹で囲まれていて微妙な結界のようになっているのでどうかするとスルーしてしまいそうだ。 やはりあまり見通しのきかないピークではあるが、せっかくなので一応写真を撮ってすぐ下りに入る。

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 しばらく下ったところで少し樹林が切れ日が差すところがあり、少し眩しさを感じたのでオデコに載せておいたサングラスをかけようとしたところでロストしたことに気付いた。 白岩山の頂上ではタイマー自撮りをしていたので画像を確認すると、その時点で既にオデコにサングラスは載っていなかった。 無くしそうなところといえば芋ノ木ドッケの下りで倒木の下をくぐったり張り出している枝を押しのけて通ったりするところだろうが、既にかなり離れてしまったし、只でさえ不明瞭なルートを逆側からトレースするのはまず無理なので諦めるしかなかった。 山の中に分解されないゴミを残すのは心が痛むが、2000円しないサングラスのために今日のこの後のスケジュールを壊して道迷いの危険を冒すのはどう考えても間尺に合わない。

 少しどんよりした気持ちで下り続けると白岩小屋に到着。 出入り口の脇の窓ガラスは割れているし、建物も大分ガタが来ていてちょっと泊まるには勇気がいりそうなボロ小屋だ。 この時は知らなかったのだが、後で確認したところ既に営業は終了して廃屋になっているのだった。 いざという時には避難小屋として使えないこともないようだが、小屋の前にあったテントを見るに、やはり泊まるのに二の足を踏む状態なのかもしれない。

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 そしてここからまたちょっとした登り返しで前白岩山に出る。 ここは前二つの眺望が効かないところに比べ多少眺望があるが、名前的に「どうせ白岩山の前衛峰でしょ」みたいな侮りがあってすぐに通過。 そしてここからは足場が悪いかなり険しい下りになる。 ところどころ石灰岩の露頭が張り出してゴツゴツしている上に、表面が少し滑りやすいのだ。 特に前白岩の肩から下は登山道を塞ぐようにずいと張り出している岩や鎖場があり、ストックを出したままでは危険だ。 なるほど、大ダワのところで「ここからの下りはアイゼンなどの装備と雪山経験が無いと危険」とわざわざ渓谷の表示があるのもうなずける。
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 しかしそのやや厳しい下りもお清平までで、そこからは傾斜も緩やかになり道も少し広くなり、油断したら転げ落ちるような片側の切れ落ちもなくなる。 とりあえず少し安心したが、時計を見たらあまり余裕をこいていられなかった。 出発の時点では朝五時に出発して、4時間半で下山すれば温泉に入っても始発のバスに余裕で間に合う、始発のバスに厳しいようなら温泉入って昼飯も食べて12時45分のバスには余裕だろう・・・と踏んでいたのだが、既に10時になっているのにまだ霧藻ヶ峰にも到着していない。もちろん芋ノ木ドッケを巻かずに登り返した事が響いているのだろうが、それを抜きにしても予想より下りのペースが上がらない。 このコースの特性なのか疲労がそろそろ足に来ているのか。 

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前方に見えるのが霧藻ヶ峰

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 霧藻ヶ峰には10時をすこし回って到着。 山頂で休憩をしていた登山者に写真を撮ってもらい、自分も一息いれる。 売店はやっていないがベンチとテーブルがあり、眺望もいいので休憩にはもってこいだ。 行動食のマンゴーは食べきってしまったので、この間の天覧山の帰りに買った極上バウムとエナジーゼリーを半分飲み出発。 ちなみみここは霧藻(サルオガセ)の生息地で知られているのだが、疲労と焦りでそちらに目をやる余裕が無かった。

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東京都最高峰・雲取山(2017m)

 そのうち登らなくてはと考えていて、その中でも比較的近場でありながらずっと後回しになっていた山があった。 東京都最高峰・雲取山である。 ずっと延び延びになっていたのはこの雲取山が結構な長丁場(ピストンで20㎞以上)であり、日帰りしようとすると帰りのバスに乗り遅れる危険が大きく、一泊で山行するなら甲斐駒とか木曽駒とかもっと遠く標高もあるところへ行きたいというのがあったからだ。

