コンパクトロッド

2週間程前、海に落とした万能竿をサルベージした際にコンパクトロッドを折ってしまったので新しいの買ったでござるよ。

キャリーパック2


昔のエントリで初心者がはじめて買うのにいいよーってお勧めしたSZMのキャリーパックね。

長さ1.8m、錘負荷は20~30号のやつ。思い切ってこの号数にしたのは、そのうち島旅遠征で持っていこうとか考えてるから。 さすがに6~20グラム(1.5~6号)負荷のやつだと元気のいいムロアジとかが来たとき太刀打ちできないもんなぁとか虫のいいこと考えてるのだ。

 SZMのこいつはシマノとかダイワの高級カーボンコンパクトロッドに比べて腰が柔らかく、シロギスとかハゼとかのちっこいのにも反応してくれるんで、俺みたいにサビキの回遊待ちの間にちょこっとチョイ投げするのにも対応してるとのこと。 確かに一緒に並んでたホリデーパックとかHSミニパック、Wizzのトレジャーボートミニなんかと比べると、若干「ヘロっ」としたチープタックルっぽさを残している。 お値段も同負荷・同じ長さの奴を比べると2000円近く安いので実際チープなんだろうけどね。
 
 このクラスのコンパクトロッドだと穂先の部分だけ白く塗ってあるのが多くて、それがもの凄く安っぽく見えて(実際安いんだけど)嫌いなのだけれど、このキャリーパックは全身同じ色(グレーメタリック)であまりそういう安っぽさを感じさせないのが嬉しい。 先代のスーパーコンボも全身紺色で安っぽさをあまり感じさせなかったので、なんか正統的な後継者という感じがしてgoodである。 
 
 これを買う前にはalphatackleの注目の製品、TRGR(トラギア)のBシャフトにしようと思ったのだけど、穂先が磯竿のように極細なうえ、適合糸の上限が2~3号とかいうので、ちょっと前出の「不測のムロアジ襲来」みたいな事態には対応できねーわな、という気がしてやめてしまったのだ。 TRGRはゴールドメタリックの見栄えもいいし、付属の専用ケースもがっちりとした作りで魅力的ではあったのだけど、想定している用途から外れてるものを無理して買ってもしょうがないしね。値段も半分以下で済んだことだし・・・。

 新調竿の呪いが心配なところだけど、次の休みにチョイ投げ担当として持っていこうかと思っている。
スポンサーサイト

tag : 釣竿 釣り

島旅2009・夏~新島~part5

早寝早起きが体に馴染んでスッキリ目が覚めたが、今日は内地に帰らねばならない日。 軽い朝食を済ませたらテントを干して、荷物を次々にパッキング。 早めにキャンプ場を撤収した。

 港に向かう道すがら、酒やクサヤが苦手な人へのお土産買ってなかったなあと思っていたら、ちょうど牛乳煎餅屋が目に入ったので購入。 おっさんが汗びっしょりになりながら一枚一枚手焼きなのである。
せんべい
 
 船の出までは時間がたっぷりあるのでまたまた湯の浜温泉でゆったり汗を流した。 無料の混浴露天温泉ということですっかりここが気に入ってしまい、砂蒸しのある有料の「まました温泉」を利用することが一度としてなかったが、キャンプ場で隣にテントを張っていたサーファーの兄ちゃんは「砂蒸しやってもらうと一気に体調が良くなる」と絶賛していたので次に訪れるときにでも試してみることにしよう。

 ところで湯の浜温泉はまました温泉の源泉を3箇所(まました、湯の浜、新島村温泉ロッジ)で分け合ったうえで引っ張ってきているので湯が足りないらしく、最大の売りであるアクロポリス遺跡風展望風呂は8月の繁忙期以外は利用できないこともあるようだ。

 さっぱりしたところで東海汽船の切符売り場で自転車を預ける手続きをしようとしたところ、驚くべきことをここで知ってしまった。
 新島に限り預かり手荷物の手続きは港から離れたところで行うのである。 「新島陸送サービス」という運送会社まで持っていって、そこで手続きしなければいけないのだ。 しかも出船の一時間前までに済ませないといけないので、30分前に港にふらりと現れ手続きをしようなどと考えていたら荷物は新島に置き去りになるところだったのである。
 これまで乗り遅れが怖くて出船の2時間以上前に港や空港に来てしまい退屈する事が何度となくあったが、今回ばかりはこれに救われたようだ。


新島陸送



クリックすると大きくなるよ
 
 とは言え、預けてしまえば出船までの1時間50分やることはない。 まだ時間もあることだし、ガラスアートミュージアムでもいって冷やかしてくるか、とのそのそ歩き出す。 考えてみたらあと50分は大丈夫なのだからガラスアートミュージアムに行ってから自転車を預ければ無駄も労力もなかっただろうに、若郷のバスの件といい式根での食事といい、今回の旅はなぜかこういうチグハグが多い。 
ガラスアートミュージアム2

ガラス工房
こっちは工房

ガラスアートミュージアム1
オリーブグリーンがキレイ

 さて、ガラスアートミュージアム。 芸術家が作ったオブジェの展示場は有料だが、製品ショールームはダータなのでこっちをじっくり見せてもらう。 新島のガラスは特産の「コーガ石」を原料としたものなのだが、このコーガ石を溶かして作ったガラスはなんともいえないオリーブグリーンをかもし出しているのだ。 灰皿、花瓶、皿などどれもなかなかそそる物があるが、ハンドメイド製品だけあってなかなか高価。しかもこの旅に出る前にとんでもないポカをやらかし大散財してしまったので財布が寂しくおいそれと購入するわけには行かない。 結局、シャンパンかスプリッツァーを飲むのによさそうな小さめのグラスをひとつ購入するにとどまった。 っていうかあんな綺麗なガラスにタバコを押し付けるというのは俺の感覚がどうしても許さないね。 灰皿を買っても鏡台の前に置いて、イヤリングや指輪を置く台にする人もいるらしいが、そっちのほうが正しい用途に思える。

 ところで自転車であちこち回っていたら道路わきにガラス製の標識みたいのがあちこちに設置されていたのだが、あれもここで作ったものだろうか。 尋ねると、
「あれが欲しいと言う外人さんもいらっしゃるんですよ。 ただ原料をたくさん使うし、かなり大きくなるし成型も大変なのでものすごく高くなってしまうんです。 幾らかかってもいいから、と言われるのでオーダーで作ったこともありますが・・・。」
との事。 確かに道路脇の芝生に設置されているバーバパパかすあまのような形状のオブジェはその厚みのせいかここに置かれているガラスのイルカやリンゴに比べると色も数段濃いし、その形状とあいまって圧倒的な存在感があった。 

