初の完組ホイール

 通勤用のバイクは何年か前に側溝の蓋にはまってフロントホイールぶっ壊した。 いい加減古いバイクでもあるし、高級なホイールを使うのもなんか無駄な気がしたので、ハブはそのままでアラヤのRM540を星のスターブライトで組みなおした。 ちなみにずっと使っていたのはマヴィックのOPENリムとDTコンペティションスポークの組み合わせで、これがおっそろしく頑丈で調整しなくてもほとんど振れが出ない安心と信頼の組み合わせであるのだが、予算の都合もあり前述の組み合わせにしたのである。 

ちなみに星は国産スポークで一番信頼性が高い奴で決して悪い組み合わせではないはずなのだが、ホイールを買い替えてから今までのうちに何度かスポーク破断の憂き目にあった。リアはマヴィック+DTの組み合わせのままなのだが、今んとこ相変わらずそういうトラブルはないのでやっぱり耐久性はマヴィック+DTの組み合わせのほうが上なんだろうなあと判断せざるを得ない。

んで、先日記憶にある限り3度目くらいのスポーク破断が起きた。自分の体重が増えたことと、お買い物用のママチャリが完全にぶっ壊れてしまい(経年劣化でフレームが折れた)、重い荷物(牛乳とか米とか)を背負って業スまで走っていくことも増えたので余計にダメージが蓄積されたのだと思うが、さすがに3回目となるとまだ破断していない他のスポークもいい加減限界にきている(実際目に見えて変に曲がってるのがある)ことが予想されるので、全部張り替える事を考えなければならない。

 ところがまあこれだけ乗っているともうリムの方も歪みが出て買い換えないといけないかもしれんし、そうでなくても張替の工賃だけでも高くついてしまうらしいので、今回初めて安価な完組ホイールというやつを購入してみた。

購入したのはシマノのR-501というやつで、20本スポークのラジアル組。28本スポークのチネリ組みに慣れていると見た目スカスカでちょっと頼りなげな気がするのだが、まあこの値段だったら3年持てばええやろと納得することにした。



最近めっきり遠ざかっているが、次のお出かけの時にはちょっと遠乗りして性能を確かめてみたい。
スポンサーサイト

ペダル交換

先月あたりからゴリゴリ音を立ててヤバそうだったのでママチャリのペダルを交換した。
最初についていたものも入れれば、なんと4つ目になる。 たかがママチャリでペダルを3回も交換する奴もそうそうないだろう。

最初に交換したのは、クランク交換と同時に食いつきのいいペダルにしたくて導入したウェルゴのペダルだが、それが3年もたずに壊れてしまったのだった。 その後廃車MTBから引っぺがしたペダルを取り付けていたのだが、そいつがついに寿命になったのである。 ボックスレンチで分解してグリスアップでもしとけばよかったのだろうが、回転系は自分でバラすと取り返しがつかないことになりそうだったので敬遠していたのだった。 結局、大学時代に乗っていたGTテクエスタのBB同様、バラしてグリスアップしなかったからベアリング球が潰れて取り返しがつかないことになったのだが・・・。


んで、今回は
・そこそこ食いつきがよく
・シャフトの回転も鈍くなく(安物はもうハッキリわかるくらいベアリングの精度が悪かったり、酷いのになるとちゃんと既定の数のベアリング球が入っておらず、最初からゴリゴリして滑らかに回転しなかったりする)
・トゥクリップがつけられる

事を条件に選んだ。 後からグリスを再注入できるタイオガ・シュアフット6があればと思ったが、仕事場の近くのY's Roadでは目当ての物は置いておらず、手っ取り早く一番安いYsオリジナルの逸品シリーズを購入した。トウストラップを通す穴が開いてないが、使うのはどうせハーフクリップだしまあいいだろう・・・

P1110501.jpg


で、購入後にアマゾンでなんとなく検索したら、VPから全く同じものが出ていてこれはそのOEM品なのだった。



Y's Roadで購入したものは2000円切ってたんだが、どういう事なんだこれ。

恒例の年末たくあんライドが・・・

ぎっくり腰以降、左足に妙なしびれと張りが残ったこともあって長い間自転車はご無沙汰だったのだが、さすがにこれだけは外すわけにはいかぬ・・・ということで、年末恒例の三浦海岸へ海岸天日干し大根の浅漬けたくあん購入ライドへ向かった。