 それがこのGW直前は仕事が暇で2日の休みが取れ、天気の状況も安定しているので遂に課題であった雲取山を登ろうという事になった。 んで、ここ数日だいぶ暖かくなってきたことだし、20年使ってヘタヘタのシュラフでもまあ大丈夫だろうという事で初の避難小屋泊を採用することにした。  簡易保険の前納やシューズのソール張替えとかが重なって出費が続き、山小屋の宿泊費すら苦しいという情けない事情があるのだが、周囲にはもちろんそういう事は伏せてあり、「裏丹沢とかトムラウシとか山小屋が無くて避難小屋に泊まらなきゃいけない所も結構あるから慣れておかないとねえ~」と今後のリハーサルなんだよと言うアピールを忘れていない。

 さて当日。 鴨沢行の始発バスに乗りたいので4時前に飛び起きフルグラとバナナをかっこみ、普段持たないシュラフにマット、1日分の食料などでずっしり重いザックを背負って自宅を飛び出す。 例によって奥多摩駅直通ではない一本前の電車に乗ってしまったので奥多摩駅到着はバスが来るはるかに前。 公衆トイレで用を足した後フラフラバス停周辺を見てみたら、丹波行の前に「留浦(とずら)」行のバスがある。登山口のある鴨沢の二つ手前の停留所だが、距離自体は大したことが無い(バスで2分程度)なのでこちらに乗ってしまうことにした。 丹波行のバスは20分後なので歩いても10分以上節約できるのだ。 

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 家を出た時はアウトドアジャケットを着込むほど空気は冷たく、留浦バス停に降りた時点でもまだ少し肌寒さが残っていたが、太陽が出てきたのと少し歩いたことで体が温まり、鴨沢登山口に入るころには丁度いい頃合いになってきた。 今日から1週間ほど初夏並みの暑さになるというからこれからガンガン気温が上がるのだろう。高度が上がれば涼しくなるから多少気温が高くなるのは願ったりかなったりだ。 

高度を上げながら少し森の中を歩いて行くと駐車場と林道にぶち当たる。 車の人はこの分少し楽をできるようでちょっとだけ羨ましい。 まあ、車で来るとピストンせざるを得なくなるから自由度は減ってしまうのだけど。

 車道を少し上がったところにある斜面から登山道に入り、ようやくここから登山本番!という感じだ。  樹林帯だがまだ芽吹いたばかりなので陽光がよく入り、明るく気分のいい道である。 しかし時に登山道がスプーンですくったように抉られているところがあり、アホ面曝してボーっと上を向いて歩いていたりするとうっかり踏み外してそのまま斜面をゴロゴロ・・・なんてことになりかねない。 時折足元を見て注意しながら進む。

 やはり荷物が少し重いせいか、トレーニングが足りていないのか、体がまだ目を覚ましていないのか、後ろから来た足の速い登山者にあっという間に抜かれ、どんどん引き離されていく。 すぐ後ろにもつかず離れずでやや年配の登山者がずっとついてきており、自転車の時のようにせっつかれているような落ち着かない気分になる。少しペースを上げるとあっという間に離れていくのだが、ちょっと油断してペースを緩めポケットから行動食のきな粉ねじりを取り出したりしているとすぐに肉薄して来るのだ。

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 そのおかげで少し補給しようと思っていた最初の水場では備え付けの清酒のワンカップに一杯分飲んだだけで、ウォーターバッグに汲むことなく通過してしまった。 まだ2ℓたっぷりあるし、炊事の分は七ツ石小屋なり町営奥多摩雲取小屋の水場で汲めばいいのだが、今日はかなり暑くなりそうな上にふと木曽駒で水場を見つけ損ねたことを思い出してほんの少し不安になる。 水は汲めるときに汲んでおくべきか、無駄に重量を増やして体力の消耗を招かないよう程々にしておくかは本当に悩ましい所だ。 

 それにしても歩いていて圧倒されるのは鳥の多さと元気の良さだ。 丹沢あたりだと鳥はあまり近づいてこず、ちょっと見かけたと思うとすぐトンズラこくし、奥多摩でも行きつけの大岳山や御岳山周辺だと声はすれども姿は見えずという感じなのだが(高木の上の方にいるからかもしれないが・・・)、この鴨沢からの道では平気で人の近くを飛び回るし、囀りの種類も音量もかなりボリュームがある。 まるで「さあ聴け!俺の歌を聴け!」と言われているようだ。  登山道が比較的広く視界が開けていることもあって錯覚してしまうのだが、ココは間違いなく東京でも最深部の山岳地帯であり、ちょっとすればすぐに人里が見えてくるその辺の低山と違い、明らかに自然の取や生き物が優勢な「彼らのテリトリー」なのだという事を思い知らされる。 