 ガラスアートミュージアムを後にして港に戻ると、竹芝桟橋行きの船をまつ人たちがそろそろ集まり始めていた。 なぜかやったら若い女の子が多い。
帰りの船

温泉以外では会う事も少なかったのだが、いったい何処にいたのだろうか。少なくともキャンプ場でなかったことは間違いないが、なんとなく釈然としないまま船に乗り込むのであった。
帰りの船2

船で話した青年も「女の子どこにいたんですかね?」と首を傾げることしきりだったが、自分が高校生の時は「不純異性交遊アイランド」として大いにその名を馳せていた新島も、バブル崩壊~長期不況の間にすっかり健全な島に変貌を遂げてしまったようだ。

 ところでこの青年から、今の自分の勤務地ならキャンプ以上にとんでもなく安く、快適に新島の旅を堪能できる裏技がある事がわかったが、これ以上競争率が増えるのも困るのでここは秘密にしておく(笑

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

島旅2009・夏~新島・式根島~part4

 昨日と打って変わってなかなかいい眠りにつけなかった。眠っているんだけど眠っていない、目は覚めてるんだけど覚めてないみたいな変な感じ。 言うなればアフリカのサバンナの草食動物がいつ肉食獣の襲撃にあっても逃げられるように、熟睡しないでトロトロまどろみを繰り返すだけのようなそんな感じだろうか。 ま、そういう草食動物ほど緊張感はないわけだけど。

 さて、一日たっぷり動けるのは今日が最後。 眠りが浅かったとはいえ6時にきっちり起きられたのと、昨日のようなだるさがなかったので当初の予定通りここは〆に式根島に行かねばなるまい。
軽い朝食を済ませ、リュックにスノーケリングセットを詰め、まずはシークレットへ。

 えっ?新島港じゃないの?

 うん、ちがうんだよ。 一昨日、昨日と日が傾いて真っ白い断崖が陰になってるとこしか撮れなかったから、朝の光をたっぷり浴びてるシークレットを写真に撮りたかったのさ。 そうして撮ったのがこれ↓
朝のシークレット

朝のシークレット

朝のシークレット
露出補正-1.0


 撮影がすんで港へ向かうところでなんとなくイヤな予感がしてリュックの中を確認したら、やっぱりキャンプ場にバスタオルを置き忘れてた。あわてて取りに戻って、それから新島港へ。 出航30分前だったので連絡船乗り場はだれもいなく、慌てる必要はまったくなかった(ちなみにこの時点で出発時刻を20分間違えていた)。

 なかなか立派な連絡船に乗り込み10分ほど揺られていると式根島に到着。 港の小ささと、港の周りを囲む岩の荒々しさのせいで新島に着いたときよりも「遠くに来た!離島に来た!」感は強い。

 一度訪れたことはあるけれど念のため観光協会で地図をもらい、中の浦へ直行。 泊、大浦、中の浦と順繰りに回ったほうが無駄が無いんだけど、スノーケリングポイントとして一番評価の高いところに真っ先に行く誘惑に勝てなかったのだ。

 ただ、中の浦到着は9時半ちょっと前でまだ朝の涼しさが残っている時間帯。 入り江の中の水温もまだ上がっていなさそう。 トイレの前ではスキューバの講習か、ダイバーが準備運動している。当然のことながら全身ウェットスーツ。これが無いと相当きついんだろう。
自分はといえば日焼け止めのラッシュガード代わりのシャツ一枚。 初日の間々下並みの冷水だと相当きついんだが、どうだろうか。

バカ一名
ラッシュガード代わりのシャツ一枚で飛び込まんとスバカ約一名



ではまいる・・・・。
入ります

って、やっぱ冷てえええええええ。

当然のことながら一昨日の新島と殆ど水温は変わらない。 陽がまだ低くて表層水温が暖まっていない分もっと冷たいかもしれない。 そのせいか魚も今ひとつ元気が無く、思いの外数が少ない。 自分の中で去年の神津島・赤崎が標準になっている所為もあるのだろうが、やっぱし急に水温が下がったのではトロピカルお魚さんも元気が出まい。
 
 そんな状況下でもこんなお魚さんが目を楽しませてくれるのは流石スノーケリング天国というべきか。
中の浦3

中の浦4

中の浦5
ウツボ

中の浦6


中の浦7
ハマフエフキ

[高画質で再生]

式根島・中の浦海岸にて

[広告] VPS

 一回カメラを持たず入って2~30分、上がって体を温めてからカメラを持ってもう一回入って30分ほど潜ったところで限界が来た。 体が冷え切ってしまいツラくなってきたのだ。 とりあえず濡れたシャツを脱いで着替えようとしたところ、カチカチ音がするので何かと思っていたら、自分の歯が鳴っていたという笑えない状況だった。 それでも日が高くなったので大分助かる。 そんじゃ中の浦もさわりは味わったし、次は大浦へ行ってみっか。 ところで海岸の入り口にライフセーバーが今日のコンディションを掲示してくれているのだが、よく見たら

本日の水温  21℃

寒いわけだわ・・・。

 水温の低さのせいで只でさえ少ない海水浴客とスノーケラーは皆海の家のある中の浦へ行っているのか、大浦海岸は閑散としていた。
大浦

 数人いるのはさっきまで中の浦まで潜っていて、こっちも試しに潜ってみっかと遠征してきたオイラと同じ行動パターンの人間だけなので状況を聞こうにもさっぱり判らない。 只でさえ水温が低い上に誰もいない中で潜るのはちょっとそそられないので一旦ここは撤収し、早めの昼食を食べてしまうことにした。 空腹は不安を呼ぶが、腹が膨れていればすこしは腹も据わろうと言うもの。 去年訪れた時には営業していなかったので味わうことが出来なかった式根唯一の居酒屋「千漁」を目指す。 が昼の営業は11:30からだったので10分以上待たねばならなかった。 それでも粘って開店を待ち、たたき揚げ定食を食す。
 たたき揚げ
また半分以上食べてから写真撮るのを忘れていたことを思い出した

 腹が膨れたところで大浦へ。これだったら大浦でひと潜りしてから食べに来たほうがよかったかなと思わないでもないが、ここでメシ食ってる間にも陽は高くなり、水温もちっとは上がっているだろう。 果たして潜った大浦は、中の浦に比べたら砂地がちで魚の数こそは少ないものの、その砂地のおかげで光が反射し明るく見えるのと、3~4mの深さで安定しているので安心感があってなかなかマッタリ潜れた。

 先に潜っていた連中は「クラゲが多くて・・・・」とビビっていたが、刺さないクシクラゲなのでどうってことは無い。

クシクラゲ
体の中にキラキラ点滅してるラインが走っているように見える不思議なクラゲが大量にいるというのもなかなかオツなものだ。 それとこっちは中の浦に比べてボラ(メナダ)ともうひとつ、ナマコがめったやたらに多い。 写真には撮り損ねたが、いくつかの固体は放精のまっただ中で、ミョーンと体を持ち上げて白い粘体質のものを放出していた。トラフナマコ

[高画質で再生]

式根島・大浦海岸のボラ(メナダ?)