さすがに半年以上ブランクがあると足は完全に錆びつきペースも上がらない。 久里浜駅から野比海岸に出るまでの坂も何度も止まって押しが入る始末であった。 衰えとは悲しいものである。

そしてしばらくこちらに足を延ばしていない間に、野比~津久井浜の辺りもだいぶ様子が変わっていた、砂浜の浸食が激しくなっているせいか、以前駐車場のようになっていたところがざっくりと崩落している。

Honeyview_PC290471.jpg

Honeyview_PC290473.jpg

川をコンクリ張りにして砂が供給されなくなったので各地の砂浜が痩せたりざっくり崩落が起きたりという話を聞くが、身近でもだいぶ深刻な事態になっているようだ。 この辺もそのうち無粋な消波ブロックが積まれてしまうのだろうか。


 予想以上に時間がかかって三浦海岸に降り立つと、いつもびっしり干してある大根はだいぶ取り込まれており、ぶら下がっているのはわずかだった。 ちょうど次の新しい大根を干すまでの間に来てしまったらしい。とりあえず目当ての須原農園に到着したところで悲劇は起こった。

PC290474.jpg

60km以上走ってきて買いに来た人間に何という仕打ちであろうか。 しかしここで買うようになってからこういうのは初めてである。去年はどん詰まりもいいところの30日だったのに余裕で買えたのに今年はいったいどうしたことか。  全身の力が抜けるようなショックを受けたが、まだ買わねば行かぬものはある。気を取り直して坂を上り、引橋の三叉路を折り返していつも買っている農産物の直売所で大根を買うのである。 坂を下りた先にあるすかなごっそ(農協の直売所)で買えばいいと思うのだが、こっちのほうがおもしろい作物も多い。



が、こちらも三浦大根は豊富にあったのだがサラダに良い紅くるりや青皮紅芯はほとんど残っていなかった。  直売所の兄ちゃんによると、、昨日(12/28)から三崎でまぐろ祭り年末ビッグセールをやっており、結構な数のドライバーが国道134号を通ってついでに買っていったようなのだ。 なるほど、たくあんもそれで売り切れてしまったのかもしれぬ。

 不満はおおいに残れども、たくあんが売り切れた理由を解明してなんとなくスッキリして坂を下っていく。 そして普段はもう重さに耐えかねてスルーしてしまうすかなごっそにもちょろっと寄ってを冷かしていくのであった。タコブツなど良さそうなものはあるにはあるのだが、年末年始に食いきれなさそうだし冷蔵庫の容量も限界なので、ここは何も買わずに撤収。 

PC290483.jpg
相変わらずフォトジェニック立石

PC290484.jpg
休日には駐車場が埋まり順番待ちの車列ができるほどだった人気輸入雑貨店のGRANT。去年の秋に閉店して以降ずっと空き家になってしまった

今回は腰と左足の負担も大きいので自宅まで自走せず、片瀬江ノ島駅で自転車を分解し輪行するのだが、よりによってフレームに結ぶ肩掛けバンドを忘れるという大ポカをやらかし、最後の最後まで担ぎで大変な思いをするという何とも締まらないエンディングであった。

この日の走行で完全に体を冷やしてしまったか、たくあんを買えなかったショックが体に来たか、翌日から結構な風邪をひいてしまった。まったく何をやっておるのか。

久々にナチュラルリザーブへ

暑くなってきたし、そろそろ海かなということで葉山へ。
2か月前からぎっくり腰(椎間板ヘルニアっぽい)で腰が痛く足も痺れるので自転車で自走という無茶はしないで電車で向かった。
電車で行くなら真鶴のほうがいいのだが、ここ数ヶ月金欠がひどく、差額の1000円すら惜しいのである。ああ情けない。


そんなわけで京急フリーパスで降り立った新逗子、バスは超満員のため臨時増発便が出たが、それも途中で入りきらなくなった。夏休み最初の土曜、当たり前である。ところが大半は森戸海水浴場か一色海水浴場が目的地のため、自分が潜る芝崎(真名瀬バス停)で降りる人は自分を含めて二人だけだった。