 奥深い山の中で自然の生き物のテリトリーというのは鷹ノ巣山や川苔山でも同じ事なのだが、あっちでは闖入者(俺ら人間)に驚いて逃げ出すのに対し、ココでは『どうせオマエラ徒手空拳じゃ何もできないだろm9(^Д^)プギャー』と完全に見透かされてるというか、向こうの方が圧倒的優勢を堅持しているのでこっちを恐れていないといった感じなのだ。 4月末で1000mあたりまでが爽やかな新緑、1500mあたりまでは芽吹いたばかりと言う状況でコレだから、あと1月ほど経過して緑が濃くなったさらに圧倒される事になるのだろう。 というか、これまで足跡やウンコでしか見なかった熊とかもそろそろ出てきそうでもある。

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 鳥のさえずりに励まされつつじわじわと登高を続け、いよいよ七ツ石山の分岐に到着。ここで巻き道を通るか、小屋&七ツ石山の山頂を通るかの選択を迫られるが、ここは小屋で給水をしておかなくてはならないので七ツ石山山頂方面へのルートをとる。 巻き道を通ると距離は長くなるのだが、雲取山ピストンをやる人は無意識のうちに巻き道を進んでしまうというだけあって小屋へ向かう登り坂はキツイ。日もかなり高くなってきたので暑い。  ようやく小屋にたどり着くと小屋番さんは鶴嘴で溝を掘っていた。 排水のパイプか何かを敷設するのだろうか。

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 聞いた話では泊り客が少なく維持も大変とのことだったが、水を汲ませてもらいに休憩場の方へ向かうとテントサイトにはテントが二つ、ベンチでもラーメンを食ってる兄ちゃんやお茶してる泊まり客と思しき人が合わせて4~5人いて、GW直前とはいえ平日でこれならまだ大丈夫ではないかなと勝手に安心する。 今日は避難小屋泊程度の荷物しか持っていないが、テン泊装備で石尾根を縦走してきたりしたら自分はおそらくこのへんで力尽きて一日の行動を打ち切ることになるだろうから、(するかどうかわからないけど)今後の挑戦の為にも何とか維持してほしいものだ。

 空のまま持ってきた2ℓのウォーターバッグとちょっと飲んで減ったハイドレーションを満タンにすると、水だけでずっしりと4㎏!普段は昼飯と日帰りの行動食に水が1.5ℓ程度だから、一日分のちゃんとした食事分に2日分の行動食が加わって倍近い重量になっている。寝袋やマットと違い食べてしまえば軽くなるものだから後になればなるほど楽になるはずだが、やはこの重さで消耗したくなくて山小屋に泊まる人がいるのも無理からぬことだろう。  エネルギーをちょっと補給した方が良いな・・・と、ここでまたきな粉ねじりと粉々になったカロリーメイトもどきを頬張ってから出発。 

 小屋の少し先にパイプからちょろちょろ出ている水場があり、流量は頼りなげだがこっちでも汲めそうである。 そしてさらに分岐があり小屋の先でもう一回別の巻き道に行くか、山頂を越えていくかの選択ができるが、ここはキッチリ七ツ石山の山頂を極めて行くことにする。 ここで登っておかないと今後雲取山に登るときには絶対巻き道を行ってしまいそうだからだ。何せ七ツ石山の山頂を越えた後に巻き道との合流地点に出るまでには標高にして100mほど下らねばならず、時間的に厳しいピストンで鈍足の自分にはまずきっちり登って行く余裕はない。 多少荷物が重いとはいえ、山頂泊まりで遅い到着でいい今日こそがちゃんと頂上を踏むチャンスなのだ。
 
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 ずっしり重くなったザックと急坂に耐え登って行くが、かなりゆっくりな歩みにもかかわらず後ろから追い抜いて行くような気配はない。 さっきまで後ろについていた年配のおじさんも水を汲んでいる間に抜いて行ったか、巻き道に行ってしまったかのどちらかなのだろう。  かなりきつい坂なので 『これだけ苦労したからには素敵な山頂が待っているんだろうな!?』と問い詰めたい気分になってくる。 これで樹に覆われ眺望の効かないガッカリピークだったりしたら目も当てられないが、その心配は杞憂だった。 山頂手前に倒壊寸前のお社や謎めいた石灯が並び不思議な雰囲気を醸していたかと思うと巨大な岩がごろんごろんと転がり、『おお、六ツ石山はよくわからんかったけどこれが七ツ石山の由来か』と感心させてくれる。 そして最後に空に向けて登って行くような気分のいい坂を上ると広々とした山頂がパッとあらわれるのだ。 