VPS

 陽が高くなったのと、浅い分中の浦に比べたら温まりやすいのか、朝よりだいぶ楽にはなったけどまだかなり水温が低いことには替わりはない。1時間ほど潜ったらやはりかなり体が冷えて足も攣りそうになってきたのでここで切り上げて温泉へ向かうことにした。 水から上がると、シーカヤック教室が・・・これも楽しそう。
シーカヤック


続きを読む

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

tag : スノーケリング 新島 式根島 キャンプ 温泉

式根島

20090826112852
只今、中の浦海岸でスノーケリング中。
水、冷たい!

島旅2009・夏~新島~ part3

 真夏のキャンプというのは普通めったくそ早く目が覚める。 というのも、

・暑くて寝苦しく眠りが浅い
・コーフンして眠りが浅い
・テントなので外の明るさの変化を感じやすい
・基本陽が落ちるとやること無いので前の日早く寝ちゃうから翌日当然早く目が覚める

などの理由がある。
が、今回はいつもと違いそうはならなかった。目が覚めると朝8時。なんと13時間ぶっ続けで爆睡していたのである。ここ数日あまり気温が上がらず、寝苦しくなかったことも目が覚めないことに繋がっている様だ。

 ちなみに今回の旅では3日間のうち1日は式根島に遠征する予定であったが、、式根行きの連絡船の第一便は8時20分発なのでいまから飯抜きで飛び出しても間に合うか微妙なところ。 ここはゆっくり朝飯済ませて、昨日回ってないところを見たほうがよかろうってことで、のんびり軽い朝食を済ませてそれから出かけることにした。
 
 クラッカーとチーズとギョニソーを食い終わって周りを見ると、起き出す人のほかにキャンプ場内を掃除している人がいる。 都のシルバー人材活用センターの方達のようで、この人達のおかげでこのキャンプ場は清潔に保たれているのであった。 管理人のおばちゃんも言っていたが、年々マナーは悪くなってくるので大変そう。 置き引きとかそういうのではなく、「置きっ放し」がかなりの問題で、遊びに使った道具のほか、キャンプに必須のグランドシートとかスリーピングマットまでその辺に放り出して帰ってしまうのもいるという。 そういや自分がテント貼ったところにいた外人さんご一行もバトミントンのラケットとか折りたたみチェアとかマットとか蚊取り線香とか花火とか、一応一まとめに片付けてはいるのだけど盛大に置いていってしまった。 二日置きっ放しにしてると捨てられても文句は言えないシステムらしいので、蚊取り線香だけありがたくいただいてしまうことにした。

 ところでメシ食い終わって出かけようと思ったが、なんか体がだるい。寝すぎうんぬんではなく、頭がボーっとして、体全体が重たくて、すっきりしない。 昨日ちょっととは言え冷水に浸かって風邪引いちゃったんだろうか。

 それでも13時間ぶっ続け睡眠に加えて今からまた寝るというのはどう考えても怠惰すぎる。 今日は体に負担が掛からない限りでその辺を見て回ったりお土産購入に充てる事にして、無理しないでいこう、そうしよう。

 まずは朝の挨拶とばかりにメインゲートへ。 海岸に出ると海から(つまり東から)強い風が吹いており、サーファーにはがっくりなコンディション。昨日のように綺麗に巻いた波ではなく、あっちこっちにとっ散らかって砕けている。 大学時代愛読してた漫画「サーフサイド・ハイスクール」で、その主人公達が海を見て「今日はダメだね」「波ぐちゃぐちゃ」と会話するシーンが思い出された。 その時はどういう意味かまるで判らなかったけど、昨日みたいな綺麗な波と今日の波を比べれば素人目にも一発で判る。
 ダイビングする時は海に向かって弱い風のほうがいいのだけど、サーフィンでもそれは同じだったようだ。

 自分はサーフィンやるわけじゃないけど、残念そうにしているサーファーや、綺麗ではない波を見ているとこちらもあまり面白くない。 早々に退散し、まずは昨日は休館日だった新島村博物館へ行くとするか。 と、その前に寄れる史跡を探訪ってことで、かつて流刑者が埋葬されたという流人墓地へ向かう。  ところが長栄寺と新島の共同墓地はあったのだが、肝心の流人墓地が見つからない。  まあでも必死で探さにゃならんものでもないので、さっさと引き返してすぐそばにあるクサヤ専門店でお土産を物色。 「菊孫商店」でとびうおと青ムロアジのクサヤにたたきのすり身を購入し、話のついでに流人墓地について聞くことにした。すると、

 「流人墓地は共同墓地の一角にあるんですよ。 看板もありますがおばあちゃん達が掃除してたらそこで聞いてみるといいですよ」

とのこと。 史跡を訪ねるのに一般人の墓地を通っていくとは思わなんだ。 

 お土産はチルド便で内地に送ってしまうので荷物が増えるわけではないから、身軽なまま共同墓地へUターンし、ずかずかと入っていく。  ここの墓地は背後に宮塚山の森、園内には楠、地面はコーガ石を砕いたような白砂の照り返し・・・と、緑と光に溢れ非常に明るく清潔感があるのだが、びっくりするほど綺麗にしている分敬虔な追悼のキモチが込められているようで、物見遊山の自分が踏み込んでいくのはどうにも躊躇われる。 自分のじーちゃんの墓がある亀戸の墓なんかうすっ暗くてじめじめしているのだけど、こっちの共同墓地のほうが明るく乾燥しているのになぜか緊張というか「出そう」な感じがするのだ。 蝉がみんみん唸っていて、肌もジリジリ炙られているのになぜかひんやりしていると言うような・・・。 

 ところで、ここの墓地はちょっと立派なお墓には皆トステムのカーポートのような屋根かヨシズが張られているのが特徴だ。なんでも強い日差しの下、供えた花が長持ちするようにという工夫らしい。共同墓地ではない立派な一軒墓地になると丸ごと家みたいなもので囲ってしまっているのもあるとか無いとか。