真名瀬の公衆トイレで着替えてから、灼熱の太陽の下ナチュラルリザーブへ向かう。階段手前にはオマワリが目を光らせていた。密漁の監視か、はたまた車上荒らしへの警戒か・・・。

P7220304.jpg


とりあえずウェットスーツを着用し、海へ飛び込む。 水温はかなり高く、ウェットはいらなかった。そして間抜けなことに、少し岸から離れてある程度の深みまで来てジャックナイフで潜ろうとしたところでウェイトをつけていなかったことに気付いた。何をやってんだか。

 今更取りに戻るのも面倒くさいのでそのまま進んでいくが、夏なので当然のことながら透明度は低い。 おまけにどうしたことかムラサキウニがめったやたらと転がっている。ガンガゼじゃないだけまだましだが、うかつに浅場に腹ばいになれないし、うっかり岩もつかめない。 そのうえ突先(鮫島)のほうへ進むごとに濁りがひどくなってきた。

 結局引き返し、エントリーした場所に近いほうでちゃぱちゃぱと楽しむことにした。 地下水の湧出する場所があるのか、濁りが少なく水温がやや低い場所があり、そこなら多少視界が利くのだ。 

 やはり真鶴に比べると透明度の点でビハインドがあるが、採集が禁止されているだけあって貝は豊富でサザエがどっさり生息しているのはなかなか素晴らしい。 ここで育った貝から生まれて孵化した幼生が泳ぎ出してあちこちに定着して増えていくとよいのだが・・・。最も自分はそれほどサザエが好きというわけではないのだけど。


 で、本日の収穫はというと、魚は少なかった。
いや、いるにはいるのだが、濁っていてシャッター切ってもピント合わないし、プランクトンの反射がひどいのよね。
そんなワケで撮れたのはこのくらい。

P7220305.jpg
タカッパ

P7220316.jpg
トウゴロウ

P7220325.jpg
アオヤガラ

P7220330.jpg
アオヤガラ

P7220342.jpg
アオウミウシ

P7220344.jpg
キヌバリ

P7220366.jpg
ハコフグ

P7220371.jpg
カエルウオ

P7220384.jpg
3匹まとめてアオウミウシ
 


tag : スノーケリング

削られた山・武甲山へ

 GW。 いよいよこの時期二つの綺麗な花畑が最盛期を迎える。
一つは茨城は国営ひたち海浜公園のネモフィラ畑。もう一つは埼玉県は秩父の羊山公園の芝桜。 

後者は二年前に雲取山を秩父側へ縦走した際に寄り道して堪能したのであるが、ネモフィラ畑のほうはまだない。ここ数年、どうせ出かけたり、行った先で寄り道するからには「行った事の無いところ」「入ったことの無いお店」を優先するようにしているのだが、その方針に則ればひたち海浜公園を選択するはずだった。

 ところがである。物理的にひたち海浜公園は交通の便が良くない。 安い高速バスは新宿から一日4本しかないし、しかもそれは予約できずに朝の早い者勝ちと来ている。 おまけに最初の一本を逃すと次の便は午後になってしまい、向こうに着くのは夕方。これではちょっと使い物にならん。。。ということになると電車を乗り継ぐしかないのだが、特急だと片道4000円、鈍行乗り継いでいくと2590円だが3時間30分かかるという、日帰りではなかなかハードな行程になってしまう。
ネモフィラ畑自体はなかなかに魅力的ではあるが、これだけ時間と金をかけてそれだけ、というのはちょっと物足りないというのは正直なところ。 ほかにもお楽しみスポットがあればいいのだが、あいにくとこちらは不案内であるし、あったとしてもここに限らず北関東はだいたいアシ(車)が無い事にはどうにもならないのはだいたい予想がつく。

