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鍋割山!

 年末に気管支炎をやらかして(ほーんとここ数年毎年のようにやってるね)、いつまでたっても完治せず、結局初日の出ランも新春登山もできぬままであった。

いい加減体動かさなきゃやばいよな、というところに雨が降ったり雪が降ったりで停滞すること数週間。ようやく本日昨年から予定していた鍋割山登山の決行となりました。 パンパカパーン!

 どうせ登るなら真っ白く雪をかぶった富士山が見たいということもあり、富士山の冠雪を待っていたところに体調不良も重なって当初の予定から延々1ヶ月以上延びたので今回のチャンスは逃すわけにはいかない。通勤電車(ええ、じて通サボってます)の窓やライブカメラで真っ白い雪を被っているのを確認し、今日の天気も曇りから晴れに変わったのを見届け、早朝の小田急小田原行きに乗り込んで渋沢を目指す。渋沢から大倉へバスは平日なので空いているが、ここは表丹沢を目指す人の拠点になるのでザックをもって乗り込む人が5~6人いる。
 
先週どっさり降った雪のせいかバスから眺める塔ノ岳は真っ白に雪化粧していて早くもびびる。 どんぐりハウス(ビジターセンター)では塔に向かう人は早くも足にスパッツを装着している。 必要になりそうなところで出せばいいやと思っていたのだが、塔ノ岳へ向かういかにも丹沢ベテランぽい人に今のうちに着けておいたほうが良いとアドバイスされたので大人しく従った。

 鍋割へ向かう道は途中まで砂利を撒いてローラーで慣らしたような林道(西山林道という)で、雪も残っていなかったのでスパッツの必要は無かったが、この寒い中でも脹脛がポカポカと温かいので、装着するのも悪くなかったようだ。 1時間ほど単調な林道が続くのであるが、ところどころにできている抉られた轍に溜まっている水がカチカチに凍っており、それが緩む気配が無いので寒さを実感する。 予報では最低が-6℃、最高が2℃なので今の気温は0~-1℃くらいだろうか。 この時期に山に登るのは実質初めて(払沢の滝~天狗滝ぐらいまではあるけどアレは登山じゃないしな)なので、顔に刺さるような山の冷気は新鮮だ。 それでも今回導入したマイクロフリース(ユニクロの1900円のやつ)のおかげか、風が無いせいか、歩いていると快適である。 そのうち汗ばんできたので上に着ている厚手のフリースジャケットを脱いでしまった。  風が無ければ動いているうちはパールイズミのアンダー+ユニクロのマイクロフリース+ユニクロノポケッタブルパーカーで何とかなってしまうのである。ただ、登っているから体が温まっているとはいえ、かなりの寒さなのだろう。 ハイドレーションのチューブの栓の閉じ方が甘く、マウスピースから零れた水滴がウィンドブレーカーに垂れていたのだが、しばらくすると薄氷が張っていた。 
 
 
 林道が終わるちょっと手前で鍋割名物の水ボッカ荷揚げ場が現れる。 頂上の山荘は水道が無いので登山者がボランティアでペットボットルを運ぶのだ。 別に義務ではないのだが、先行の二人も持っていたので自分も見栄を張って2ℓボトルをリュックに入れてボッカする。 これをしなければいつも使ってるドイターのザックで足りるのだが、今回はボッカに挑戦することも考えていたのでミレーの45ℓを導入したのだ。
水場1
 
 登山道に入ると一気に厳しい坂になり、早くも見栄を張ってボッカに挑戦したことを後悔するが、ここで投げ捨てるわけにもいかないので頑張って行く。  この辺まで来ると日の当たらない日陰の斜面にはだいぶ雪が残っているようだ。
残雪

 大体10分おきぐらいのペースで標識が現れるのだが、「鍋割山陵5」 の標識あたり(後沢乗越)まで来ると眺望が開けてくると同時に凄まじく厳しい登りになる。

山陵5から
「山陵5」標識付近からの眺め

山陵5~7間
後沢乗越のきっつい急坂


そして、「鍋割山陵7」の標識を過ぎるとそれはすばらしい眺望が現れる。 右手には三の塔(塔ノ岳方面)、左手には富士山と丹沢主脈(檜洞丸~蛭が岳)といった具合だが、今日は凄まじいことに山梨の南アルプスまでが見えているのであった。