 そうした至れり尽くせりの墓地のなかをサクサクと音を立て歩いていると、なるほどおばあちゃん達がせっせと掃除を始めた。 このおばあちゃんたちのおかげでキャンプ場同様この墓地はチリ一つ落ちていない(ほんとに!)清潔さが保たれているのだ。 そのおばあちゃんの1人に流人墓地の場所を尋ねると、ようやく発見できた。

流人墓地

 ・・・なるほど。 確かに異様な雰囲気。 ここだけ一段低くなっている上に、周囲を木で囲われてうすっ暗い。 墓石もやや粗末な感じ。 何ていうのかな、確かに誰でも入れるように、見れるようになってはいるんだけど、ホントに入ったらダメとでもいうのか・・・。 昔は厳密に植栽で区別され、共同墓地から直接通り抜けて入ることは出来ず、「不浄道」と呼ばれる別の道から入ることになっていたそうだ。 

 ウルトラ飲兵衛だった人らしき墓石は酒樽のかたち、ギャンブル狂いの流人の墓石はサイコロだったり、そこだけ遊び心が感じられたりはするんだけど(酒樽墓石のとこだけ缶ビールが供えられてる)、流人墓地2
基本そんなにわくわくするものではない。
 
 こうした離島に流される人のうちで、インテリの政治犯だったりすると島の人の生活向上のために尽くして親しまれ惜しまれたりするのだけど、泥棒や強盗、傷害などの粗暴犯はやはり疎まれあっちいけ状態だったのだなぁ、と年月を隔てた墓地を見るだけでも手に取るようにわかってしまうのであった。
 
 さて、なんとなく背中に重たいものを感じつつ、本日のメインイベント新島村博物館へ。

パッと見で判ると思うけど、資金の潤沢さかその他の理由か、木造建築の役場の建物を流用した八丈島の郷土資料館に比べると段違いの豪華な建物である。

新島村博物館コーガ石のピラミッドのよう

 
ここで島の成り立ちとか流紋岩とか安山岩とか高校大学でさんざやったことをなんとなく眺めながらぐるぐる回るのだが、ここに来て物凄くだるさと眠気が揺り戻してしまい、見たもの聞いたものがすっかり右から左へ抜けてしまった。
 
新島村博物館2

新島村博物館3
 
 二階にはサーフィンのメッカ、新島らしく昔のサーフボードの展示がイッパイ。ここに来て気付いたのだけど、この建物外壁はコーガ石なんだけど、上半分はテントなのね。 光が入って電気代も節約できるのだな。

新島村博物館4

 博物館を出たらそろそろメシどきなのだが、食欲が無いので昼食は抜いてそのまま温泉へ突入。
アクロポリス遺跡みたいな一歩間違ったら悪趣味全開の無料露天風呂だが、島特産のコーガ石へのこだわりのおかげか、不思議と品の悪さは無い。 そしてなにより青い海と空に映えるので結構いい感じ。

湯の浜温泉

 湯の浜温泉2

 海風に吹かれ、温泉に浸かってふぃー極楽極楽とオッサン化していたらこれまでの島旅でありえなかった異変に遂に遭遇してしまった。

何かって?  それは・・・・

水着ギャル軍団の襲来

なんだか雑誌に出しても文句が出なさそうな可愛い女の子達、しかもビキニでグラマラス。お近づきになりたいところだが七対一ではとても太刀打ちのしようが無いので湯船の中で縮こまっているしかなかった。下半身は元気100倍なのだけどね。

 八丈島では枯れた爺さん、式根では全身刺青のヤーサンといっしょいう悲惨な状況せあったが、さすがは夏の新島。遂にギャルと混浴(水着着用だけど)という夢のような僥倖にめぐり合えたのであった。 湯上がりのサイダーもまた格別でござんした。

 この後観光協会へ行き再び情報収集。今日あちこち回ったのだけど、バスの停車地のはずなのに停留所も時刻表らしきものが見当たらないので不思議に思っていたのだ。聞いてみたら、
「乗降場所は公民館や健康センターの前とか決まってるけど停留所は無い」
とのこと。 また、若郷に行くにも村営バスは一日3本しかなく、それもキャンプ場の近くからだと朝8時か10時40分のに乗らなければ帰ってこれなくなってしまうらしい。 明日は体調さえ戻れば式根島へ行くつもりだから、今回は諦めるしかなかった。 尤も若郷に限って言えば観光客を寄せようとこれっぽっちも思っていない寂れた漁村らしいから、無理して行ってもあまり歓迎されないのだろうけど・・・。

 温泉でスッキリしたら昨日行っていなかった「シークレット」へ向かう。 羽伏浦の南の端っこ、白ママ断崖のチョイ手前。地元のサーファーだけがこっそりと楽しむということから「シークレット」の名がついた。 昨日行った新島空港の横の道、突き当たりちょっと手前を右に曲がり、畑沿いの森のトンネルを進んだ先にそこはある。 車を数台置けるスペースから階段を下って現れる秘密の場所、そこがシークレットだ。

シークレット

シークレット2これはヤラセ写真です。いい感じで撮れるようヤシの実を動かしました。テヘ

シークレット3

シークレット4
 昨日降りていった空港下と大差は無いんだけど、断崖がより高く、秘密ポイントっぽさはさらにUP。
それにこの白っぽい断崖はなんとなくトルコのパムッカレを髣髴とさせるよね。いや、行ったことはないんだけどさ。

引き潮の時なら30分ぐらい歩くと波打ち際を伝って白ママ断崖のとこまでいけるらしいです。 次に行く時には試してもいいかな。

 シークレットを後にしたらキャンプ場へ戻り、レトルトカレーで早めの夕食。 水シャワーをさっと浴び、今日も7時過ぎにはさっさと眠ってしまいました。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

tag : 新島

島旅2009・夏~新島~ part2

 大島着の船内アナウンスで目が覚めた。 これまで八丈行きでも神津島行きでも最初の停船前に目が覚めてしまったものだが、耳栓のおかげか静かな特二等のせいか、はたまた疲れがいつまでも抜けていないのか、大島での下船の間にもまたすぐ眠りに落ちてしまい利島まで目が覚めることはなかった。

 利島に着く頃には日は昇って眩しいはずなのだが、妙にドンヨリしているので訝しく思ってデッキに出てみると盛大に雨が降っていた。なんてこった!今日は晴れの予報なのに・・・。 利島の周りだけというわけではなくて、空を見るとどうも伊豆諸島北部はみんなこんな天気のようだ。 

新島に着くと、やはり雨。しかも結構激しい。 なんとなくテンションが下がりつつ下船しようと乗船チケットを取り出そうとしたところ、ズボンのポケットに入れておいたはずの財布が紛失! 皆がぞろぞろ降りているのに自分は呆然とするしかなかった。
 