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 『おお・・・これはすごい』
ここまで来たところでようやく雲取山や飛龍山、そしてこれから行く先に待っているいくつかの小ピークが全貌を現す。周囲を見渡せば丹沢やこれまで何度か登った奥多摩の1000~1500m級の山が見渡せる。 雲取ピストンは体力的にも時間的にも厳しいが、ここまでなら何とかなるから、七ツ石山をゴールに設定する登山も悪くなさそうだ。 と言うかそのうち七ツ石山から鷹ノ巣山まで石尾根を繋ぐルートを降らねばなるまい。

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 とりあえず自撮りを済ませたらドライマンゴーを齧り先へ進む。 日はかなり高く、気温もかなり上がっているので、このくらい暑くなってくると甘納豆やきなこ棒よりも甘酸っぱいドライマンゴーの方が美味い。 それにしてもこの眺望があるとはいえまだ先は長いのに一旦100m以上下らねばならないのは勿体ないというかやはり精神的にこたえる。 前にいくつも見える小ピークは撒くわけにはいかないので、雲取山を目指す人が七ツ石山は飛ばして巻き道を行ってしまうのも無理からぬことだと納得する。  

 七ツ石山からは石尾根縦走路に合流するので広い防火帯の開けた尾根道となり、大菩薩嶺とか箱根の金時山~明神ヶ岳のような開放的な稜線歩きが楽しめるのだが、普段の山行ではそろそろ山頂で後は下る頃合いなので、体がそろそろ「ん?もう終わりじゃないの」と言い出し始める。 要はちょっと疲れてきたのでせっかく眺望が広がる稜線なのにあまり風景を楽しむ心のゆとりが無くなってきたのだ。 今日はまだ避難小屋泊装備だからいいが、テン泊装備に2~3日分の食料だったらどうなってしまうだろうか。 もっと鍛えないとハイレベルな山行はできないぞと自らを叱咤しつつ小ピークを越えていく。

 巻き道との合流点・大ブナでは何人かの登山者が休憩していたが、挨拶だけかわして自分は休憩せず先を急ぐ。 山頂泊まりだからそんなに慌てる必要もないのだが、この先ピストンをやるときの目安として「1時までに山頂に着いていないときつい」と言うのが頭にあり、なるべくなら1時前に着いておきたいのだ。
 
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この辺から山頂が明白に見える

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 そうして小ピークを幾つか越え、ヘリポートと町営雲取奥多摩小屋に到着する。 ここはかつて『岡部仙人』と呼ばれる名物主人が管理していたが、高齢で山を下りてしまったので今特に入ってネタになるというわけではないし、特に用もないので通過する。 水場もヘリポートからある程度下って行かないといけないので満タン状態の今はもう確認のために降りる気も起きない。  ちなみに小屋のすぐ先は「ヨモギの頭」と呼ばれるコブで巻いても進めるのだが、あまりにもしっかり行く手に道が見えるので巻かずにしっかりピークをを踏んでいった。 しかし少しザレているし傾斜は急だしで意外ときつい。もっともこの小ピークから見下ろす風景もなかなかのものなので急いで頂上を目指すときにはどうするか悩ましい所だ。

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 ヨモギの頭の次の小ピークは冨田新道(野陣尾根)との合流点でもある小雲取山だが、三角点も見当たらないしどうもつかみどころが無い。それよりここを越えるといよいよ向こうのピークに小屋らしきものがはっきりと見え、いよいよゴールなのだと最後の頑張りに火がつく。  

 一歩一歩進むたびにじわじわと頂上の小屋が近づいてくるのは本当に高度と距離を稼いでる実感があって気分が良い。「頂上だ!」と思ってたどり着くとただの前衛峰と言うか頂上手前の小さなコブだったりしてガッカリすることがあるが、ここ雲取山のこのルート(ノボリ尾根とも言う)に関して言えばそういうところが無いのもまた潔いというか一本気な感じで良い。

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 そしていよいよ避難小屋に着いてすぐ目の前が山頂の標識!と思ったら、立派な山頂標と方位盤のあるホントのピークはあとちょっと先であった。  最後の力を振り絞って真の山頂へ向かうと丁度人が途切れたところで誰もいなかった。