 そんなわけでネモフィラ畑への意気がしぼんでいく一方、秩父のほうは羊山公園の近くに「まだ行った事がない山」があった。 多摩川河川敷からも見える、北側が採石によってざっくり切り取られた魁偉な山、武甲山である。 交通の便が今一つなので敬遠していたが、芝桜もセットであれば行かぬ手はない。 そんなわけで行き先は武甲山と決まった。 できることなら三ツドッケから獅子口小屋~と大縦走していき武甲山へ至るロングトレイルを踏破したいところだが、自分の足では山中ビバークが必至になるし、もう体力がそこまでないので無理はできない。


 そして当日。 時間がかかるので始発で登戸を出発。 南武線、青梅線、八高線、秩父線と何度も乗り換えてようやく横瀬駅に到着。 雲取山や長沢背稜を踏破した時は帰りに武甲温泉に寄ったので2度ほど降りているはずなのだが、朝一なので全く雰囲気が違って戸惑う。 トイレを済まし出発しようとすると、中年の女性から声をかけられた。 なんでも、タクシーで登山口へ行くつもりだったのだが、朝早すぎてまだ迎車してくれないのだという。 自分はうまく乗り合いできればタクシーもアリではあったが、周囲に同じような登山者はいないし、最初から歩くつもりだったので一人で行くことにした。

P4280082.jpg


 とはいえ舗装路を延々歩くのはうんざりするもので、味わい深い古い宿場町とかならまだしも、後半はダンプカーやホイールローダーが行きかう石灰石&セメント工場群の中を歩いていくのでかなり気が滅入る。 「マスク着用」の張り紙があるように粉塵が舞い上がっているし、音もすさまじい。 

P4280092.jpg

P4280094.jpg

 自分は山の中で鉄塔とか採石場(要は文明の痕跡をはっきり認識させられるもの)に行き当たるとがっかりしてしまうタイプなのだが、これだけ巨大な工場群になると話は別。 どういう役目なのかわからないが巨大なシャフトが轟音を立てて回転し、道路の反対側からこちら側まで伝わってくる熱気に触れると、凄まじいパワーに圧倒されてしまった。 やはり巨大メカには無条件で弱いのである。

 工場群を抜けると御嶽神社に到着。 ここからようやく登山道の開始となるが、駅から1時間半近くかかってしまった。 登山の前にこれだけ喧しく危険が多い舗装路を歩かされるのは有り難くないわけで、乗り合いタクシー路線でもないかぎり一回こっきりでここを敬遠する人は少なくないだろうと思う。 マイカー族にはあまり関係のない話ではあるのだが。

P4280098.jpg


 とりあえずここで軽く柔軟をしてから登高開始だが、既に一時間半歩いたせいか、去年の秋ぐらいから続いている不調なのか、左足の脹脛が早くも張ってきた。 平日だが天候に恵まれているせいか、やはりこの辺では随一のメジャー山なせいか、熟年登山者は多く、抜きつ抜かれつで進むのだが、足のせいであまり飛ばせないのが悔しいところ。 大寺山からもまた間が空いてしまったし、なかなかグッドシェイプというわけにはいかない。

 ところで今日は何となく暑くなりそうな予感がしていたので、フリースは持たずに薄手のジップアップシャツとウィンドブレーカーだけにしていたが、その予想は的中し、かなり汗ばんでくる陽気となった。 時折吹く風はひんやりしているのだが、日差しが強いので暑さが勝る感じと言おうか・・・。この分だと昼頃にはかなり蒸し暑くなりそうだ。  


P4280108.jpg

 登山道起点から30分ほどで小さな滝と鍋割山のようなペットボトル置き場、水場に行き当たる。 ここが不動の滝だ。 水場には竹製のコップが置かれていて、これで飲んでみるとさすがに冷たくておいしい。数回おかわりし、ハイドレーションの水もぶちまけて入れ替えてしまった。  ペットボトルは何のためにあるのかわからなかったが、先行していた団体客はガイドツアーだったらしく、リーダー格の人が「上の水洗トイレで使用しますので持てる人は持って行ってくださーい」と呼び掛けているので合点がいった。 なんでも雨水をタンクに貯めて頂上水洗トイレに使用しているらしいが、渇水期や繁忙期には水が足りなくなるので登山者ペットボトル歩荷に頼るのだという。