 とりあえず遺失物手続きはしたものの、全財産&乗船チケットは財布の中なのでどうしようもない。 この旅は神津島迄行って折り返し、また東京で下船という何とも情け無い最悪の形で始まる前に終わるのか・・・と頭を抱え込んでいたのだが、ダメ元でリュックのサイドジッパーを開けたところ、入れたはずの無いそこに財布は収まっていた。 

(人騒がせな・・・・・・)と心の底から呆れた表情で遺失物届けをビリビリ引き千切る船員さんの前でひたすら恐縮するしかなかった。 もう下船のリミットは過ぎている。真っ青な顔で駆け下りるとすぐにタラップは撤収された。

 結構激しい雨なので自転車を押して屋根付き歩道に移動し、外したバッグとテント、マットを括りつける作業に入る。 パッキングを済ませたら先ずは観光案内所で地図を貰ったのだが、さてどうしよう。 雨が止むまでここで待つか、さっさとキャンプ場に移動してしまうか。 ここで待っていてもいつ雨が止むという保証もなかったのでずぶ濡れ覚悟でキャンプ地に行くことに決定した。 ズボンを濡らしてしまうと替えはないので途中で海水パンツに履き替え、羽伏浦へ向かう。地図を見ないで走ったのでキャンプ場のあるスポーツ公園ではなく海岸に出てしまった。 羽伏浦は白砂の美しさで評判の海岸だが、ドンヨリした雨雲の下ではその美しさは半減してしまう。 
雨のメインゲート

ここでつっ立ってても雨に打たれて(いや、東屋はあるんだけどさ)体を冷やすだけなのでさっさとキャンプ場へ行こう。

 立派な管理棟で手続きをしながら事務のおばちゃん(といっても75!)に話を聞くと、当初予定していたが週間天気予報を見て取りやめた八月上旬はやはり大荒れの天気だったらしく、テント200張まで収容能力のあるこのキャンプ場に15張しかキャンパーはいなかったそうだ。

 そのうち雨が止んだのでテントサイトへ向かい、自分のテントを張る場所を探す。このキャンプ場は三宅島噴火に伴う群発地震の被害による和田浜キャンプ場の閉鎖に伴い臨時に移転したものだが、設計者がキャンプを良く判っている人なのか、非常に丁寧に作られている。 サイトがテント一区画分づつ丸太杭を打ち込んで仕切られており、空いている区画の好きなところに張って良いのだ。 とは言っても快適に過ごそうとすればそれなりに選ばねばならない。 朝陽で無理やり目を覚まさせられないように、ある程度日陰になる所がいいのだが、かといってあまり木に囲われたところだと風通しが悪くなってヤブ蚊が襲ってきやすいし、一日中日陰だと芝も育っていないので下がゴツゴツしてしまう。 一方それなりに間隔の空けて木が植えてあるところだと物干しロープも張り易いし、芝生も養生されているので快適になる。 八月も終わりに近づき、キャンパーが減っているとはいえ、さすがにそういうオイシイ一等地は先に占領されているので、まずは二等地にテントを張る。

 張り終わったあたりで一等地にいた外人キャンパーが荷物を片付けて撤収して行ったのでより良い暮らしを求めて素早く移動。 ムーンライトⅠはペグさえ抜いてしまえば移動は簡単なのであるが、このわずかな間に蚊の猛襲撃に遭って、膝から下が何かのあやしい伝染病か風土病にかかったかのようにボコボコに腫れ上がり赤い斑点ができてしまった。 そうして2度3度と引越しをしているうちに雨が止むだけではなく雲も晴れ日が差し込んできた。 そろそろ動くにはいい感じになってきたので、炊事用具や着替えその他生活用具をぽんぽんテントに放り込み、スノーケリング道具とカメラだけ持ってキャンプ場を飛び出した。

 まずはさっきさっさと引き返してしまった羽伏浦へ向かう。先ほどはどんよりした灰色の世界だったが、いざ日が差すと途端に白とブルーの絵葉書の世界に変身!

晴れた!

 サーファーのための施設「メインゲート」の白が海と空に映えてとにかく美しい。 コーガ石のBSどーもくん像も滑稽なのに妙にマッチしてしまうから面白い。 
BSどーもくん

 とは言えサーフィンもボディボードもやらない自分にはこれ以上サーファー天国を眺めていてもしょうがないので、再び西側を目指す。 途中いくつか食べ物屋らしきものがあって、「漬け丼」「カレー」等と書かれているのだが、外観がどう見ても日成ビルド工業製プレハブって感じなのでちょっとそそらない。それに飯にはいくらなんでも早すぎるので後でいい。まずはスノーケリングスノーケリング!と間々下海岸へと急いだ。

 途中、光と風の塔でパチリ。頑張って作ったわりにはあまり人が訪れている気配はないし、中は埃を被っていたけど、なかなかフォトジェニックな展望台だと思う。
光と風の塔
 
 途中、ギリシアの遺跡を髣髴とさせる湯の浜温泉の誘惑に負けそうになるが
湯の浜露天風呂展望湯
振り切って間々下海岸に到着(といっても徒歩一分しか離れてないけどね!)。

間々下海岸

 間々下海岸は景勝地鳥島を中央に左に広い砂浜、右にゴロタ交じりの小さな砂浜に分かれているが、ライフセーバーによると潮の流れのせいで右側は変な巻波と沖向きの流れが出てちょっと安心できない感じらしい。 それでは、と3点を装着して海に入るが・・・・・

冷っめて―――っ!!!!

なんだこりゃ?とても夏の海の水温じゃないぞ?確かに水産技術センターのデータでは水温は下がっていたが、ここまで酷いとは・・・。 それでも一回全身に水を被ってしまうとなんとか体は慣れるのだが・・・。
 で、透明度はというと底層の砂が巻き上がってるのかややボンヤリしている。 それでも油壺や真鶴よか数段上なのだけどね。 去年の赤崎で受けた衝撃と感動からすると、ちょっと「ん?」ってな感じ。 大き目の根の上にはトウゴロウイワシと居着きのものらしいアジの群れ、それとソラスズメなどが少々。 そしてボテッと大きなアメフラシがのそのそ這っているのだけど、どうも赤崎に比べると(比べちゃいけないんだろうけど)地味でポテンシャルが低いのは否めない。 鳥島の断崖のほうにも行ってみたんだけど、逆にこっちは魚影が薄いし。 
 おまけに上からだと波はそれほど無いように見えるのに、水中では変な水の動きがあるのか、洗濯機の中でかき回されているように水流で体が持って行かれてしまう。これじゃとてもじゃないけど写真は取れないし、下手をしたら波酔いしてしまいそう。 それにこの水温だととても長時間潜っていられないので、20分ほどしたら上がってしまった。 
 