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ヤマノススメの舞台に行ってみた

今更ながら、『ヤマノススメ』の舞台である天覧山に向かうことにした。

まあ解説はいらないと思うが『ヤマノススメ』というのはコミュ障、引きこもり気味、インドア派の女の子が快活な幼馴染に引きずり回されていくうちに登山の楽しみに目覚めていく・・・という漫画で、アニメ化もされた。 ちなみに去年の夏~秋ごろ放映されていた『ヤマノススメ セカンドシーズン』は背景の美しさやキャラクターの魅力が存分に引き出されており、アニメファンの間でも相当高い評価だったと聞く。

 んで、自分はそのころ全然チェックしていなかったのだが、最近連載誌のオンラインに上がっているのをチラッとチェックしてみたら(3月いっぱいまで全話上がってた)、なんとまあ自分が登った山がいくつも出てくるのでうれしくなってしまった。 棒ノ嶺とか三ツ峠とか、これまでの山行自体アニメの影響受けてんじゃねと疑られるレベルである。 おまけに富士山に行ったら主人公は一人だけ高山病で動けなくなったりとなかなかシビアなj描写も有り、只の萌えマンガじゃねえな!とすっかりファンになってしまった。 
 



 と、そんなわけで(どんなわけだ)、この漫画の舞台で、主人公たちの地元(飯能)の山である天覧山に行くことにした。奥多摩と丹沢の行きやすいところでマンネリ気味になるのを避ける意味でも秩父の武甲山もいいかなと考えてはいたのだが、交通の便が悪く例によって4時起きして始発で行く必要があるのだが、前日キッチリ夜遅くまで仕事があったので早起きできないという事情も関係している。

 天覧山自体は高所恐怖症インドア派ヒッキーな主人公が最初に登った山というわけで体力はさして必要でなく、電車で行ったらまず間違いなく物足りなさそうなので自宅から自走することにした。 アニメに出ていたドレミファ橋まで歩くとか、さらに以前巾着田を見に行った際についでに登った日和田山に足を延ばすという手も無くはないが、ここは電車賃をケチりたいのと、西武秩父線とか川越線は電車の本数が少なくて待機時間が増えるので力を使い果たして帰りに輪行する以外はあまり使いたくないのである。

 さて、当日。前回同様多摩湖サイクリングロードに出てから西武園沿いを通って・・と言うルートで行くつもりだったのだが、ボーっと走っているうちに多摩湖サイクリングロードを通り過ぎて秋津三丁目まで行ってしまったり、その後も国道463号に進むつもりが大六天で県道179号に入り込んでしまったりととにかく道間違いばっかりやってしまった。  自分の不注意もあるのだが、使い慣れた国際地学協会の都市地図が廃版になってしまったので仕方なく購入したミリオンマップがあまりにも使い辛いせいだ。 何しろ交番・警察署・郵便局・消防署といった公共機関の記号が碌に記載されていないので現在地の確認に手間取るのである。

 
 そんなこんなで悪戦苦闘しつつ何とか見覚えのある国道にたどり着き、飯能にも到着。 前回もこの辺通ったはずなのだが、飯能銀座と言う商店街に入ると雰囲気が一変する。 あまりアニメと縁のなさそうな老舗の米屋さんの前にキャラクターの等身大ポップが置かれていたり、アニメに関連したイベントのポスターが貼られていたり。 明日には街を挙げてのファンイベントが開催されるとあって役場も旗が翻っていたりとなかなかの雰囲気だった。

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 ちなみに事前に>ダウンロードした飯能の地図は聖地めぐりマップ(pdf)だったので、身軽な自転車でもあるしついでにいろいろ回ってみたのだが、途中河原に降りるところがわからなくてまた大回りしてしまった。全く今日はしょうも無いタイムロスばかりしている。

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 道迷い続きで予定の時間を大幅にオーバーしてようやく天覧山の入り口に到着。 コンビニで昼食のサンドイッチを購入し、店員さんに断って自転車を駐車場にしばらく置かせてもらい登山道に入る。 ちなみにここは全力でヤマノススメを応援しており、店の一角がキャラクターグッズ売り場になっている。

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 登山道ちょっと入った所のベンチでビンディングシューズから地下足袋に履き替える。 以前日和田山の男坂に登った時には露岩帯でシューズのクリートが滑り歩き辛かったので履き替えの必要を感じていたのだ。 最初はキャラバンローカットにしようかと思ったのだが、山歩きで地下足袋をずっと試したかったのと、なによりトレッキングシューズよりコンパクトになるのが大きかった。