P4280106.jpg

P4280109.jpg

 元気いっぱいであれば4リットルぐらいいってもいいのだが、あまり万全の体調ではないので2リットルだけザックに詰めていく。 これがうどんのツユやコーヒー、かき氷に化けるのであれば担ぎ上げる甲斐もあるのだが、トイレの水として流されていくだけでは今一つやる気が出ない。

 少し重くなったザックを背に淡々と登る。 何百mかおきに「○×丁目」という道標があるので、やはりてっぺんに神社のある信仰の山なのだなーと実感するのだが、それ以外は眺望が無い杉林の中なのであまり面白くない。 救いは木と木の間が広く、陽光が入りやすいため、奥多摩の低山のようにあまり暗さを感じない事だろうか。

P4280115.jpg

 登山道起点から一時間半ほどしたところで、木々の間の向こうに真っ白い壁のようなものが見えてきた。 採掘場が近いのか。斜面に木が生えておらずガレ石がゴロンゴロン転がっている斜面のようだ。 「この先採掘場に近く危険」「立ち入り禁止」と書かれた看板や通行止めのトラロープが張られている。  草木も生えない不毛なガレ場ではあるが、単調な針葉樹林帯歩きが続くといいアクセントになる。 ふと沖縄の斎場御嶽を思い出してしまった。

P4280117.jpg

P4280119.jpg


 なんとなく樹林がまばらになる分岐に出るともう頂上は近い。 道標に従って進むと立派な神社が見えてきた。いつものことながらこういう山頂に立派な神社やお寺があると建てるの大変だったろうなという思いが先に来てしまう。 立派な神社の脇を通り頂上展望台に向かう。 遠くから見るとピラミッド型の山なので360度パノラマが広がっているのかと思ったが、南側は微妙に木に遮れれており、眺望が開けているのは北~東方向だけであった。

P4280123.jpg

P4280124.jpg

P4280127.jpg

 天気自体はいいのだが、春霞がかかっていてあまりスッキリと遠くが見えない。それでも目を凝らすとモヤモヤの向こう側にうっすらと雪渓が残る浅間山が見えた。 そして西側の樹林の切れ目のあたりに両神山のギザギザ。 そういえば前回羊山公園を訪れたときには武甲山頂から芝桜が見えると言っていたが…あった。かわいらしい白とピンクの一角。 結構広いはずだが、これだけ小さいという事は結構な距離と高度を稼いだという事だ。 こういう時こそ双眼鏡の出番なのにまた忘れてしまったことを悔いつつ展望台を後にする。 

P4280130.jpg
横瀬の街

P4280138.jpg
両神山

P4280140.jpg
浅間方面

P4280139.jpg
拡大

P4280142.jpg

P4280136.jpg
羊山公園

ある程度広さがあればここで昼食にしてしまおうと思ったのだが、あまり広くないし落ち着かない。 北側の斜面はかなり上の方まで採掘されているので、展望台のすぐ下の方に金網が張られており、塔ノ岳や大岳山、大菩薩といった展望抜群山と比べると風情がいまいちなので「ここで弁当を広げる!」「山頂ラーメン!」という強い思いもわいてこない。そんなわけで、神社の裏手のタンクに担ぎ上げたペットボトルの水を注いでしまってから、下の広場のようになっている場所のベンチでカップラを食うことにした。

P4280153.jpg
地下タンクの蓋を開けて注ぐ

P4280155.jpg
神社からベンチの間にカタクリが三輪ほど咲いていた

 食っている間にドヨドヨと曇りはじめ、風が吹いて寒くなってきた。慌ててウィンドブレーカーを着込み、ラーメンをすすりあげて撤収する。荒れる予報はないが、なんだかんだ言って下界より7~8度低いのでこういう天気の時はさっさと降りるに限る。分岐を浦山口方面へ向かう裏参道に取ると、少し降りたところに弁当を広げるのに良さそうな眺望の開けた緩斜面とベンチがあった。 なんだこっちで食べればよかったなと思いつつさらに下っていく。「裏」とはいえこちらも参道なので踏み固められており歩きやすい。 ずんずんと降りていくと「とたたたたたた」という足音と共に前方を細長い尻尾のあるややずんぐりした茶色の生き物が駆け上がっていった。 四足歩行の動物ではなくヤマドリである。 慌ててカメラを取り出すが、電源を入れている間に樹林の間を駆け上がって姿を消してしまった。