塔ノ岳方面
塔ノ岳方面

蛭ヶ岳方面
蛭ヶ岳方面

富士山1
フッジサーン/^o^\

南アルプス
南アルプス!  真ん中辺の黒いのは多分西丹沢の菰釣山。 その向こうの薄く黒いのが大菩薩山嶺 さらに向こうの白い山並みが南アルプス

 ここまで来れば頂上まであとちょっと・・・なのだが、ここで何となく空気の感じが変わってくる。 多分1000mを越えたのだろう。空気の冷たさが一本芯が入った感じというか、透明感を増した感じというか・・・。 稜線なので風も少し出てくるのだが、きつい坂を登って来て体が温まっているはずなのにそれすらもあっという間に冷やしてしまう。 手袋も今日は自転車用の厚手フリースウィンドブレークなのだが、冷気はそれすらも貫通してくる。 冷気を運ぶ風の音も都会で聞く濁ったものとは違う、「風そのものの音」なのだ。それは具体的に何だといわれても返答に窮してしまうのだが・・・。 この辺まで来ると登山道の両脇に雪がかなり残っていて、それが余計な音を吸収してしまうせいもあるのか静けさも増している。 登り始めてから1時間ほどは遥か彼方静岡(御殿場市の東富士演習場)でやっている自衛隊演習の榴弾砲の炸裂音がここまで響いてきて不快に感じたが、その音も聞こえなくなり、登って景色を見ることだけに集中できるのだ。

 山頂近くなると多数の登山客が通った後にもかかわらず登山道の雪も溶けずに積もったままになり、いよいよアイゼンが必要な状況になってきた。 
「そんなこともあろうかと!」宇宙戦艦ヤマトにでてくる誰かさんのような台詞をひとりごちながらアイゼンを装着し、快適に進む。 こうやって念のために持ってきた装備が無駄にならずに済むのは大変にうれしい。

アイゼン装着
いよいよアイゼン装着

雪の登山道を往く
雪の登山道を往く

雪中自画鳥
じがどり

 このころになると景色の良さと初のスノートレックの興奮で意味も無くハイテンションになってしまった。 遠くのほうの風音なのか、ジェット機の音ではない「ゴー」という音にすら感激してしまう始末。  真っ白い雪と、抜けるような青い空はなにかヤバイ魔性の誘惑なのかもしれない。 ちゃんと踏み跡がある登山道でなければ冷静さを失って知らないうちに何処かへ迷い込んでしまったことだろう。

そして11時30分、ビジターセンターを出てからちょうど3時間30分で山頂へ到着。 今回は体を冷やしたくなかった為休憩らしい休憩を取らず、一気に頂上へプッシュしてしまった。
山頂

山頂にて


山頂ではうどんを食ったり(うまかった)、山ガールと談笑したり、雪の中で転がりながら自画撮りしたりと1時間ほど過ごしてから下山。 できることならずっとここにとどまりたいぐらい素敵な眺望だった。

udonn.jpg
鍋割山名物 鍋焼きうどん 具はアブラゲ、ナルト、キノコ3種、カボ天、卵、ほうれん草

雪中自画鳥2
ちょっと神奈川県内とは思えないでしょう?

小田原方面
小田原方面

 2時ごろからは曇りになり微妙にテンションが下がったのと、行きと同じ道、しかも後半は単調な林道なので特に書くことも無いのでした! そうそう、アイゼンとスパッツは役に立ったが、せっかく持っていったバーナーとコッヘル、大量の行動食(ようかん、ミルキーウェイ、エナジーゼリー、インスタントしるこ、塩タブ)は山頂でうどんを食ってしまったので全部無駄になった。 ははは、まあこういう事もあるよね!

 途中「黒竜の滝」に寄り道をしながらも3:50ごろ大倉のビジターセンターに到着。ちょうどバスが来ていたのだが、疲労でぼーっとしていたせいで「ああ、乗らなきゃいけない」と思いながら見送ってしまった。 仕方ないので次のバスが来るまでアイゼンの泥を洗い落としたり、大量に余った行動食をもそもそ齧ったりしながら待っていると、行きのバスで乗り合わせた塔ノ岳へ向かった人が帰ってきた。 俺より遥かに標高・距離ともあるのに15分ほどしか違わないのだから凄い早さである。 他に塔ノ岳に上った人によると、積雪量は3~40cm、アイゼンだけでなくピッケルも使ったという人もいるぐらいだから相当厳しいコンディションのはずなのだが・・・・。スゴイ!
 で、ピッケルまで使ったベテラン登山者によると、塔ノ岳から浅草の東京スカイツリーも視認できたとの事。 鍋割からだと塔ノ岳~小丸の影になってしまうのだが、今日の空気がどれだけ澄んでいたか判ろうというものだ。 雪をお手軽に楽しむにしろ、景色を楽しむにしろ、今日は最高のコンディションだったといって間違いあるまい。 昨日は強風だったから今日みたいなお気楽モードではいられなかったはずだし・・・。 
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tag : 鍋割山 登山 丹沢

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Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

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