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 ペタペタと地面の感触がする地下足袋で登って行ったのだが、整備状況が良くゴツゴツの岩や木の根っこが露出している道ではないので思いのほか足に負担はない。 そうして軽やかに進んでいるうちにあっという間に頂上に着いてしまった。 展望台があり樹林は切れているので眺望は広がっているが、今日は春霞がきついのであまり遠くは見えない。 富士・丹沢は見えず、奥多摩方面の大岳山や御前山がぼんやり見える程度だ。

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 登山口まで自転車で概ね50㎞走っているのだが、足がまだ全然余裕があるというか物足りない感じがする。 当初ここで昼食を摂るつもりだったのだが、不完全燃焼気味のところで食事にしたくないので先に多峯主山まで足を延ばしてしまうことにした。 一旦降りてちょっとした湿原のような所を通り、「見返り坂」という木漏れ日が気持ちのいい坂を登って行き、最後にちょっと足にいい感じの負荷が来る石の階段を上がって行ったところで多峯主山の山頂に到着する。

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 ここも山頂にはあまり密に高木は生えておらず展望はなかなか。 南西方面がひらけているので削られて異様な形をしている武甲山が良く見えた。 展望台はないもののベンチやテーブルが多数設えてあり休憩するのにもよさそうだが、やはり漫画の通りに天覧山で紅茶を淹れサンドイッチを食べたいのでここではエナジーゼリーを飲むだけにして、一旦天覧山に引き返すことにする。 

 で、ここでようやく地下足袋の普段の靴の違いを実感することになった。 荷物も少ないせいもあるのだが、下りだと足が軽くてつい走りたくなってしまうのである。  地面も転ぶ心配がないほどフラットとはいえ、ローカットキャラバンではちょっと走ってもすぐもとの歩調に戻るところだが地下足袋だと意外と走り続けてしまうのだ。 路面凹凸が多いところだと判らないが、今回程度に軽い荷物なら地下足袋のほうがタイムの短縮には役立つのかもしれない。 もっとも、もう少し長丁場になった時の疲労の溜まり具合がどの程度の物かはわからないのだけど・・・。


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トカゲが多い

 先ほどの湿原のような所の分岐でちょっと違う方面の道を通り天覧山へ向かう。 天覧山は小さい山ながらいくつもの小径が通っているようだ。  

 山頂に登り返すと先ほどより人が減っていたので思う存分バーナーを使えそうではあったが、少し風が出てきたので展望台下の風の当たらないスペースでお湯を沸かして食事をとることにした。 さすがに50㎞の走行に加えここまで歩くとコンビニのサンドイッチでも美味しく感じる。 お茶やクリームパウダーは賞味期限がとっくに過ぎて風味は飛んでしまっていたが、異臭がするほどではなかったので気にせずに飲む。 お茶セットは一昨年の三ツ峠以来ずっと活用できていなかったが、ようやく出番が来てよかったよかった。

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 とりあえず本日の目的を概ね達成したところで下山に入るが、まだ足に余裕があるのでつい小走りになってしまいあっという間に登山口に到着。 先ほどのコンビニで地酒『天覧山』を購入し、今度はまた飯能銀座でお買い物だ。 主人公が遠征費を稼ぐためにアルバイトをしたケーキ屋さんのモデルになったお店でバウムクーヘンを購入。 お店の外ではファン向けに『ヤマノススメ』特別ラッピングやキャラクターグッズも販売していたが、こちらは流石に手が出なかった。

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 さて、本日のミッションは全てコンプリートしたのだが、時間的にはまだ余裕がある。 もう少し時間がかかると思っていたし、去年の日和田山でもかなり遅くなっていたので輪行の用意はしてはいたのだが、まだ余力があるので頑張って自走で帰ることにした。  西武園を越えて多摩湖サイクリングロードまで来てしまえば後は勝手知ったる道(その割には何度も間違えてるけど)なので多少暗くなっても何とかなる。  昼食が少量のサンドイッチだけだったので最後にガス欠しかかりカロリーメイトもどきとペプシコーラのチャージが必要になったが、真っ暗になる前には自宅に到着。 相変わらず万全には程遠かったが、とりあえず100㎞の自走と軽ハイキングには耐えてくれたので一安心だ。


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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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