 わりかしレアな生き物を見ることができてちょっとご機嫌になりながらさらに下っていくと、「避難小屋」ならぬ「退避小屋」と書かれた小さなトタン張りの崩れかけの小屋を登山道わきにで目にした。 二つ目の退避小屋でようやくわかったのだが、石灰石の採掘の際に派手な発破をやると小石が飛んできたりするのでここに隠れろという事らしい。 ただ、最近では石灰石も中国産のブツに押されていてここでの規模は縮小しているらしいから今は使われることもないのだろう。

P4280168.jpg
退避所

 二つ目の退避小屋を過ぎたあたりで早咲きのツツジを目にした。あと2~3週間したら奥多摩のツツジやシャクナゲも盛期を迎えるのだろうと思いつつ、さらに下っていく。 この辺まで来ると樹林も濃くなってあまり眺望も効かないが、登山道の終点に近くなると今度は綺麗な沢に近づいてくる。 登山道が終わり、砂利を敷いてローラーで均した様な林道に出ると、気持ちの良いせせらぎ沿いをずっと行くことになる。 途中で舗装路になるが、轟音と粉塵が舞う石灰石&セメント工場の間を通るよりはるかにマシだ。 車を置いているのでなければ裏桟道から降りる方が正解だろう。 そのまま林道を下り、1時18分ごろ黄土色というか黄金色の鳥居に到着。 ここが神域の終わりというか登山道の終わりという事でいいだろう。 二回ほどパンパンと手をたたき礼をして駅へと向かった。
 
P4280190.jpg
爽やかなせせらぎ

P4280196.jpg
登山道終点の鳥居

 駅までの途中、霊場と付随する橋立鍾乳洞とやらがあったのだが、この後羊山公園へ行くのと、電車の時間が心配なこともあってスルーしてしまった。なにしろこの辺の電車は一本逃すと次が30分後とか1時間後がざらなのだ。 とはいえ、山全体が石灰岩の武甲山の麓にある鍾乳洞なのだから立派なものなのだろう。 ちょっと惜しいことをした。

P4280200.jpg
何故か廃屋

 後ろ髪を引かれる思いでそのまま歩を進め倒壊したまま放置された民家に首を傾げたりしつつ、一時半ちょっとすぎに浦山口駅に到着。とりあえず一安心のゴール。 一安心すると昼飯はカップ麺、あとちょこっとの行動食だけだったので小腹が空いてきた。 もし美味いB級グルメの店でもあれば食いたいのだが、すぐに食えなければ羊山公園では芝桜祭りをやっているはずなので露店のみそポテトやらなんやらでもいいな・・・と考えを巡らしているうちに電車は御花畑駅へ到着。 ちなみに帰りは公園から横瀬駅まで歩いてしまう予定だが、隣接する西武秩父鉄道駅では数日前に日帰り温泉施設がオープンしていたのであった。 その時は「帰りには武甲温泉!送迎あるし!」という事で頭が占領されていたので全く頭から抜け落ちていたのだが、西武秩父駅では地元B級グルメの食堂もあるし、芝桜公園を見て回った後はここで全部済ませればよかったのである。 予約しているわけでもないのだから温泉なんて臨機応変に変えればいいのだが、年を食って思考に柔軟性が無くなったというか、硬直化してしまったのかも知れない。 もっとも後で「オープン直後の大混雑でとても温泉施設の方は入れる状況じゃなかった」というのをヤマレコで目にすることになるのだが・・・・。

P4280203.jpg
浦山口駅

続きを読む

プロフィール

piccoli

Author:piccoli
 自転車、釣り、スノーケリングにハイキングとアウトドア遊びばっかしてる不良中年です。 主な出没地域は三浦湘南、真鶴に奥多摩周辺。 

カレンダー
03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
最近の記事
最近のトラックバック
最近のコメント
リンク
フリーエリア
にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ツーリングへ にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 波止釣りへ にほんブログ村 マリンスポーツブログへ にほんブログ村 マリンスポーツブログ シュノーケリングへ
RSSフィード