 一応ここが新島のNo.1スノーケリングスポットなのだけれど、水温の上昇は見込めないし、この調子だと道具持ってくるの無駄だったかなぁ、と早くも残念ムードが漂ってきてしまった。
 
 それでもスノーケリング以外にもやることはある、ちょいと足を伸ばし新島ガラスアートミュージアムと親水公園へ向かう。 最初は新島のガラス工芸にまったく興味が無かったので
「ガラス工芸よりこの建物自体のほうがオブジェっぽくてカッコいいな!」
などとあたまがわるい小学生のような感想を抱き、建物の写真だけ撮ってパスしてしまった。
ガラスアートミュージアム

 そのまま道を直進して親水公園へ進む。
 親水公園というのはコーガ石を切り出して作ったギリシアのアクロポリス遺跡っぽい構造物に水を流してある公園なのだが(身も蓋も無い言い方だな)、規模が小さいためなんとなくマネッコ的無理やり感が否めない。あと三倍ぐらいの面積があってオブジェも増やしたら一層の迫力もあるんだろうけど、ガイドブックに載ってるメインの構造物以外は目立つものが無いんだよね。 とはいえ、基本のデザインがいいのだろう、そのメイン構造物はつい写真を撮りまくりたくなる完成度ではあった。
親水公園

 ちなみに親水公園の中にはレストハウスがあってメシも食べられるのだが、よりによって今日は月曜、定休日であった。 ふつー観光地の飲食店は8月に限り休みなしでやったりするもんだけどな。


 この先まだ道は続いているが、結構な登りでもあるしこれ以上先に進むなら一旦荷物はキャンプ場に降ろしたほうがいいのでとりあえずここでUターンし、北上することにした。
羽伏浦へ向かう新島本通へ曲がる道ではなく、直進ルートだと和田浜方面への道となる。 和田浜は本村前浜と違って突堤がいくつも作られていない自然海岸なのだが遊泳禁止なのが辛いところ。
和田浜

 ちなみに昔はこちらが指定キャンプ場だったのだが、三宅島噴火に伴って伊豆諸島北部を襲った群発地震で崩落の被害があり、キャンプ場は閉鎖されてしまった。かつてのトイレや炊事場などの跡が物悲しい。

 さらに進んで右に曲がったところに新島村博物館があるのだが、こちらも月曜休館なのであった。そのためずんずん直進するが、とりあえずここで海岸沿いの道は行き止まりとなるので引き返す。そろそろ食事もしたくなってきたことだし・・・。

 新島本道のほうに戻る道すがら、本村前浜海岸の海水浴場を眺めたのだが、シャワー室なども備わっており確かに賑わっているのはコチラのほうなのだが、外洋との境目がよくあるブイではなくテトラで仕切られてしまっているので風情が無い事夥しい。 八丈島の底土や八重根のようにほっとくと外洋の強烈な波がドッパンドッパンぶち当たるようなところであればそれも仕方が無くはあるのだが、ここはそういうわけではないし、ビーチでおにゃのことキャッキャウフフするなら兎も角、スノーケリングで魚や海亀と戯れたい人間にはあまり魅力が無さそう。そんな訳でここで自転車を降りてもう一度海に入ることはなかった。

 ガイドブックに載っていたお酒「イリオン」を購入しようと宮坂酒造にも足を伸ばしてみたのだけれど、もう扱っていない様子。なんだか歯車がかみ合わない。 

 さて、メシ場を探そうと思ったのだが、もう一時を回ってしまったし、穴場を探してるうちにランチタイムを過ぎて食えなくなるのもあほらしいので手近な本道沿いの所で済ませる事にしたのだが、焼肉屋とかヤキトリ屋とか、別に新島じゃなくてもいいやん、というわけで、結局さっきあまりそそられないなぁなどと駄目出しをしたプレハブ小屋の食堂に入ることになってしまった

 僕が入った「潮観亭」のメニューは「漬け丼」「刺身定食」「カレー」の三つ。 カレーはどうせ晩飯でレトルト食うことになるので当然除外。刺身定ももうブリしかないとかで、ブリとカワハギの二種類が楽しめる漬け丼にした。  味はなかなかいけるのだが、丼はやや小ぶりなので大食いの人にはやや不満が残るところか。 自分はといえば朝ちゃんと食べてないし、結構腹が減っているはずなのだが、疲れのせいか思ったより食欲が出ずそれなりに納得してしまった。 神津島のよっちゃーれセンターのような破壊的漬け丼が出てきたら出てきたで大喜びで平らげてしまうのだろうけど・・・・。

続きを読む

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

島旅2009・夏~新島~part1

 毎度毎度のことだけれど、出船4時間前に桟橋にやって来てしまった。
 自転車が途中でパンクしても大丈夫なようにというのもあるけど、それにしたって早すぎるわな。結局手続きが始まるまでずーっと待合室で転がっている羽目になるのだけど、もうこれは治らない病気と思って諦めるしかない。

 竹芝桟橋の乗船待合室は僕が乗る大島、新島行きではなく、浴衣姿の東京湾納涼船の乗船客であふれ返っていた。さるびあ丸は7時から3時間ほどの間湾内納涼クルーズ船となり、そこから帰って来ると僕ら旅人が乗る大島・新島行きの船になるのだ。

 船のレストランで食うとあまりに遅くなるので、コンビニで買っておいたオニギリとから揚げ、ビールで夕食を済ませておき、夜景なんぞを撮りつつ時間を潰す。 彼女なり仲間がいればこの退屈を紛らわす事も出来ようが、一人旅ではこの待ち時間は周りの人に他愛の無い会話でも話しかけない限りどうしようもない。そういう退屈さと旅先での気ままに動ける自由度を天秤にかけてこっちを選んではいるんだけどね。

さるびあ丸
 

 そんなこんなで時間を潰しつつ、11時にようやっとさるびあ丸は出港。いつもなら12時半ぐらいまでデッキで夜景でも眺めているのだが、ここ数日の不規則な生活がたたっているのか、さっきのビールが予想外に回ったか、11時半には寝棚に転がると眠りに落ちてしまった。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

tag : 新島 東海汽船

行ってきます。

20090823194300
只今、竹芝桟橋。
出船までにはまだ3時間以上あるけど…。

真鶴への予定が・・・。

 ようやく二人の休みが合ったので、久々になが犬君と二人で遠乗りに出かけた。
真鶴まで概ね100km、帰りは輪行でのんびりの予定であった。
 
 前回1人で真鶴に行ったときには中原街道~茅ヶ崎線で茅ヶ崎に出たのだが、今回は二人の待ち合わせの便も考えて、世田谷町田線~境川サイクリングロード(以下CR)で江ノ島に出て、そっから海沿いに小田原~真鶴へと行く計画だ。 中原街道は道が狭い上に細かいアップダウンが多く、早川から真鶴までは上りが続くことを考えるとこっちのほうがパワーを温存できると考えたのだ。
 
 境川CRは多摩川CRのように上下線が線で区分けされていないのだが、道幅がそこそこ広く、ジョガーが多くないのでなかなか走りやすい。しょっちゅう現れる車止めポールが鬱陶しくもあるが、まあ許容範囲。 ワリと緑も多いし、川自体も綺麗なのでなかなか気分がいい。 途中境川遊水池情報センターで小休止を入れたりしつつ、
境川遊水池情報センターからの眺め
11時ごろ江ノ島に到着。コンビニでジュースと補給食を購入するが、

このときサイフを忘れていたことが発覚
  
 とりあえず今日の払いは全部なが犬君に頼ることになるのだが、彼もカード類を持ち歩いているわけでもなく、帰りの輪行の電車賃が心配な状況だ。

 ガンガンに気温が上がってきた中、頑張って飛ばすのであるが、前回のように35km/hでガンガン引いてくれるグループがいてくれるワケではないので今ひとつペースが上がらない。12時には小田原に着いていないと真鶴での日替わり定食に間に合わなさそうなのだが、かなり怪しくなってきた。
 
 おまけに大磯に入ったあたりでなが犬君の足が痙攣を起こしてしまい大ブレーキ。 前回は130km走っても大丈夫だったので遠慮なく飛ばしてしまったのだが、どうもここ一ヶ月の天候不順で殆ど走れていない+トレイルランニングがメインになっていたようで、足がソレ用になっていなかったようだ。 オマケに昨日は夜更かしして寝不足だとの事。 まだ走るのには差し支えないが、上りの多い早川~根府川から先はどうかは不安なので、小田原まで行ってからそこで切り上げるか頑張って先へ進むか決めようということになったのだが・・・・。 二宮~国府津と単調な道をクリアし、小田原に近くなったところで遂にギブアップ宣言が出た。
 
 小田原への到着が1時10分前くらいだったので、こっから先無理してもあまりペースは上がらないだろうから真鶴に着くのは1時半過ぎ。どっちにしても日替わり定食には間に合わないだろうし、ヘタすると小さい店ではゴハン切れの虞もあるからまあ見切りをつけるのにはいいタイミングだったかもしれない。 根府川のあたりで進退窮まったら悲惨であるし。 早川~根府川間にも磯料理屋なんかはあるにはあるんだけどね。

 さて、小田原の駅周りのことにはトンと疎いので、とりあえずガイドブックで記憶のあった早川漁港の魚料理屋へ向かったのだが、30分以上待たされそうな気配の上に、日替わり定食が売り切れると後のメニューはスカンピン状態の俺らではどうにもならない値段設定なので即座に退散、そのすぐ隣にあるマグロと蕎麦というなんかよくわからない店がまあ大丈夫そうな値段の上に空いているので入っていった。その店の名は「緑水門」という。

 ここも本日のランチはもう売り切れなんで「いろいろマグロ丼」を頼んだのだが、これが凄かった。
マグロのさまざまな部位がちょっとづつ入っているのだが、すごく種類が多いので結果的にてんこ盛り。中でも骨付き肉の炙りなどは脂の滴る濃厚な味わいたるや殆どスペアリブであった。
 
 ごはんもドッサリ盛ってくれているので、この手の店で食った時に必ず起こる「もうちょっと盛ってくれないかな・・・」という微妙な不満を抱くことは無かった。 むしろ食が細い人に完食がキツイれべるであろう。 実際暑さでぐったりしているなが犬君は少し残してしまったし。 もちろんそういう人の為に100円マイナスでゴハン少なめ盛りというのもあるので安心なのである。
 
 しかしオイラはいつもこうやって勘だけで入った店で結構な当たりを引くなあ。最初の磯料理屋に見切りを付けなきゃこんなオモロイ店には巡り会わなかった訳で。まだまだ俺のメシ運は冴えておる。
緑水門

場所はココ


より大きな地図で サイクリング を表示

 で、腹が膨れたら小田原駅から輪行で撤収。 そこまでの走行距離は88.65kmでした。


そういえば早川の魚市場の中にも食堂あったんだよな。 忘れてた。


 

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

tag : 小田原 早川 ツーリング

今年初めての釣りじゃね?in 横須賀

 そーいや今年は初日の出ライドをやったおかげで、真冬に釣りに行って岸壁で一日中寒風に吹き付けられて風邪引くような馬鹿な真似はしなかったのであった。

 春は春でどーせ釣れ無さそうだし、とばかりにカレイ釣りは諦め、5~6月は島旅の予定を釣りに振り替える事もしなかったためカタクチもGetしていなかったのであった。もっとも魚もあまり釣れていないという風の噂もあったせいもあるのだが。

 で、今日は免許の更新手続きの後、久々に横須賀で釣りをすることにした。 回遊魚の時合いはPM5:00以降なので昼にゆっくり出ればいいのである。 上州屋でコマセと青イソメを半パック買っていった。 チョイ投げとトリックサビキ、青物が出てるようならバクダンと弓角で攻める目論見なのである。 よって竿は遠投磯竿、万能竿、コンパクトロッドの三つである。 青物が来てないようだったら遠投磯竿の出番は無いが、回ってるのに指をくわえてみるしかないのに比べたらこんなのどうということは無いのだ。

 さて、JRと京急を乗り継いで到着した三春町岸壁はどうもダメダメな雰囲気が漂っていた。 釣れてる時は地元のおっさんが鈴なりになっているのだが、夏休みというのに人は少なく、竿もあまり立っている様子がない。 海を見てもなんとなくドンヨリと茶色く濁っており、水面下で青物がピチピチ元気よく泳いでる感じがお世辞にもしないのだ。 空が曇っている事を抜きにしてもこの海の感じはよくない。

 嫌な予感は的中し、トリック、チョイ投げとも渋い渋い。 投げのほうにはヒトデばかりがぽつぽつ掛かり、なぜかハリスを切られることが続く。 トリックのほうは来るには来るのだが、7~8cmしかない
ウミタナゴが忘れた頃にかかる程度。 投げは仕掛けがなくなったので諦め、長めの万能竿にトリック仕掛けを付け替えたのだが、悲劇はその時に起こった。

 コマセを擦り付け、ひょいと堤防の上に竿を置き、缶ビールとスナック菓子に手を伸ばした瞬間、カシャンという軽い音とともに竿は海の中に落ちていった。

あああああああ!と慌てて海を覗き込んだが、竿はゆらりゆらりと少しづつ沈んでいった。

これまでアイナメ、カレイ、ヒラメ、ソウダガツオと頑張ってくれた歴戦の勇士が横須賀の海に散っていったのである。 

ちょっとまてちょっとまて。 20年選手のチタノスや壊れかけのショットガンならまだしも、今付いてるリールはまだ2回しか使ってないエアノスXTじゃないか!これは諦めるわけにはいかん!


てなわけでコンパクトロッドに再びトリックを取り付け、沈んでいったあたりの底をズリズリと攫ってみる。 するとなんということでしょう!目論見通りにトリック巣掛けに絡んで見事竿が浮いてきたではないですか! よっしゃよっしゃまだついてるぜぇ、と引き上げた竿に手を伸ばした瞬間―――

パキッ


パキッ?
見ると、万能竿のサルベージという大役を果たしたコンパクトロッドは真ん中から見事に折れてしまった。 

あーあ。結局今日は竿は一本失う運命だったのか。 このコンパクトロッドもリールとセットで2000円しない安物ではあったけど、軽いし持ち運びは楽だし、色は渋いし、何だかんだ言って頑張ってくれていたのだよなぁ。 アジにハゼにシロギスにカタクチと。

がっかりしながらトリックサビキを再開したものの、冴えない海況が替わるわけでもなく、徒に時ばかりが過ぎていった。 時合いの五時を回っても渋さは相変わらずで、結局切り上げるまでに10cm未満のはぐれ小鯵が2尾かかったのみ。

 一年振りの釣りはどうにも不完全燃焼に終わってしまった。


 
P.S 蛸くれたおじさん、どうもありがとう。

tag : 横須賀 釣り

横須賀にて…。

20090814164607
釣り中。
こんなんばっかし…。

真夏の湘南ライド

 休みのたびに悪天候が続き、自転車、島旅、スノーケリングと全部ダメダメになっているうちに8月の半ばになってしまった。

 このまま「あんまし天気良く無さそうだから今日はやめとくか・・・」

なんつってると何も出来ないまま終わりそうなんで今日は曇り空だけど何かやることにした。

今日の予定としては
・釣り
・自転車
・スノーケリング
とあったんだけど、スノーケリングは濁ってるとつまんないので釣りか自転車なのだが、ここんとこ通勤でもあまり乗れていないので自転車で湘南へ出かけた。

本当は真鶴へ行ってもいいのだが、昨日はグラドルの相澤仁美ちゃんの劇痩せが心配なあまり(ホントダヨ?)寝つきが悪くて目覚めも最悪でグズグズしてるうちに家を出るのが10時を過ぎてしまい、メシ時を外すとまずアウトな真鶴はNGとなった。

まあ、真夏の湘南もいいじゃないということで横須賀から大楠芦名口に出て秋谷~長者ヶ崎~葉山~逗子~鎌倉~江ノ島の方向で走り出したのだが、横浜を過ぎた辺りから雲がすっかりと晴れ凶暴な暑さがやってきた。

もとより昨日の睡眠が十分でないのにこの暑さはきつく、判断力も低下。写真を撮るのをすっからりんと忘れてしまった。↓のエントリのように秋谷で写メは送ったんだけど、頭がボーっとしていたのかなぜか友人に電話をかけるというボケもかましつつ、走り続けた。

途中、油壺以外にもう一箇所三浦でのスノーケリングポイントとして考えている芝崎海岸にも立ち寄ってみたのだが、ダイバーさんによるとこないだの台風の影響が残っているのか透明度は3~5mとあまり良くないコンディション。 加えて今の時間帯は満ち潮でポイントにたどり着くまでが結構大変なんだそう。 芝崎と油壺や真鶴ではコンディションは違いそうなんで一概には言えないけど、今日はスノーケリングはしないで正解だったようだ。
 体調がよければパニアバッグを取り付けたロードに海パンと3点だけつんでやってみようかという色気も出したんだけどな。

 さて昼飯はどうすんべと考えたのだが、暑さとガバガバ飲んだフルーツジュースのせいで食欲は進まないので葉山コロッケはスルー。 噂の逗子の移動ピザ屋も今日は西友のほうに言ってるらしいので食えない。 そんじゃあと残るのは稲村ケ崎のいなしょくであるが、到着はなんと2:30。普段は日の入りまで食堂タイムだが、今日は真夏の海水浴シーズンで客も多いので後30分でLOだった。

 ここの食べ物はなんでもおいしいのだが、さすがに暑さと寝不足であまりコッテリしたものは遠慮したい。そんでは定食じゃなくてシラス丼で軽く上げるか!と思ったのだがなんと品切れ。じゃあ、とロコモコ(ハンバーグ目玉焼きライス)をと思ったのだが、それもダメ。 

てんちょオススメということなので「トルコライス」というのを頼んだのだが、これがなんということか

・トンカツ&デミグラスソース
・スパゲティナポリタン
・マカロニとツナの和え物
・サフランライス
・サラダ

という超濃厚&ボリュームたっぷり。
普段だったら問題ないのだが、寝不足&疲労&ジュースがぶ飲みで薄まった胃酸状態の体にはヘビーすぎ、食い終わって食休みも不十分なまま走り出したらすっかり気分が悪くなってしまった。
今日はMTBなので空荷だが、ロードだったらサドルバッグに海パンとタオル入れておいて、稲村ケ崎で海水浴・・・なんて甘いスケジュールを立てていてもまずアウトだったろう。

江ノ島まで行ってUターンすると普段ならブルーシールアイスを舐めるのだが、未消化の昼飯が腹の中で大暴れしておりとてもそんな気分ではなくパスしてしまった。 港南区に入ったあたりでようやく腹は落ち着いたのだが、もうちょっと体調が不安定だったら道路に全部ぶち撒いてたかもしれない。危ないとこであった。

ともあれ久々のロングライド。131km走って全身黒コゲとようやく夏らしい一日を満喫できました。

稲村ケ崎から由比ガ浜方面へ

tag : 江ノ島 ツーリング

あち~

20090813134429
只今秋谷を走行中
プロフィール

piccoli

Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

カレンダー
07 | 2009/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
最近の記事
最近のトラックバック
最近のコメント
リンク
フリーエリア
にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ツーリングへ にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 波止釣りへ にほんブログ村 マリンスポーツブログへ にほんブログ村 マリンスポーツブログ シュノーケリングへ
RSSフィード